Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート 12c (12.2.1) E69917-02 |
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この章では、Oracle Fusion Middlewareの高可用性に関する問題について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
この項の内容は、次のとおりです。
高可用性を活用できるエンタープライズ・デプロイメントでは、Oracle BAMを構成して、サーバーに障害が発生した場合に特定のサービスをクラスタ内の別の管理対象サーバーに移行する自動サービス移行を使用することをお薦めしています。
ただし、Oracle BAMが恒常的に負荷の高いUser Messaging Service (UMS)メッセージを生成しているいくつかのシナリオでは、管理対象サーバーの障害によっていくつかのアラート・メッセージがUMSキューにスタックされたままになる可能性があります。これは、現在UMS 12c (12.1.3)は自動サービス移行をサポートしていないためです。
この問題を回避するには、障害が発生したOracle BAM管理対象サーバーを再起動してUMSキューのメッセージをリカバリします。BAMサーバーの障害発生後に適切な容量と負荷持続性を復旧させるには、次の2つのことを行う必要があります。
障害が発生した管理対象サーバーを再起動します。
移行されたサービスを元の管理対象サーバーにフェイルバックします。
詳細は、『Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』の自動サービス移行発生後のOracle BAMサービスのフェイルバックに関する項を参照してください。
BAMサーバーを再起動するとご使用のシステムのリカバリ時間目標(RTO)を満たさなくなる場合は、デフォルトのJMSプロバイダのかわりにアドバンスト・キューイング(AQ) JMSでUMSを構成できます。詳細は、『Oracle User Messaging Serviceの管理』の付録BにあるAQ JMSによるUser Messaging Serviceの構成に関する項を参照してください。