Oracle® Fusion Middleware SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール 12.2.1 E69954-02 |
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この章を利用して、Quick Startインストールに追加する各コンポーネントのインストール・プロセスについてひととおり確認してください。また、この章を利用して完全に構成されたコンパクト・ドメインにコンポーネントを追加することもできます。
この章の内容は次のとおりです。
Quick Startインストールおよび構成ロードマップは、次のとおりです。
手順 | 説明 |
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インストールを計画します。 |
第1章を使用して、目的を満たすディストリビューションおよび構成パスを決定します。 |
Quick Startディストリビューションをダウンロードしてインストールします |
Oracle SOA SuiteまたはOracle Business Process Management SuiteのQuick Startをダウンロードしてインストールしました。 |
コンパクト・ドメインを構成します。 |
コンパクト・ドメインを構成または再構成します。 |
アプリケーションを開発またはテストします。 |
アプリケーションを開発またはテストします。 |
Oracle B2B、Oracle HealthcareおよびOracle Managed File TransferをQuick Startインストールに追加するには、個別のインストーラをダウンロードする必要があります。これらのインストーラは、「Quick StartへのOracle B2B、Oracle SOA Suite for Healthcare IntegrationまたはOracle Managed File Transferのインストール」で説明されています。
Oracle Business Activity MonitoringおよびOracle Enterprise Scheduler向けの個別のインストーラはありません。これらのコンポーネント用のコンパクト・ドメインは、ドメイン構成ウィザードで直接構成できます。ドメイン構成ウィザードを使用してコンパクト・ドメインを更新する方法は、「コンパクト・ドメインの更新」を参照してください。
ヒント:
リポジトリ作成ユーティリティおよびFusion Middleware構成ウィザードの起動回数を最小限に抑えるには、RCUまたは構成ウィザードを起動する前に、追加対象のコンポーネントのすべてのインストーラを実行します。各インストーラによって製品固有のスキーマ・セットがアクティブになり、さらに、製品固有の一連の構成テンプレートを使用できるようになります。
Oracle Event Processingコンポーネントを使用してアプリケーションを実行するためのランタイム環境を使用することもできます。このプロセスは、「Oracle Event Processingデザインタイムの理解」で確認します。
この項では、Oracle B2B、Oracle SOA Suite for Healthcare IntegrationまたはOracle Managed File TransferをQuick Startディストリビューションに追加する方法を説明します。
この項では、次のインストール・プロセスについて説明します。
この項では、Quick StartへのOracle B2Bのインストール方法について説明します。「Oracle B2Bについて」に記載されているOracle B2Bのインストール・オプションについて理解しておいてください。
この項の内容は次のとおりです。
完全なB2Bインストーラを実行せずに、限定的なOracle B2Bユーザー・インタフェースをアクティブ化するには、次のプロパティをOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで設定します。
b2b.docPluginList=Custom
このプロパティを設定しないと、インバウンド・ドキュメントがXEngineのルックアップ・エラーで失敗します。このインタフェースではカスタム・ドキュメントを使用できます。
MBeanブラウザの使用に関する詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のFusion Middleware ControlのMBeanブラウザの使用のスタート・ガイドに関する項を参照してください。
Oracle B2BとOracle SOA Suite for Healthcare Integrationは同じインストーラを共有します。fmw_12.2.1.0.0_b2b_Disk1_1of1.zip
という名前のインストーラzipファイルを入手してください。
コマンド・プロンプトで、インストーラのダウンロード先ディレクトリに移動します。内容を解凍します。複数の.jarファイルが含まれている可能性がありますが、起動する必要があるのはfmw_12.2.1.0.0_b2bhealthcare.jar
のみです。
適切なコマンドでウィザードを起動します。
インストーラ | 実行コマンド |
---|---|
UNIX用の汎用インストーラ |
%JAVA_HOME/bin/java -jar fmw_12.2.1.0.0_b2bhealthcare.jar
|
Windows用の汎用インストーラ |
スタート メニューでcmd.exeを検索します。cmd.exeを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。 コマンド・プロンプトで、システム上のJDKに含まれるJava実行可能ファイルを使用します。コマンドは次のようになります。 %JAVA_HOME%\bin\java -jar fmw_12.2.1.0.0_b2bhealthcare.jar
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インストーラを起動すると、表9-1の一連の画面が、記載されている順番でインストール・ウィザードに表示されます。
表9-1 Oracle B2Bのインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
ようこそ |
製品のインストーラの紹介画面です。 |
インストール場所 |
この画面を使用して、Quick StartのOracleホームの場所を指定します。新しいOracleホームは作成しません。 |
インストール・タイプ |
「B2B」オプションを選択します。これにより、Oracle B2Bユーザー・インタフェースとXEngineがインストールされます。 |
前提条件チェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 |
インストール・サマリー |
この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。 |
インストールの進行状況 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 |
インストール完了 |
インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してください。 |
インストール・ウィザードを終了すると、ドメイン構成で「テンプレート」画面を選択できるようになります。
