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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorのインストールと構成
12c (12.2.1)
E69955-02
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2 Oracle Data Integratorのインストール

この章では、Oracle Data Integratorのインストールと構成の方法について説明します。

この章の内容は以下のとおりです。

2.1 インストール・プログラムの起動

Oracle Data Integratorをインストールする手順:

  1. ターゲット・システムにログインします。

  2. 動作保証されたJDKがシステムに存在していることがインストーラでは必要です。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成」ページで12c (12.2.1)用の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。

  3. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  4. インストールfmw_12.2.1.0.0_odi_Disk1_1of2.zipおよびfmw_12.2.1.0.0_odi_Disk1_2of2.zipファイルを解凍します。

  5. 次に示すように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jarを呼び出して、インストール・プログラムを起動します。

    /home/Oracle/jdk1.8.0_60/bin/java -jar fmw_12.2.1.0.0_odi.jar
    

    /home/Oracle/jdk1.8.0_60/bin/javaは、システム上のJDKの場所で置き換えてください。

インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備が完了しています。各インストール・プログラム画面の詳細は、第2.2項を参照してください。

2.2 インストール画面のナビゲートによるOracle Data Integratorのインストール

インストール・プログラムでは表2-1に記載された順番で一連の画面が表示されます。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。

表2-1 Oracle Data Integratorのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

この画面は、このホストに初めてOracle製品をインストールする場合に表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracleインベントリの理解に関する項を参照してください。

ようこそ

これは、製品インストーラの開始画面です。

インストール場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

  • Java EEエージェントおよびスタンドアロン・コロケート・エージェントは、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャを含む既存のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。

  • スタンドアロン・エージェントは、新しい空のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングのインストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

この画面を使用して、インストール・タイプを選択します。

Java EEエージェントまたはスタンドアロン・コロケート・エージェントのトポロジを作成するには、「エンタープライズ・インストール」を選択し、既存のOracleホーム・ディレクトリにインストールします。

スタンドアロン・エージェントのトポロジを作成するには、「スタンドアロン・インストール」を選択します。

ODI Studioは、すべてのインストール・タイプで使用可能です。詳細は、第4章「Oracle Data Integrator Studioの構成」を参照してください。

前提条件のチェック

この画面で、システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。

警告メッセージまたはエラー・メッセージが表示された場合、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングの動作保証、システム要件および相互運用性の確認に関する項に示されているいずれかのドキュメントを参照してください。

セキュリティ更新の指定

Oracle Supportアカウントをお持ちの場合、この画面を使用して、セキュリティ更新を受け取る方法を指定します。

所有していなくてこの手順をスキップする場合、チェック・ボックスの選択を解除し、フォローアップのダイアログ・ボックスで選択を確認します。

インストール・サマリー

この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


2.3 ODIのインストールの検証

インストールの完了後、次のタスクを正常に実行することでインストールを検証できます。

2.3.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルとその場所の詳細は、第B.2項「インストール・ログ・ファイルと構成ログ・ファイルの理解」を参照してください。

2.3.2 ディレクトリ構造のチェック

ODIインストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項を参照してください。

2.4 サイレント・モードでのOracle Data Integratorのインストール

インストーラの起動時にコマンドラインで-silentフラグを使用して、ODIをインストールできます。

サイレント・インストールまたはコマンドライン・インストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』の「サイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用」を参照してください。

レスポンス・ファイルの例

Oracle Data Integratorをサイレント・モードでインストールするためのレスポンス・ファイルの例を次に示します。

エンタープライズ・インストールの場合:

[ENGINE]
 
#DO NOT CHANGE THIS.
Response File Version=1.0.0.0.0
 
[GENERIC]
 
#The oracle home location. This can be an existing Oracle Home or a new Oracle Home
ORACLE_HOME=/scratch/aganeriw/odi1213enterprise
 
#Set this variable value to the Installation Type selected. e.g. Standalone Installation, Enterprise Installation.
INSTALL_TYPE=Enterprise Installation

スタンドアロン・インストールの場合:

[ENGINE]
 
#DO NOT CHANGE THIS.
Response File Version=1.0.0.0.0
 
[GENERIC]
 
#The oracle home location. This can be an existing Oracle Home or a new Oracle Home
ORACLE_HOME=/scratch/aganeriw/odi1213standalone
 
#Set this variable value to the Installation Type selected. e.g. Standalone Installation, Enterprise Installation.
INSTALL_TYPE=Standalone Installation
 
#Provide the My Oracle Support Username. If you wish to ignore Oracle Configuration Manager configuration provide empty string for user name.
MYORACLESUPPORT_USERNAME=
 
#Provide the My Oracle Support Password
MYORACLESUPPORT_PASSWORD=<SECURE VALUE>
 
#Set this to true if you wish to decline the security updates. Setting this to true and providing empty string for My Oracle Support username will ignore the Oracle Configuration Manager configuration
DECLINE_SECURITY_UPDATES=true
 
#Set this to true if My Oracle Support Password is specified
SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT=false
 
#Provide the Proxy Host
PROXY_HOST=
 
#Provide the Proxy Port
PROXY_PORT=
 
#Provide the Proxy Username
PROXY_USER=
 
#Provide the Proxy Password
PROXY_PWD=<SECURE VALUE>
 
#Type String (URL format) Indicates the OCM Repeater URL which should be of the format [scheme[Http/Https]]://[repeater host]:[repeater port]
COLLECTOR_SUPPORTHUB_URL=