SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーション用に事前に構成されたバージョンのJDeveloperをインストールするには、『SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』のQuick Startディストリビューションの概要に関する項を参照してください。
この章の構成は、次のとおりです。
注意:
この章で説明しているインストール・タイプはSOA拡張機能をサポートしません。SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーション用に事前に構成されたバージョンのJDeveloperをインストールするには、『SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』のQuick Startディストリビューションの概要に関する項を参照してください。
「Oracle JDeveloperディストリビューションの理解と取得」で説明しているように、ご使用のオペレーティング・システムに適しているインストーラを取得しておく必要があります。どのディストリビューションとインストーラを使用するかによって、次のJDK前提条件に注意する必要があります。
Oracle JDeveloper Javaディストリビューションをインストールする場合に必要なのは、ファイルを解凍することのみです。このプロセスは、「JDeveloper Javaディストリビューションのインストール」で説明しています。
Oracle JDeveloper Studioのプラットフォーム固有のインストーラを使用する場合は、このOracle JDeveloperインストール専用のJDKバージョンが自動的にインストールされます。
Oracle JDeveloper Studioの汎用インストーラを実行する場合は、次の前提条件を満たしていることを確認します。
必要なJDKがシステムにインストールされている必要があります。
ご使用のオペレーティング・システムでJDeveloper 12c (12.2.1)との動作が保証されているJDKバージョンを、このサイトで確認してください: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.html
その後、JDKの動作保証済バージョンをOTNの次の場所から取得できます: http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
インストール・プロセスを合理化するためには、製品とともに使用するJDKを、インストーラ・プログラムの起動に使用するJDKにする必要があります。この場合、目的のJDKをシステムPATH
の最初に設定するか、コマンド行で明示的に参照するようにしてください。
この項では、様々なプラットフォームへのOracle JDeveloper Studioのインストール方法について説明します。
注意:
この項で説明しているOracle JDeveloper Studioインストールを使用して、SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーションを開発することはできません。詳細は、「Oracle JDeveloperのインストール・タイプの理解」を参照してください。
次の項目が含まれます。
使用するインストーラの種類に応じて、次のいずれかの方法でOracle JDeveloper Studioのインストール・プログラムを起動できます。
Linux、UNIXおよびMac OS Xでの汎用インストーラの起動
ホストされているLinux、UNIXまたはMac OS Xマシンで、プラットフォームに依存しないインストーラを起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。
Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。
動作保証済のJDKが、Oracle JDeveloperをインストールするシステムに存在することを確認してください。「Oracle JDeveloperのインストール・タイプの理解」で説明しているように、汎用インストーラの前提条件を確認済の場合、ご使用のシステムには認証されたJDKがすでにインストールされているはずです。
コマンド行からjava -version
を実行することで、JDKのバージョンをダブルチェックできます。このコマンドは、マシンにインストールされているJDKのバージョンを返します。出力されたバージョンが12c (12.2.1) JDeveloperで動作保証されていることを次の場所で確認してください: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.html
インストーラ・ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次に示す例のように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jar
を呼び出して、インストーラを起動します。
/home/Oracle/jdk1.8.0_60/bin/java -jar jdev_suite_122100.jar
この例の/home/Oracle/jdk1.8.0_60
は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。
コマンドラインからのインストーラの起動が、最も確実な方法です。ただし、Oracle JDeveloperインストーラをダウンロードしたフォルダに移動し、そのアイコンをダブルクリックしてインストール・ウィザードを起動することで、インストーラを起動することもできます。Mac OS Xでこの操作を行うと、「開発元が未確認」というエラーが発生する場合があります。これを修正するには、「Security & Privacy」設定に進み、「Allow apps downloaded from:」設定を「Anywhere」に変更します。
インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。各インストール・プログラム画面の説明は、「Oracle JDeveloperをインストールするためのインストール画面の移動」を参照してください。
Windowsでの汎用インストーラの起動
プラットフォームに依存しないインストーラをWindowsマシンで起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。
Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。
動作保証済のJDKが、Oracle JDeveloperをインストールするシステムに存在することを確認してください。「Oracle JDeveloperのインストール・タイプの理解」で説明しているように、汎用インストーラの前提条件を確認済の場合、ご使用のシステムには認証されたJDKがすでにインストールされているはずです。