この項では、Quick StartインストールをOracle SOA Suite for Healthcare Integration用に構成する方法を説明します。次に進む前に、「Oracle SOA Suite for healthcare integrationについて」に記載されているOracle SOA Suite for healthcare integrationの各種構成オプションについて理解しておいてください。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle B2BとOracle SOA Suite for Healthcare Integrationは同じインストーラを共有します。fmw_12.2.1.0.0_b2b_Disk1_1of1.zip
という名前のインストーラzipファイルを入手してください。
コマンド・プロンプトで、インストーラのダウンロード先ディレクトリに移動します。内容を解凍します。複数の.jarファイルが含まれている可能性がありますが、起動する必要があるのはfmw_12.2.1.0.0_b2bhealthcare.jar
のみです。
適切なコマンドでウィザードを起動します。
インストーラ | 実行コマンド |
---|---|
UNIX用の汎用インストーラ |
%JAVA_HOME/bin/java -jar fmw_12.2.1.0.0_b2bhealthcare.jar
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Windows用の汎用インストーラ |
スタート メニューでcmd.exeを検索します。cmd.exeを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。 コマンド・プロンプトで、システム上のJDKに含まれるJava実行可能ファイルを使用します。コマンドは次のようになります。 %JAVA_HOME%\bin\java -jar fmw_12.2.1.0.0_b2bhealthcare.jar
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インストーラを起動すると、表9-2の一連の画面が、記載されている順番でインストール・ウィザードに表示されます。
表9-2 Oracle SOA Suite for Healthcareのインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
ようこそ |
製品のインストーラの紹介画面です。 |
インストール場所 |
この画面を使用して、Quick StartのOracleホームの場所を指定します。新しいOracleホームは作成しません。 |
インストール・タイプ |
B2BとHealthcareを選択して、B2Bユーザー・インタフェース、Healthcareユーザー・インタフェース、XEngineおよびHealthcareライブラリをインストールします。 |
前提条件チェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 |
インストール・サマリー |
この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。 |
インストールの進行状況 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 |
インストール完了 |
インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してください。 |
インストール・ウィザードを終了すると、ドメイン構成でOracle SOA Suite for Healthcare Integrationのテンプレートを「テンプレート」画面で選択できるようになります。
Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースを使用して医療ドキュメントを交換する場合は、「Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースのアクティブ化」のHealthcareユーザー・インタフェースをアクティブ化するために必要なすべてのインストール後の手順を確認する必要があります。
この項では、Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースをアクティブにして、デフォルトのOracle B2Bインタフェースと置き換える方法を説明します。次に進む前に、「Oracle SOA Suite for healthcare integrationについて」に記載されているユーザー・インタフェースのオプションについて必ず理解しておいてください。
すでにOracle SOA Suite for Healthcare Integrationインストーラが実行されており、B2BとHealthcareインストール・オプションが選択されているはずです。ここで、次の手順を実行します。
Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースの詳細は、Oracle SOA Suite Healthcare Integrationユーザーズ・ガイドのOracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースの使用に関する項を参照してください。
この項では、Oracle Managed File Transferのインストール・プロセスについて説明します。このインストーラは、Quick Startコンパクト・ドメインをOracle Managed File Transferランタイム・コンポーネントで構成する前に実行する必要があります。
fmw_12.2.1.0.0_mft_Disk1_1of1.zip
という名前のインストーラzipファイルを入手します。
コマンド・プロンプトで、インストーラのダウンロード先ディレクトリに移動します。内容を解凍します。複数の.jarファイルが含まれている可能性がありますが、起動する必要があるのはfmw_12.2.1.0.0_mft.jar
のみです。
適切なコマンドでウィザードを起動します。
インストーラ | 実行コマンド |
---|---|
UNIX用の汎用インストーラ |
%JAVA_HOME/bin/java -jar fmw_12.2.1.0.0_mft.jar
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Windows用の汎用インストーラ |
スタート メニューでcmd.exeを検索します。cmd.exeを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。 コマンド・プロンプトで、システム上のJDKに含まれるJava実行可能ファイルを使用します。コマンドは次のようになります。 %JAVA_HOME%\bin\java -jar fmw_12.2.1.0.0_mft.jar
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インストーラを起動すると、表9-3の一連の画面が、記載されている順番でインストール・ウィザードに表示されます。
表9-3 Oracle Managed File Transferのインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
ようこそ |
製品のインストーラの紹介画面です。 |
インストール場所 |
この画面を使用して、Quick StartのOracleホームの場所を指定します。新しいOracleホームは作成しません。 |
前提条件チェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 |
インストール・サマリー |
この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。 |
インストールの進行状況 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 |
