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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorのインストールと構成
12c (12.2.1)
E69955-02
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3 マスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマの作成

この章では、マスターおよび作業リポジトリ(ODI_REPO)データベース・スキーマをRepository Creation Utility (RCU)を使用して作成する方法について説明します。

このタスクは、Oracle Data Integratorエージェント用のドメインを構成する前に必要です。

この章の内容は以下のとおりです。

3.1 動作保証されたデータベースの構成

始める前に、動作保証されたデータベースを適切にインストールして構成したことを確認してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の「データベースおよびデータベース・スキーマのインストール」を参照してください。

3.2 リポジトリ作成ユーティリティの起動

システムのORACLE_HOME/oracle_common/binディレクトリに移動してRCUを起動します。

  1. JAVA_HOME環境変数を、使用中のJDKの場所に設定します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    setenv JAVA_HOME /home/Oracle/Java/jdkversion
    
  2. RCUを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ./rcu
    

    Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:

    rcu.bat
    

3.3 スキーマを作成するためのリポジトリ作成ユーティリティの各画面の移動

この項に示す画面の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のリポジトリ作成画面の理解に関する項を参照してください。

Oracle Data Integratorのスキーマ作成を完了する手順:

  1. RCUを起動し、「次」をクリックします。

  2. 次のいずれかのリポジトリ作成方法を選択します。

    対象のデータベースに対してDBAアクティビティを実行するパーミッションが付与されている場合は、「システム・ロードおよび製品ロードの同時実行」を選択します。

    データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っていない場合は、この画面で「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。これによってSQLスクリプトが生成され、これをデータベース管理者が利用できます。『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のシステム・ロードと製品ロードの理解に関する項を参照してください。

  3. RCUがデータベースに接続するためのデータベース接続の詳細を提供します。


    注意:

    データベースのサービス名が不明な場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイル内のSERVICE_NAMESパラメータから取得できます。初期化パラメータ・ファイルにSERVICE_NAMESパラメータが含まれていない場合、サービス名はDB_NAMEやDB_DOMAINパラメータに指定されているグローバル・データベース名と同じです。

    Oracle RACデータベースの場合は、このフィールドにいずれかのノードのサービス名を指定します。次に例を示します。

    examplehost.exampledomain.com


    「次へ」をクリックして続行し、データベースへの接続が成功したことを通知するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。

  4. 「接頭辞の新規作成」を選択し、カスタム接頭辞を指定してからOracle Data Integratorスキーマを選択します。

    カスタム接頭辞は、これらのスキーマをこのドメイン専用に論理的にグループ化するために使用します。ドメイン間でのスキーマ共有はサポートされていないため各ドメイン用のスキーマの一意のセットを作成する必要があります。


    ヒント:

    カスタム接頭辞の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください。

    マルチドメイン環境のスキーマを構成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの作成計画に関する項を参照してください。


    スタンドアロン・インストールからRCUを実行している場合は、次が表示されます。

    rcu_select_components_sa.gifの説明が続きます
    図「rcu_select_components_sa.gif」の説明

    エンタープライズ・インストールからRCUを実行している場合は、次が表示されます。

    rcu_select_components_jee.gifの説明が続きます
    図rcu_select_components_jee.gifの説明


    注意:

    すでにODI Studioを使用してODIリポジトリを作成した場合は、ここでODIエントリの選択を解除し、依存スキーマのみを作成します。構成ウィザードで、STBスキーマから依存スキーマ接続を取得した後、手動でODIリポジトリ詳細を入力します



    ヒント:

    ここで入力したカスタム接頭辞は、後でドメイン作成プロセスで必要になるため、書き留めておいてください。

    「Oracle Data Integrator」を選択し、「次」クリックして次に進み、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを確認するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。

  5. データベースでのスキーマ・パスワードの設定方法を指定した後、パスワードを指定して確認します。


    ヒント:

    この画面で設定したパスワードを書き留めておく必要があります。これは後でドメインの作成時に必要になります。

  6. マスター・リポジトリおよび作業リポジトリのカスタム変数を指定します。

    rcu_custom_variable.gifの説明が続きます
    図rcu_custom_variable.gifの説明


    ヒント:

    この画面のフィールドの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム変数に関する項を参照してください。

  7. 残りのRCU画面を最後までナビゲートし、スキーマ作成を完了します。「完了サマリー」画面が表示されたら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。