https://www.java.com/en/download/help/version_manual.xml
で説明されているいずれかの方法で、JDKのバージョンをダブルチェックできます。次のページでこのリリースの動作保証情報を確認して、JDKバージョンが12c (12.2.1) JDeveloperで動作保証されていることを確認してください: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.html
インストーラ・ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次に示す例のように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jar
を呼び出して、インストーラを起動します。
\home\Oracle\jdk1.8.0_60\bin\java -jar jdev_suite_122100.jar
この例の\home\Oracle\jdk1.8.0_60
は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。
Oracle JDeveloperインストーラをダウンロードしたフォルダに移動した後、そのアイコンをダブルクリックしてインストール・ウィザードを起動することもできます。
インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。各インストール・プログラム画面の説明は、「Oracle JDeveloperをインストールするためのインストール画面の移動」を参照してください。
Linux、UNIXおよびMac OS X用のプラットフォーム固有のインストーラの起動
Linux、UNIXまたはMac OS Xでプラットフォーム固有のインストーラを起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。
Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。
プラットフォーム固有のインストーラ・ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次のコマンドを実行して、インストーラを起動します。
./jdev_suite_122100_linux64.bin
Oracle JDeveloperインストーラをダウンロードしたフォルダに移動した後、そのアイコンをダブルクリックしてインストール・ウィザードを起動することもできます。
インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。各インストール・プログラム画面の説明は、「Oracle JDeveloperをインストールするためのインストール画面の移動」を参照してください。
Windows固有のインストーラの起動
プラットフォーム固有のインストーラをWindowsで起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperインストーラをダウンロードしたフォルダに移動した後、そのアイコンをダブルクリックしてインストール・ウィザードを起動することもできます。
インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。各インストール・プログラム画面の説明は、「Oracle JDeveloperをインストールするためのインストール画面の移動」を参照してください。
インストーラをサイレント・モードで起動して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにすることもできます。詳細は、「Oracle JDeveloper Studioのサイレント・モードでのインストール」を参照してください。
Oracle JDeveloper Studioエディションのインストール・プログラムでは、一連の画面が次の表に示す順番で表示されます。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。
表2-1 Oracle JDeveloperのインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
インストール・インベントリの設定 |
この画面は、Oracle製品をこのホストに初めてインストールするときに表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システムのグループ名に、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。 |
ようこそ |
製品のインストーラの紹介画面です。 |
インストールの場所 |
この画面を使用してOracleホーム・ディレクトリの位置を指定します。選択するディレクトリ名に空白が含まれていないことを確認してください。 Oracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成用のディレクトリの選択に関する項を参照してください。 |
前提条件チェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 警告メッセージまたはエラー・メッセージが表示される場合には、「Oracle JDeveloperインストールのシステム要件の確認」を参照してください。 |
インストールの概要 |
この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。 サイレントまたはコマンド行のインストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。 |
インストールの進行状況 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 |
インストール完了 |
インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してください。 この画面でOracle JDevleoperをカスタマイズできます。「インストール完了」画面でのOracle JDeveloperのカスタマイズの詳細は、「起動時のOracle JDeveloperのカスタマイズ」を参照してください。 |
Oracle Jdeveloperのインストール中に表示されるインストール画面の詳細は、Oracle Universal InstallerによるインストールのOracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール画面に関する項を参照してください。
Oracle JDeveloper Studioのインストールが完了すると、インストールした製品の続行に使用できるオプションのリストがインストーラに表示されます。Oracle JDeveloperは、インストーラの「インストール完了」画面に表示されるオプションを使用してカスタマイズできます。
