Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート 12c (12.2.1) E69917-02 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
この章では、Oracle Fusion Middlewareの管理に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。内容は次のとおりです。
テストから本番への移行については、次の制限に注意してください。
Windowsでソース環境にOracle Data Integratorがある場合、pasteConfigスクリプトを実行する前にHOSTNAMEをシステム変数として設定する必要があります
WindowsでOracle Data Integratorを使用している場合、pasteConfigスクリプトの実行後にconfig.propertiesファイルを次のように更新します。
odi.shared.config.dir.path=%DOMAIN_HOME%/config/oracledi
Oracle Platform Security Servicesを移行し、データをLDAP間で移行する場合、ソースとターゲットのLDAPドメインのコンポーネント階層は同一である必要があります。同一でないと、Oracle Platform Security Servicesのデータ移行は失敗します。たとえば、ソースの階層がdc=us,dc=com
として構成されている場合、ターゲットLDAPにも同一のドメイン・コンポーネント階層が必要です。
Windowsの場合は、copyConfigスクリプトを実行する前にノード・マネージャおよびすべての構成済のシステム・コンポーネントを停止する必要があります。
移動スクリプトでは、マルチテナンシが有効な環境はサポートされません。
Windowsで、SSLのみのモードがWebCenter ContentとCaptureの両方を含む構成で有効な場合、pasteConfig操作が失敗します。これはLinuxでは問題になりません。
この問題を回避するには、移動スクリプトを実行する前にSSLポートに加えて非SSLポートを有効にします。その後、copyBinary、paste Binary、copyConfigおよびpasteConfigスクリプトを実行します。スクリプトが正常に完了したら、SSLのみの環境になるようターゲット環境で非SSLポートを無効にします。
pasteConfigの実行時、アーカイブにOracle Platform Security Servicesが含まれる場合、スクリプトが次のエラーを返す場合があります。
oracle.security.audit.util.StrictValidationEventHandler handleEvent WARNING: Failed to validate the xml content. Reason: cvc-complex-type.2.4.b: The content of element '' is not complete. One of '{"http://xmlns.oracle.com/ias/audit/audit-2.0.xsd":source}' is expected.. Apr 24, 2013 6:28:29 AM oracle.security.audit.util.StrictValidationEventHandler handleEvent WARNING: Failed to validate the xml content. Reason: cvc-complex-type.2.4.b: The content of element '' is not complete. One of '{"http://xmlns.oracle.com/ias/audit/audit-2.0.xsd":source}' is expected..
これらのエラーは無視できます。
Oracle Business Activity Monitoringを含む環境の場合、pasteConfigスクリプトの実行後に次の軽度なエラー・メッセージがbamcommand.log.0ログ・ファイルに含まれる場合があります。
oracle.beam.impexp.commandline.util.ImportExportClient.main: Exception occurred in method Import/Export(-dbusername,DEFAULT,-dburl,DEFAULT,-dbdriver,DEFAULT,-cmd,import, -file,/scratch/aime/t2pprodsoa/soa/bam/bin/BAMT2PEMSArtifacts.zip,-mode,append) Exception: java.io.FileNotFoundException: /scratch/oracle/t2pprodsoa/soa/bam/bin/BAMT2PEMSArtifacts.zip (No such file or directory)
このメッセージは無視できます。
Oracle Business Activity Monitoringを含む環境の場合、copyConfigまたはpasteConfigスクリプトの実行後に次の軽度なエラー・メッセージがログ・ファイルに含まれる場合があります。
<Apr 29, 2014 1:04:39 AM MDT> <Warning> <JNDI> <BEA-050001> <WLContext.close() was called in a different thread than the one in which it was created.>
このメッセージは無視できます。
Oracle HTTP ServerなどのWeb層コンポーネントを含む環境を移動する場合、copyBinaryスクリプトで次のメッセージが返される場合があります。
Warning Message :1 Nov 20, 2014 10:47:57 - WARNING - CLONE-20266 Unable to archive a file. Nov 20, 2014 10:47:57 - CAUSE - CLONE-20266 The file "/scratch/oracle/webtier6400/network/log/cgisock.9465" did not have sufficient permission to access. Nov 20, 2014 10:47:57 - ACTION - CLONE-20266 Correct the permission of above file and run copyBinary again.
このメッセージは無視して問題ありません。
自動パージが有効になっていない場合または手動パージが頻繁に実行されていない場合、MDSデータベース・リポジトリに大量の古い(最新ではない)バージョンが蓄積されている可能性があります。この結果、次回のパージ操作に大変長い時間(場合によっては数時間)がかかる可能性があります。この場合、システム・パフォーマンスへの影響を回避するためにパージ操作を終了させる必要がある可能性があります。現在は、Oracle Fusion Middlewareツールを使用してパージ操作を終了することはできません。かわりに、データベース・レベルでこれを行う必要があります。
パージ操作を終了するには、DBAに連絡します。DBAは、purgeMetadata操作が実行されているデータベース・セッションを識別してそのセッションを強制終了し、パージを停止できます。なお、MDSは1回の反復で300ドキュメントをパージして変更をコミットし、すべてのパージ可能なドキュメントを処理するまで繰り返します。そのため、データベース・セッションを強制終了しても、コミット済の反復されたパージに影響することはありません。
Oracle HTTP Server用にSSLを構成する場合、証明書チェーン全体(ルートCA、中間CAなど)のインポートが必要な場合があります。
Internet Explorerなどの特定のブラウザでは、SSLハンドシェイクが機能するように証明書チェーン全体をブラウザにインポートする必要があります。証明書が中間CAによって発行されている場合、証明書チェーン全体がブラウザで利用できることを確認する必要があり、そうしないとハンドシェイクが失敗します。チェーンの中間証明書の期限が切れている場合、チェーンのすべての証明書(OHSサーバーなど)とともに更新する必要があります。
この項では、構成の問題および回避策について説明します。次のトピックが含まれます:
Fusion Middleware Controlの「サービス表」ページには、共有サービス表が含まれています。共有サービス表はサポートされていません。
この時点でドキュメントの訂正箇所はありません。