次のトピックでは、リポジトリ作成ユーティリティの新機能と変更された機能について、およびこのガイドに記載されるその他の重要な変更について紹介し、詳細情報の参照先を示します。このドキュメントは、以前『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』というタイトルだったドキュメントの新版です。
リポジトリ作成ユーティリティの12c (12.2.1)には、スキーマ作成に関して次の新機能と変更された機能があります
透過的データ暗号化(TDE)がOracleデータベースで有効化されている場合、RCUはコマンド行およびグラフィカル・インタフェースでオプションを指定して、暗号化表領域を作成します。
詳細は、「表領域の暗号化」を参照してください。
12c (12.1.3)では、RCUはORACLE_HOME
/oracle_common/rcu/log/logdir.
date_timestamp
/rcu.log
を、デフォルトのログの場所として使用しました。12c (12.2.1)では、ログ・ファイルは、システムの一時ディレクトリの中のRCU
date_timestamp_random_number
\logs
ディレクトリに(デフォルトで)書き込まれます。
詳細は、「RCUログ・ファイル」を参照してください。
RCU操作は、レスポンス・ファイルを使用して実行され、これにより、テキスト・ファイルを使用して、有効なすべてのRCUコマンド行パラメータの値をRCUに指定できます。
詳細は、「レスポンス・ファイルの使用」を参照してください。
ウォレットはサイレント状態で使用され、コマンド行にパスワードを直接入力せずに、RCUにパスワード資格証明を格納および指定することができます。
RCUをコマンド行で実行する詳細は、「-silentコマンドの使用」を参照してください。
サイレントのRCU操作を使用して、指定されたOracleホームのコンポーネントIDのリストを生成できます。
詳細は、「コマンド行からのOraclホームのコンポーネントのリストの生成」を参照してください。
12c (12.2.1)でこのガイドは何箇所か更新されています。次に、追加または変更された項を示します。
TDE (Transparent Data Encryption)がデータベース(OracleまたはOracle EBR)内で有効化されている場合、暗号化表領域をRCUで作成する方法を説明する項が追加されています。「表領域の暗号化」を参照してください。
RCU操作の実行のためにレスポンス・ファイルを生成および使用する方法を説明する項が追加されています。「レスポンス・ファイルの使用」を参照してください。
指定されたOracleホームのコンポーネントIDのリストを、コマンド行から生成する方法を説明する項が追加されています。「コマンド行からのOraclホームのコンポーネントのリストの生成」を参照してください。
デフォルトのRCUのログの場所が変更されています。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでは、主要なRCUログ(rcu.log
)およびコンポーネント・ログ・ファイルは、デフォルトで/tmp/RCUdate_timestamp_random_number/logs
ディレクトリに書き込まれるようになりました。「RCUログ・ファイル」を参照してください。