この章では、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用してOracle Traffic Directorの構成およびインスタンスを作成して構成できるように、Oracle Traffic DirectorとWebLogicドメインを作成する手順を説明します。
Oracle Traffic Directorをインストールした後、Oracle Traffic DirectorとWebLogicドメインを作成する必要があります。
次の項では、このドメインを作成するために必要な手順について説明します。
ドメインを作成するには、UNIXではORACLE_HOME/oracle_common/common/bin
ディレクトリ、WindowsではORACLE_HOME\oracle_common\common\bin
に移動して構成ウィザードを起動します。
UNIXの場合
./config.sh
Windowsの場合
config.cmd
Oracle Traffic Directorでは次のドメイン・タイプがサポートされています。
WebLogic ServerドメインがOracle Traffic Directorに拡張されると、Oracle Traffic Directorのインスタンスおよび構成をWebLogic Serverドメインのその他の要素と同様に管理できます。具体的には、そのインスタンスをEnterprise Manager Fusion Middleware Control、WLSTコマンドライン・インタフェースおよびWebLogic Server Node Managerから管理できます。
WebLogic ServerドメインでOracle Traffic Directorを構成するには、Oracle Traffic Directorを既存のOracle Fusion MiddlewareインフラストラクチャのOracleホームにインストールする必要があります。
OracleホームからOracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、管理サーバー、管理対象サーバーおよびドメインのその他の要素に追加して、1つ以上のOracle Traffic Directorインスタンスを含むようにWebLogic Serverドメインを構成または拡張できます。
注意: Oracle Traffic Directorインスタンスは、構成ウィザードでは作成できないことに注意してください。それには、Enterprise ManagerまたはWLSTのいずれかを使用する必要があります。 |
Oracle Traffic DirectorがWebLogic Serverのないドメイン内に構成されている場合、それは、システム・コンポーネントのみを管理するための、専用の独立したスタンドアロン・ドメインに存在します。Oracle Traffic Directorインスタンスをスタンドアロン・ドメインで構成する場合、それは独立したOracleホームにインストールされ、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャの前提条件はありません。
ドメインは、WLSのpack/unpackコマンドを使用してプロキシ・クラスタ内のコロケート・ドメインとペアにできます。このような構成では、コロケート・ドメインを管理するコマンドは、スタンドアロン・ドメインに伝播されます。
次のガイドラインに従って、ニーズに最適なOracle Traffic Directorドメインのオプションを決定します。
表2-1 Oracle Traffic Directorのドメイン構成の選択
次のいずれかに該当する場合は、WebLogic Serverドメイン構成を使用します | 次のいずれかに該当する場合は、スタンドアロン・ドメイン構成を使用します |
---|---|
Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャ・ドメインにリクエストをルーティングする、Web層のフロントエンドとしてOracle Traffic Directorインスタンスを使用することを計画している。 これには、Oracle WebLogic ServerのMT用に構成されたドメインでのOracle Traffic Directorの使用も含まれます。 |
Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャを利用できないドメインにリクエストをルーティングする、Web層のフロントエンドとしてOracle Traffic Directorインスタンスを使用することを計画している。 たとえば、Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceドメインのフロントエンド。 |
Fusion Middleware Controlの拡張管理機能を利用してOracle Traffic Directorインスタンスを管理しようとしている。 また、Oracle Traffic Directorの管理にWLSTのカスタム・コマンドを使用できます。詳細は、『Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』を参照してください。 |