インストール・ウィザードを使用してOracle JDeveloperをカスタマイズするには、「インストール完了」画面の「次のステップ」セクションをに表示されているいずれかのオプションを選択します。次の表では、ウィザードの「インストール完了」画面に表示されるオプションについて説明します。
表2-2 起動時のOracle JDeveloperのカスタマイズ用オプション
オプション | 説明およびアクション |
---|---|
デフォルト設定でJDeveloperを開始 |
デフォルト設定を使用してOracle JDeveloperを開始するには、このオプションを選択します。すべてのOracle JDeveloperプロジェクトは、このデフォルトの場所に保存されます。 |
設定をカスタマイズしてからJDeveloperを開始 |
次を行う場合はこのオプションを選択します。
|
JDeveloperを開始せずにインストールを終了 |
JDeveloperをインストール・ウィザードの終了後に起動するためのチェック・ボックスが選択されている場合は、その選択を解除します。Oracle JDeveloperを開始せずにインストール・ウィザードを終了するには、「終了」をクリックします。 |
注意:
インストール中、product.conf
というファイルがホーム・ディレクトリ内にデフォルトで作成されます。これにはJDeveloperプリファレンスが含まれます。古いプリファレンスは、このファイルを削除しないかぎり、JDeveloperの新しいインストールに引き継がれます。
Windowsシステムでは、新しいバージョンのOracle JDeveloperをインストールするために現在のバージョンをアンインストールする場合は、ソフトウェアをアンインストールした後、ソフトウェアのインストールを開始する前にシステムを再起動してください。
Oracle JDeveloper Studioが正しくインストールされたことを確認するために、ディレクトリ構造を次の表と比較します。
次の表では、Oracle JDeveloperのインストールの最後にシステム上に作成されるディレクトリ構造について説明します。
表2-3 Oracle JDeveloperホームのディレクトリの説明
ディレクトリまたはファイル | 説明 |
---|---|
JDeveloperホーム |
このディレクトリは、Oracle JDeveloperの実行に必要なバイナリ・ファイルおよび構成ファイルが含まれているOracleホームです。 |
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このディレクトリには、Coherence製品ファイルが含まれます。 |
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このディレクトリには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで使用されるファイルが含まれます。 |
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このディレクトリには、Oracle JDeveloperホーム・ディレクトリにインストールされたコンポーネント、機能セットおよびパッチに関する情報が含まれます。 |
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このファイルは、 |
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このディレクトリには、Oracle JDeveloperアプリケーションの実行に必要なファイルが含まれます。また、アプリケーション設定の変更に使用できるファイルも含まれます。 |
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このディレクトリには、OPatchおよびサポートされるファイルが含まれます。OPatchは、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアへのパッチの適用に使用するツールです。 |
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このディレクトリには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlおよびJava Required Files (JRF)に必要なバイナリ・ファイルとライブラリ・ファイルが含まれます。 |
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このファイルは、Windowsでのインストールでは存在しない場合があります。このファイルには、インストールのインベントリの場所に関する情報が含まれます。 |
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このディレクトリには、アンインストーラ・プログラムを含む、Oracle Universal Installerによって使用されるファイルが含まれます。製品をインストールした後にOracle Universal Installerを再実行する必要がある場合は、このディレクトリから実行してください。 |
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このディレクトリには、WebLogic Server製品ファイルが含まれます。 |
MAF拡張機能がインストールされたWindowsディストリビューションでは、cfgtoollogs
というフォルダも存在する場合があります。このディレクトリには、インストールおよび構成トランザクションのログ・ファイルが含まれます。
注意:
この項で説明しているOracle JDeveloper Studioインストールを使用して、SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーションを開発することはできません。詳細は、「Oracle JDeveloperのインストール・タイプの理解」を参照してください。
JDeveloper Javaはインストーラを必要としません。Oracle JDeveloper Javaディストリビューションのインストールに必要なのは解凍ツールのみです。プラットフォーム共通の無償の解凍ツールInfo-Zipは、http://www.info-zip.org/
からダウンロードできます。
注意:
Oracle JDeveloperをインストールするディレクトリの名前に、空白が含まれていないことを確認してください。たとえば、C:\Program Files
はインストール・ディレクトリとして使用しないでください。
jdev-java-122100.zip
からJDeveloperをインストールする手順は次のとおりです。