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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド
12c (12.2.1)
E69912-01
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9 Microsoft Access

この章では、Oracle Data IntegratorでのMicrosoft Accessの使用方法について説明します。

この章には次の項が含まれます:

9.1 概要

Oracle Data Integrator (ODI)では、Microsoft Accessデータベースのデータがシームレスに統合されます。Oracle Data Integratorの機能(マッピングなど)は、Microsoft Accessを使用した場合に最良の動作が得られるように設計されています。

9.2 概念

Microsoft Accessの概念は、Oracle Data Integratorの概念に次のようにマップされます。1つのMicrosoft AccessデータベースはOracle Data Integratorの1つのデータ・サーバーに対応します。このサーバー内で、スキーマがOracle Data Integrator物理スキーマにマップされます。

Oracle Data Integratorでは、Open Database Connectivity(ODBC)を使用してMicrosoft Accessデータベースに接続します。

9.3 ナレッジ・モジュール

Oracle Data Integratorには、Microsoft Accessデータを処理するためのIKM Access Incremental Updateが用意されています。このIKMでは、増分更新モードでMicrosoft Accessのターゲット表にデータが統合されます。

IKM Access Incremental Updateでは、一時的なステージング表を作成してデータ・フローをステージングし、その内容をターゲット表と比較して、挿入するレコードおよび更新するレコードを識別します。また、CKMを起動してデータ整合性チェックを実行することもできます。

Microsoft Accessのターゲット表をロードして、欠落しているレコードを挿入し、既存のレコードを更新する場合は、このKMの使用を検討してください。

このIKMを使用するには、ステージング領域がターゲットと同じデータ・サーバー上にあることが必要です。

このKMでは、Microsoft Access固有の機能が使用されます。Microsoft Accessデータベースでは、汎用SQL KMを使用することもできます。詳細は、第4章「汎用SQL」を参照してください。


注意:

MS Accessのリバース・エンジニアリングでは、主キーは取得されません。IKM Access Incremental Updateが正常に機能するためには、手動で主キー制約をデータストアに追加する必要があります。

9.4 固有の要件

Oracle Data IntegratorでMicrosoft Accessを使用するための固有の要件はありません。