インストール完了 |
インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してください。 |
インストール・ウィザードを終了すると、ドメイン構成でOracle Managed File Transferテンプレートを「テンプレート」画面で選択できるようになります。
必要なコンポーネントのインストーラの実行を完了した後、RCUを実行します。
コンパクト・ドメインの最初の構成が完了していない場合は、「Oracle Business Process Management Suite用のコンパクト・ドメインの構成」に戻ってください。
コンポーネントを既存のコンパクト・ドメインに追加する場合、「コンパクト・ドメインの更新」を参照してください。
この項では、追加コンポーネントに合せてコンパクト・ドメインを再構成する場合に実行可能なアクションについて説明します。
Oracle B2B、HealthcareまたはManaged File Transferを追加するには、次の手順に進む前に「Quick StartへのOracle B2B、Oracle SOA Suite for Healthcare IntegrationまたはOracle Managed File Transferのインストール」の説明に従って個別のインストーラを実行する必要があります。
Quick StartディストリビューションのORACLE_HOME
/oracle_common/common/bin
に移動して、構成ウィザードを起動します。
このタスクのコマンドの例を次に示します。
UNIX |
cd ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin
./config.sh
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Windows |
cd ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin
config.cmd
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続いて、次の構成画面に従って進みます。
「構成タイプ」画面で、「既存ドメインの更新」を選択します。
「ドメインの場所」フィールドで、更新するコンパクト・ドメインの場所を選択します。
「テンプレート」画面で「製品テンプレートを使用してドメインを更新」が選択されていることを確認します。インストール済のテンプレートはグレー表示されます。
インストールに追加するコンポーネントのテンプレートを選択します。
Oracle SOA Suite for healthcare integration - 12.2.1.0 [soa]
注意:
HIPAAドキュメントの場合、Oracle SOA Suite for healthcare integration - 12.2.1.0 [soa]テンプレートおよびOracle B2B - 12.2.1.0 [soa]テンプレートの両方を選択する必要があります。
HL7ドキュメントの場合、Oracle SOA Suite for healthcare integration - 12.2.1.0 [soa]テンプレートのみ選択する必要があります。
Oracle B2B - 12.2.1.0 [soa]
Oracle Managed File Transfer - 12.2.1.0 [mft]
Oracle Business Activity Manager - 12.2.1.0 [soa]
Oracle Enterprise Scheduler Service Basic - 12.2.1.0 [oracle_common]
Oracle Enterprise Manager Plugin for ESS - 12.2.1.0 [em]
「RCUデータ」を選択して、この画面に示されるフィールドをアクティブ化します。ドメインを最初に構成したときに指定した値がすべてのフィールドに自動入力されます。
「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、操作が成功したことを示しています。
Connecting to the database server...OK Retrieving schema data from database server...OK Binding local schema components with retrieved data...OK Successfully Done.
注意:
「RCUデータ」オプションの詳細は、リポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。
この画面のその他のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のデータベース構成タイプに関する項を参照してください
「コンポーネント・データソース」画面の値が、すべてのスキーマについて適切であることを確認します。前の画面で「RCUデータ」を選択した場合、スキーマ表には適切な値がすでに挿入されています。
「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、構成したデータソース接続をテストします。「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。
問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。
ヒント:
この画面のその他のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のJDBCコンポーネント・スキーマ・テストに関する項を参照してください
この画面には、最終的なディレクトリ構造およびコンパクト・ドメインに構成されるコンポーネントと拡張機能が表示されます。
この情報を確認して、「更新」をクリックします。次の画面に構成の進行状況バーが表示されます。
Quick Startディストリビューションをインストールすると、Oracle Event ProcessingデザインタイムがJDeveloper拡張機能として含まれます。
ただし、Oracle Event Processingは統合WebLogic Serverでは実行できません。
Oracle Event ProcessingのOracleホームを別にインストールして、そこからOracle Event Processing固有のサーバーを起動し、互換性のあるランタイム環境を作成する必要があります。
Oracle Event Processingのインストール方法の詳細は、Oracle Event Processingのインストールを参照してください。次に、Oracle Event Processingの管理のスタンドアロン・サーバーのドメインに関する項を参照して、Oracle Event Processingドメインを構成してください。
Quick Startインストールとコンパクト・ドメインの接続の確認が終了したら、次のいずれかのアクションを実施できます。
アクション | リソース |
---|---|
サンプル・アプリケーションをデプロイします。 |
このドキュメントの「サンプル・アプリケーションの実行」を参照してください。 |
独自のアプリケーションを作成またはテストします。 |
Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のOracle JDeveloperによるアプリケーション開発のスタート・ガイドに関する項を参照してください。 |
インストールを削除します。 |
インストールのテストが完了した場合、このドキュメントの「Oracle Quick Startの削除」を参照してください。 |