Fusion Middleware ControlでOracle Traffic Directorインスタンスを管理したくない。 かわりに、WLSTコマンド行や、スタンドアロン・ドメインで利用可能な他の機能を使用できます。スタンドアロン・ドメインでは、一部のオフラインWLSTコマンドが使用できないことに注意してください。スタンドアロン・ドメインは管理されておらず、使用可能な管理機能がありません(FMWControlおよびWLSTのカスタム・コマンドを含む)。 |
ドメインを複数のホストにスケール・アウトし、今までどおり単一のFMW ControlからOracle Traffic Directorインスタンスを管理する必要がある。 |
これは、OTDドメイン作成の推奨モードです。制限付きJRFモードでは、基本的に、データソースに接続せずにWLSランタイムが作成されます。このため、ドメインの作成に実行中のOracleデータベースを必要としません。
制限付きJRFテンプレートを使用してOTDドメインを作成するには、次の手順に従います。
$FMW_HOME/oracle_common/common/bin
ディレクトリにあるconfig.shを使用して構成ウィザードを実行します。
構成ウィザードの最初の画面が表示されます(ドメインの作成)。
「新しいドメインの作成」を選択して、希望するドメイン・ホームのパスを入力します。
「次」をクリックします。「テンプレート」画面が表示されます。「使用可能なテンプレート」セクションで、「Oracle Traffic Director - Restricted JRF 12.2.1 [otd]」を選択します。「Oracle Enterprise Manager - Restricted JRF」、「Oracle Restricted JRF」および「Weblogic Coherence Cluster Extension」が自動的に選択されます。その他のテンプレートを選択できます。詳細は、これらの個々のコンポーネントのドキュメントを参照してください。
「次」をクリックします。「アプリケーションの場所」画面が表示されます。アプリケーションの場所は、デフォルト値のままにします。
「次」をクリックします。「管理者アカウント」画面が表示されます。WebLogicドメイン管理者のユーザー名とパスワードを入力します。この情報は、WebLogic Server ControlおよびFusion Middleware Controlにアクセスするために必要となります。
「次」をクリックします。「ドメイン・モード」の「開発」を選択します。
「次」をクリックします。「詳細構成」画面が表示されます。「管理サーバー」、「管理対象サーバー」、「クラスタ」および「Coherence」を選択します。
「次」をクリックします。「管理サーバー」画面が表示されます。次のように入力します。
サーバー名: デフォルト(AdminServer)
を使用します
リスニング・アドレス: デフォルト(すべてのローカル・アドレス)
を使用します
リスニング・ポート: $WLS_ADMIN_PORT
SSLの有効化: デフォルト(未チェック)
を使用します
SSLポート: デフォルト(無効)
を使用します
サーバー・グループ: デフォルト(未指定)
を使用します
「次」をクリックします。「ノード・マネージャ」画面が表示されます。ノードは追加しないでください。デフォルト(デフォルト: ドメイン当たり
)を使用します。「ノード・マネージャ資格証明」に、次のように入力します。
ユーザー名: $NM_USER
パスワード: $NM_PASSWORD
パスワードの確認: $NM_PASSWORD
「次」をクリックします。
「次」をクリックします。「管理対象サーバー」画面が表示されます。管理対象サーバーは追加しないでください。
「次」をクリックします。「クラスタ」画面が表示されます。クラスタは追加しないでください。
「次」をクリックします。「Coherenceクラスタ」画面が表示されます。クラスタは追加しないでください。
「次」をクリックします。「マシン」画面が表示されます。「追加」をクリックします。次の情報を入力します。
名前: $MACHINE_NAME
ノード・マネージャ・リスニング・アドレス: デフォルト(localhost)
を使用します
ノード・マネージャ・リスニング・ポート: $NM_PORT
「次」をクリックします。「構成のサマリー」画面が表示されます。「ドメインのセキュリティ構成が無効です」というメッセージが表示されても、無視してかまいません。
「作成」をクリックします。「構成の進行状況」画面が表示されます。
「次」をクリックします。構成のこの部分が完了するまで待ちます。リポジトリ・データベースの場所やパフォーマンスによっては、この処理に数分かかることがあります。「終了」をクリックします。「構成の終了」画面が表示されます。
ドメイン構成用の完全なJRFテンプレートは、次のような場合に使用されます。
Oracle Traffic DirectorとSOAが同じドメインにある
そのドメインでは、CCWS、パーティション用のOPSSサポート、WebLogicのアップスタック・コンポーネント用のOPSSサポートなど、様々なコンポーネント/シナリオをサポートすることを予定している。
