Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード 12c (12.2.1) E69933-01 |
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Application Developer 11gインストールと異なり、Infrastructure 12cインストールでは、サポートされているデータベースで一連の必須スキーマを作成する必要があります。特に、Oracle Fusion Middleware Infrastructure 12cソフトウェアを構成する前に、12cのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、必要なデータベース・スキーマを作成する必要があります。
Oracle Fusion Middleware Infrastructure 12cにアップグレードする前に、要件に応じて次のデータベース・スキーマを1つ以上インストールする必要があります。
サービス表(STB)スキーマ: すべてのOracle Fusion Middleware Infrastructure 12cインストールに必要な新しいスキーマです。このスキーマによって、コンポーネント間ワイヤリングと呼ばれる新しいOracle Fusion Middleware 12c機能が有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のコンポーネント間ワイヤリングに関する項を参照してください。12c (12.1.3)へのアップグレード前にこのスキーマをインストールする必要があります。
OPSSスキーマ: Oracle Platform Security Servicesにデータベースベースのポリシー・ストアを提供します。
表1-1に、11gで使用されるポリシー・ストアの概要およびアップグレード方法を示します。
表1-1 Oracle Fusion Middleware 11gポリシー・ストアのアップグレードの概要
使用しているコンソール | 次のアクションを実行 | 詳細情報 |
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11gのOracle Internet Directory (OID)ベースのポリシー・ストア |
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データベースベースのポリシー・ストアおよびOPSSスキーマ |
アップグレード・アシスタントを使用して、既存の11g OPSSスキーマを作成します。 |
IAUスキーマ: OPSS監査機能に使用されます。
11gで監査データ・ストアを使用しているかどうかおよび使用している監査データ・ストアのタイプに応じて、IAU 12c (12.1.3)スキーマの作成が必要な場合があります。詳細については、表1-2 を参照してください。
表1-2 Oracle Fusion Middleware 11g監査ストアのアップグレードの概要
使用しているコンソール | 次のアクションを実行 | 詳細情報 |
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11gのファイルベースの監査ストア |
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データベースベースの監査ストアおよびIAU 11gスキーマ |
アップグレード・アシスタントを使用して既存の11g IAUスキーマをアップグレードした後、ドメインの再構成時にアップグレードした11gスキーマを参照します。 |