パッチを複数のホストに適用するには、opatchauto apply
コマンドを使用します。これは、opatchauto apply -analyze
と同じコマンドですが、パッチを適用する準備が整っているときに-analyze
引数を削除する点が異なります。
このトピックでは、複数のホスト上のOracle Fusion Middleware環境にパッチを適用するためにopatchauto apply
コマンドを使用する例を示します。
この例では、次の内容が想定されています。
ダウンロードしたパッチは、My Oracle Supportでのパッチ番号の名前が付けられたディレクトリに保存されます。この場合、パッチ番号は15941858です。
ORACLE_HOME
/OPatch
ディレクトリからOPatchAutoコマンドを実行し、コマンドへの引数としてパッチの場所(PATCH_HOME)を含めます。
注意:
opatchauto apply
コマンドを実行する場合、コマンド出力内のセッションID (EKZRなど)をメモしてください。これにより、パッチを後でロールバックすることを決定した場合、ロールバック・プロセスが容易になります。
opatchauto apply PATCH_HOME -topology fmwcomposer_topology_file -wallet wallet_location -walletPassword password_ifneeded
次に例を示します。
opatchauto apply /home/oracle/patches/15941858 -topology /tmp/topology.xml -wallet /tmp/samplewallet -walletPassword password