Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理 12c (12.2.1) E69952-02 |
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この章の内容は次のとおりです。
Oracle Mediatorのチューニングとパフォーマンス・プロパティの詳細は、パフォーマンスのチューニングを参照してください。
メディエータ・サービス・エンジン・プロパティは、メディエータ・サービス・コンポーネントの処理時にメディエータ・サービス・エンジンによって使用されます。
メディエータ・サービス・エンジン・プロパティを構成する手順は、次のとおりです。
「メディエータ・サービス・エンジン・プロパティ」ページに、次のいずれかの方法を使用してアクセスします。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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次の図に示されているように、「メディエータ・サービス・エンジン・プロパティ」ページにメディエータ・プロパティのリストが表示されます。
使用環境に適するようにサービス・エンジン・プロパティを変更します。
プロパティについて次の表18-1 で説明します。
表18-1 メディエータ・サービス・エンジンのプロパティ
プロパティ | 説明 |
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監査レベル |
メディエータ固有の監査レベル。グローバルなSOAインフラストラクチャの監査レベル・プロパティは、このプロパティの値によってオーバーライドされます。このプロパティの可能な値は、次のとおりです。
このフラグのデフォルト値は、Inheritです。 注意:
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レベル・メトリック |
ダイナミック・モニタリング・サービス(DMS)のメトリック・レベルを構成するための、メディエータ固有のプロパティ。DMSメトリックはアプリケーション・コンポーネントのパフォーマンスを計測するために使用されます。このプロパティの可能な値は、次のとおりです。
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パラレルが取得する最大行数 |
パラレル処理で繰返しごとに取得する行数。 注意: このプロパティの値が大きいと、メモリー不足になる可能性があります。 |
パラレル・ロッカー・スレッド・スリープ(秒) |
パラレル処理に関するメッセージがない場合の、行を取得するための連続した2つの繰返し間でのアイドル時間。時間の単位は秒です。 |
パラメータ |
カスタム構成プロパティ。例として、「リシーケンスされたメッセージの構成」を参照してください。 |
コンテナIDリフレッシュ時間 コンテナIDリース・タイムアウト |
ハートビート・インフラストラクチャ・プロパティ。メディエータ・サービス・エンジンの一部であるハートビート・インフラストラクチャは、ノードの失敗または停止が原因でメメディエータ・サービス・エンジン・インスタンスが存在しないことを検出します。ハートビート・インフラストラクチャは、メディエータ・サービス・エンジンの各インスタンスに対して一意の識別子を作成し、メディエータ・サービス・エンジンが失敗した場合に、必要なハウスキーピング・タスクを実行します。ハートビート・インフラストラクチャは、ハートビート・スレッドで構成されています。このハートビート・スレッドは、各メディエータ・サービス・エンジンの一意の識別子に関連付けられているタイムスタンプを定期的に更新します。メディエータ・サービス・エンジンは、関連付けられているタイムスタンプを更新することで、その存在を他のメディエータ・サービス・エンジンに知らせます。ハートビート・スレッドは、特定の期間に更新されなかった一意の識別子が存在するかどうかも確認します。ハートビート・フレームワークは、次のパラメータを設定することで構成できます。
これらのパラメータを構成することで、メディエータ・サービス・エンジンの失敗を検出するためにハートビート・スレッドが使用する期間を指定できます。 |
リシーケンサ・ロッカー・スレッド・スリープ(秒) |
ロッカー・スレッドのスリープ間隔(秒単位)。処理できるメッセージを持つグループをリシーケンサが見つけられないときに、ロッカー・スレッドは指定した期間スリープ状態になります。処理可能なメッセージを持つグループが見つかった場合は、データベース・シークの各繰返しの間でロッカー・スレッドがスリープ状態になることはありません。デフォルト値は10です。 |
リシーケンサがロックする最大グループ数 |
データベース・シークの各繰返しで処理用に取得するグループの数。取得されたグループは、処理用のワーカー・スレッドに割り当てられます。デフォルト値は4です。 |
リシーケンサ・ワーカー・スレッド |
リシーケンス・グループを並行処理するためのワーカー・スレッド(ディスパッチャ)の数。各ワーカー・スレッドにグループが割り当てられて、そのグループのメッセージが順番に処理されます。多数のグループがメッセージの処理を待機している場合は、このパラメータを増加することでパフォーマンスを改善できます。デフォルト値は4です。 |
システムMBeanブラウザで詳細なメディエータ・プロパティを構成するには、「詳細メディエータ構成プロパティ」をクリックしてください。
次に説明するように、システムMBeanブラウザのメディエータ・プロパティには、ナビゲータからもアクセスできます。
「SOAインフラストラクチャ」メニューから、「管理」→「システムMBeanブラウザ」の順に移動します。
システムMBeanブラウザ・ページが表示されます。
左側の「システムMBeanブラウザ」ナビゲーション・ペインで、「oracle.as.soainfra.config」→「サーバー: server_name」→「MediatorConfig」→「mediator」の順に選択します。
MBeanのプロパティが右側のペインに表示されます。
プロパティの値を変更するには、その「値」フィールドを変更して「適用」をクリックします。