完全なJRFテンプレートを使用してOracle Traffic Directorドメインを作成するには、次の手順に従います。
$FMW_HOME/oracle_common/common/bin
ディレクトリにあるconfig.shを使用して構成ウィザードを実行します。
構成ウィザードの最初の画面が表示されます(ドメインの作成)。
「新しいドメインの作成」を選択して、希望するドメイン・ホームのパスを入力します。
「次」をクリックします。「テンプレート」画面が表示されます。依存するテンプレートは自動的に選択されます。依存するテンプレートは、「Oracle Enterprise Manager Plug-in for OTD - 12.1.4.0 [em]」および「Oracle JRF」です。「使用可能なテンプレート」セクションで、「Oracle Traffic Director - 12.2.1 [otd]」を選択します。
「次」をクリックします。「アプリケーションの場所」画面が表示されます。アプリケーションの場所は、デフォルト値のままにします。
「次」をクリックします。「管理者アカウント」画面が表示されます。WebLogicドメイン管理者のユーザー名とパスワードを入力します。この情報は、WebLogic Server ControlおよびFusion Middleware Controlにアクセスするために必要となります。
「次」をクリックします。「ドメイン・モードおよびJDK」画面が表示されます。「ドメイン・モード」の「開発」を選択します。表示されるデフォルトのJDK選択のままにします。
「次」をクリックします。「データベース構成タイプ」画面が表示されます。RCU DBの接続情報を入力します。次のように入力します。
自動構成オプション: RCU Data
ベンダー: Oracle
ドライバ: Oracleのサービス接続用ドライバ(Thin)。バージョン:9.0.1以降
DBMS/サービス - $SERVICE_ID (Oracle XEの場合はxe)
ポート: $DB_PORT (デフォルトは1521)
スキーマ所有者 - ${SCHEMA_PREFIX}_STB
Passwd - $DB_PASSWORD
「RCU構成の取得」をクリックします。検証処理が完了するのを待ちます。
「次」をクリックします。「コンポーネントのデータ・ソース」画面が表示されます。ホスト名およびポートの情報が正しいことを確認します。
「次」をクリックします。「コンポーネントのJDBCスキーマのテスト」画面が表示されます。テストが完了するのを待ちます。
「次」をクリックします。「詳細構成」画面が表示されます。「管理サーバー」、「管理対象サーバー」、「クラスタ」および「Coherence」を選択します。
「次」をクリックします。「管理サーバー」画面が表示されます。次のように入力します。
サーバー名: デフォルト(AdminServer)
を使用します
リスニング・アドレス: デフォルト(すべてのローカル・アドレス)
を使用します
リスニング・ポート: $WLS_ADMIN_PORT
SSLの有効化: デフォルト(未チェック)
を使用します
SSLポート: デフォルト(無効)
を使用します
サーバー・グループ: デフォルト(未指定)
を使用します
「次」をクリックします。「ノード・マネージャ」画面が表示されます。ノードは追加しないでください。デフォルト(デフォルト: ドメイン当たり
)を使用します。「ノード・マネージャ資格証明」に、次のように入力します。
ユーザー名: $NM_USER
パスワード: $NM_PASSWORD
パスワードの確認: $NM_PASSWORD
「次」をクリックします。
「次」をクリックします。「管理対象サーバー」画面が表示されます。管理対象サーバーは追加しないでください。
「次」をクリックします。「クラスタ」画面が表示されます。クラスタは追加しないでください。
「次」をクリックします。「Coherenceクラスタ」画面が表示されます。クラスタは追加しないでください。
「次」をクリックします。「マシン」画面が表示されます。「追加」をクリックします。次の情報を入力します。
名前: $MACHINE_NAME
ノード・マネージャ・リスニング・アドレス: デフォルト(localhost)
を使用します
ノード・マネージャ・リスニング・ポート: $NM_PORT
「次」をクリックします。「構成のサマリー」画面が表示されます。「ドメインのセキュリティ構成が無効です」というメッセージが表示されても、無視してかまいません。
「作成」をクリックします。「構成の進行状況」画面が表示されます。
「次」をクリックします。構成のこの部分が完了するまで待ちます。リポジトリ・データベースの場所やパフォーマンスによっては、この処理に数分かかることがあります。「終了」をクリックします。「構成の終了」画面が表示されます。
注意: 構成ウィザードを使用したOracle Traffic Directorの構成/インスタンスの作成はサポートされていないため、Oracle Traffic Directorの構成時は、構成ウィザードのシステム・コンポーネントの画面は無視します。Oracle Traffic Directorの構成/インスタンスの作成には、Oracle Traffic DirectorのカスタムWLSTコマンドまたはFWMControlのいずれかを使用してください。 |
