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Oracle® Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール
12c (12.2.1)
E69932-01
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E インストール・ログ・ファイルおよび構成ログ・ファイルの構成

この付録では、インストーラおよび構成ウィザードによって作成されるログ・ファイルについて説明します。

ログ・ファイルには、インストールまたは構成において発生する問題のトラブルシューティングに役立つ情報が含まれます。

この付録の内容は次のとおりです。

E.1 インストール・ログ・ファイル

デフォルトでは、インストーラはログ・ファイルをCentral_Inventory_Location/log (UNIXオペレーティング・システムの場合)またはCentral_Inventory_Location\logs (Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリに書き込みます。UNIXオペレーティング・システムでは、Oracle中央インベントリの場所が不明な場合は、次のディレクトリ(デフォルトの場所)に格納されているoraInst.locファイルでその場所を検索できます。

  • Linuxの場合: /etc/oraInst.loc

  • HP-UX、IBM AIX、Mac OS XおよびSolarisの場合: /var/opt/oracle/oraInst.loc

Windowsオペレーティング・システムの場合、中央インベントリ・ディレクトリの場所は%SystemDrive%\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。

次のインストール・ログ・ファイルがログ・ディレクトリに書き込まれます。

  • installdate-time-stamp.log

    これは、メインのログ・ファイルです。

  • installProfiledate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、全体的な統計(インストールにかかった時間や、構成、メモリーおよびCPUの詳細など)が含まれます。

  • oraInstalldate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、その他のログ出力が含まれます。

  • oraInstalldate-time-stamp.err

    このログ・ファイルには、その他のログ出力が含まれます。

ロギング・レベルを変更してロギングの詳細情報を増減するには、次のようにします。

インストーラの起動時にコマンドラインから-logLevelオプションを指定します。次に例を示します。

java -jar fmw_12.2.1.0.0_infrastructure.jar  -logLevel finer

時間の使用状況に関する情報をログに記録するには、次のようにします。

インストーラの起動時にコマンドラインから-printtimeオプションを指定します。-printtimeオプションでは、time<timestamp>.logファイルを作成して、要求されたOracle Universal Installerの操作(-installなど)の各種要素の実行にかかった時間に関する情報を記録します。次に例を示します。

java -jar fmw_12.2.1.0.0_infrastructure.jar  -printtime

timeTakendate-time-stamp.logファイルおよびtimedate-time-stamp.logファイルについて、簡単に説明します。

  • timeTakendate-time-stamp.log

    このファイルには、画面間の移動にかかった時間の情報が含まれます(GUIインストールの場合のみ)。

  • timedate-time-stamp.log

    このファイルには、コピー・セッションに関する時間情報が含まれます。

E.2 構成ログ・ファイル

構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次に示すとおり、-logオプションを指定して構成ウィザードを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./config.sh -log=log_filename -log_priority=log_level

Windowsオペレーティング・システムの場合:

config.cmd -log=log_filename -log_priority=log_level

-logおよび-log_priorityオプションの詳細は、次の表を参照してください。

表E-1 構成ウィザードのログ・ファイルのオプション

オプション 説明

-log

ログ・ファイルの格納場所を指定します。

log_filenameに絶対パスを指定すると、その場所にログ・ファイルが作成されます。ファイル名のみを指定し、パスを指定しない場合、ログ・ファイルはOracleホームのlogsディレクトリに作成されます。

-logと指定できるその他の値は次のとおりです。

  • stdout

    これは、エラー・メッセージを標準出力ストリームに書き込みます。

  • stderr

    これは、エラー・メッセージを標準エラー・ストリームに書き込みます。

  • disable

    デフォルトのロギングを無効にして、ORACLE_HOME/logs(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME\logs(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルが生成されないようにします。

-log_priority

記録されるログの詳細レベルを指定します。

次に、受入れ可能な値のリストを、最も詳細なものから順に示します:

  • debug

  • info

  • warning

  • error

  • fatal