次のタスクに進む前に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用します。RCUは、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのディストリビューションで入手できます。次の手順に従います。
$FMW_HOME/oracle_common/bin/rcu.sh
を実行します
「ようこそ」ページが表示されます。「次」をクリックします。
「リポジトリの作成」ページが表示されます。「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロード」(デフォルト)を選択します。「次」をクリックします。
「データベース接続の詳細」ページが表示されます。次の画面のように、RCU DBの接続情報を入力します。「次」をクリックします。
「前提条件チェック」ボックスがポップアップ表示されます。これには、前提条件チェックの進行状況が表示されます。完了したら、「OK」をクリックします。
「コンポーネントの選択」ページが表示されます。「新規接頭辞の作成」ラジオ・ボタンを選択して、スキーマの接頭辞を指定します(DEMOなど)。次のコンポーネントを選択します: Oracle Platform Security Services、監査サービス、監査サービス追加および監査サービス・ビューア。「次」をクリックします。
「前提条件チェック」ボックスがポップアップ表示されます。これには、前提条件チェックの進行状況が表示されます。完了したら、「OK」をクリックします。
「スキーマ・パスワード」ページが表示されます。デフォルトの「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」ラジオ・ボタンが選択されているままにして、「パスワード」フィールドにパスワードを入力します。「次」をクリックします。
「表領域のマップ」ページが表示されます。必要なアクションはありません。「次」をクリックします。
確認を求める「リポジトリ作成ユーティリティ」ボックスがポップアップ表示されます。「OK」をクリックします。
表領域作成の進行状況を示す「表領域の作成中」ポップアップが表示されます。「OK」→「Next」をクリックします。
アクションや選択を示す「サマリー」ページが表示されます。「作成」をクリックします。
進行状況を示す「システム・ロード」ボックスが表示されます。このボックスは、完了時に消えます。
「閉じる」をクリックします。
コロケート・ドメインにOracle Traffic Directorをインストールする場合、推奨される構成は、制限付きJRFドメイン・テンプレートを使用することです。その構成は、データベースを必要とせず、リポジトリを作成する必要はありません。「構成ウィザードの起動」の項に移動します。
しかし、コロケート・ドメインで制限付きJRFドメイン・テンプレートを使用しなかった場合は、データベースおよびドメイン用のスキーマ領域とリポジトリが必要になります。リポジトリを生成するには:
次にように、リポジトリの作成を実行します。
$ORACLE_HOME/oracle_common/bin/rcu -silent -createRepository -connectString $DB_HOST:$DB_PORT:$SERVICE_ID -dbUser $DB_USER -dbRole $DB_ROLE -schemaPrefix $SCHEMA_PREFIX -useSamePasswordForAllSchemaUsers true -selectDependentsForComponents true -component OPSS -component IAU -f < <path_to_password_file>
パスワード・ファイルの内容が次のように表示されます。
welcome1 welcome1 welcome1 welcome1 welcome1 welcome1
例:
$ORACLE_HOME/oracle_common/bin/rcu -silent -createRepository -connectString ${DB_HOST}:1521:xe -dbUser sys -dbRole SYSDBA -schemaPrefix $SCHEMA_PREFIX -useSamePasswordForAllSchemaUsers true -selectDependentsForComponents true -component OPSS -component IAU -f < /tmp/pass.txt Processing command line .... Repository Creation Utility - Checking Prerequisites Checking Global Prerequisites The database you are connecting is not a supported version. Refer to the certification matrix for supported DB versions. ... Repository Creation Utility - Create : Operation Completed
Oracle Traffic Directorをインストールし、ここで説明した手順を実行した後で、Oracle Traffic Director管理サーバーの管理コンソールへのログインを試行することでインストールを検証できます。これには次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、管理サーバー・インスタンスを起動します。
$DOMAIN_HOME/bin/startWebLogic.sh
生成されるコンソール・メッセージから、次の例のように太字で示された管理コンソールのURLを確認します。
Oracle Traffic Director 12.2.1.0.0 B10/16/2015 11:12
[NOTIFICATION:1] [OTD-80118] Using [Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM, Version 1.6.0_35] from [Sun Microsystems Inc.]
[NOTIFICATION:1] [OTD-80000] Loading web module in virtual server [admin-server] at [/admin]
[NOTIFICATION:1] [OTD-80000] Loading web module in virtual server [admin-server] at [/jmxconnector]
[NOTIFICATION:1] [OTD-10358] admin-ssl-port: https://bin.example.com:1895 ready to accept requests
[NOTIFICATION:1] [OTD-10487] successful server startup
Webブラウザで、前述の手順で確認したURLを入力します。
https://bin.example.com:1895/em
サーバーのセキュリティ証明書に関する問題のエラー・メッセージが表示されます。メッセージのテキストは、使用するブラウザによって異なります。信頼できる認証局で発行された証明書ではなく、自己署名による証明書がOracle Traffic Director管理サーバーで使用されているため、エラー・メッセージが表示されます。
証明書を信頼することを選択し、管理コンソールのログイン・ページに進みます。
証明書を信頼するために実行する手順は、使用しているブラウザによって異なります。例としてMozilla Firefox 4.0では、エラー・ページで「危険性を理解した上で接続するには」リンクをクリックし、「例外を追加」ボタンをクリックしてから、最後に結果ページで「セキュリティ例外を承認」ボタンをクリックします。
管理サーバーの作成時に指定した管理者のユーザー名とパスワードを使用してログインします。
構成ウィザードで、「Oracle Traffic Director - Standalone 12.2.1」を選択してスタンドアロンのOracle Traffic Directorドメインを作成した場合、次のようにスタンドアロン・ドメインおよびスタンドアロン・インスタンスを構成する必要があります。
WLSTコマンド・シェルを起動します。
$ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh
次のコマンドを実行してOracle Traffic Directorスタンドアロン・ドメインを作成します。詳細は、『Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のotd_createStandaloneDomain
コマンドを参照してください。
> props = {'domain-home': '$DOMAIN_HOME'} > otd_createStandaloneDomain(props)
次のコマンドを実行してOracle Traffic Directorスタンドアロン・インスタンスを作成します。詳細は、『Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のotd_createStandaloneInstance
コマンドを参照してください。
> props = {'domain-home': '$DOMAIN_HOME', 'origin-server': 'localhost:20004', 'listener-port': '20009', 'instance': 'test', 'server-name': 'test'} > otd_createStandaloneInstance(props)
コマンドを実行してOracle Traffic Directorスタンドアロン・インスタンスを起動します。
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/components/OTD/instances/$INSTANCE_NAME/bin/startserv