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Oracle® Fusion Middleware Oracle Stream Explorerビジュアライザの使用
12cリリース(12.2.1)
E72520-01
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18 サーバー・ログ

この章では、Oracle Stream Explorer Visualizerを使用してOracle Stream Explorerサーバーのロギング・サービスおよびコンポーネント・ロガーを表示および構成する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

詳細は、「ログの管理」を参照してください。

18.1 サーバー・ロギング・サービスの構成

Oracle Stream Explorer Visualizerを使用すると、選択したOracle Stream Explorerサーバーのロギング・システムを構成できます。デフォルトでは、このロギング構成がすべてのコンポーネントに適用されます。

コンポーネント固有のロギング・オプションを構成するには、「コンポーネント・ロガーの構成」を参照してください。

サーバー・ロギング・サービスの構成

  1. 左ペインで、「ドメイン」「サーバー」ノードをクリックします(ここで、「ドメイン」Oracle Stream Explorerドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します)。
  2. 右ペインで「ロギング」タブをクリックします。
  3. 「ロギング・サービス」タブをクリックします。

    図18-1に示すような「ロギング・サービス」タブが表示されます。

    図18-1 「ロギング・サービス」タブ

    「図18-1 「ロギング・サービス」タブ」の説明が続きます
    「図18-1 「ロギング・サービス」タブ」の説明
  4. 「編集」をクリックします。
  5. 表18-1で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表18-1 「ロギング・サービス」のオプション

    属性 説明

    ロギング・サービス名

    Oracle Stream Explorerサーバーのconfig.xmlファイルで指定されたロギング・サービスの名前を指定します。

    ログの重大度

    Oracle Stream Explorerサーバーがメッセージをロギングする際に使用するデフォルトのログ重大度を指定します。

    「ファイル数による制限」

    古いログ・ファイルを無期限に保持するかどうかを指定します。

    • 「True」: 最後の7つのログ・ファイルのみを保持します。

    • 「False」: すべてのログ・ファイルを保持します。

    ローテーションのタイプ

    Oracle Stream Explorerサーバーが既存のログ・ファイルを閉じて新しいログ・ファイルを開くタイミングを指定します。

    • サイズ: Oracle Stream Explorerサーバーは、「ローテーション・サイズ」フィールドに入力されたサイズ(KB)に達した時点で既存のログ・ファイルを閉じます。

    • 時間: Oracle Stream Explorerサーバーは、「ローテーションのタイプ」プルダウン・メニューの下の数値エントリ・フィールドにk:mm形式(kは24時間表記で指定された時間、mmは分)で入力された時刻に、既存のログ・ファイルを閉じます。デフォルト値は00:00です。

    • なし: Oracle Stream Explorerサーバーは、既存のログ・ファイルを決して閉じず、ログ・ファイルのサイズがどこまでも増大できるようにします。

    ローテーション・サイズ

    「ローテーションのタイプ」サイズを指定した場合に、ログ・ファイルの最大サイズをKBで入力します。

    「ベース・ログ・ファイル名」

    ベース・ログ・ファイルの名前。

    デフォルトはserver.logです。

    「起動時のログ・ローテーション」

    Oracle Stream Explorerサーバーを起動するたびに、Oracle Stream Explorerサーバーが既存のログ・ファイルを閉じて新しいログ・ファイルを作成するかどうかを指定します。

    • true: Oracle Stream Explorerサーバーを起動するたびに、Oracle Stream Explorerサーバーは既存のログ・ファイルを閉じて新しいログ・ファイルを作成します。

    • false: Oracle Stream Explorerサーバーを起動するたびに、Oracle Stream Explorerサーバーは既存のログ・ファイルを閉じません。

    ログ・ファイルの重大度

    ログ・ファイルのデフォルトの重大度を指定します。Oracle Stream Explorerサーバー(およびデフォルトではすべてのコンポーネント)は、この重大度でメッセージをロギングします。

    • 緊急

    • アラート

    • クリティカル

    • エラー

    • 警告

    • 注意

    • 情報

    • デバッグ

    • トレース

  6. 「保存」ボタンをクリックして変更内容をコミットします。

18.2 コンポーネント・ロガーの構成

Oracle Stream Explorer Visualizerを使用すると、選択されたコンポーネントのロギング・プロパティを構成できます。表18-2は、デフォルトで「注意」ログ・レベルでロギングするように構成されたコンポーネントのリストです。

この項では、次のことを行う方法について説明します。

コンポーネント・ロガーの追加

  1. 左ペインで、「ドメイン」「サーバー」ノードをクリックします(ここで、「ドメイン」Oracle Stream Explorerドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します)。

  2. 右ペインで「ロギング」タブをクリックします。

  3. 「コンポーネント・ログ設定」タブをクリックします。

    図18-2で示すように「コンポーネント・ログ設定」タブが表示されます。

    図18-2 「コンポーネント・ログ設定」タブ

    「図18-2「コンポーネント・ログ設定」タブ」の説明が続きます
    「図18-2「コンポーネント・ログ設定」タブ」の説明
  4. 「追加」をクリックします。

  5. 「名前」フィールドにコンポーネントの名前を入力します。

    次のいずれかを選択できます。

    • コンポーネント名: 表18-2のリストとまったく同一のコンポーネント名定数。


      表18-2 ロギング・コンポーネント名の定数

      コンポーネント名 説明

      アダプタ

      Oracle Stream Explorerサーバーで実行中のアダプタ・インスタンスからのログ・メッセージに適用されます。

      キャッシュ

      Oracle Stream Explorerサーバーで実行中のキャッシュ・システムおよびキャッシュ・インスタンスからのログ・メッセージに適用されます。

      チャネル

      Oracle Stream Explorerサーバーで実行中のチャネルからのログ・メッセージに適用されます。

      CQLProcessor

      Oracle Stream Explorerサーバーで実行中のOracle CQLプロセッサからのログ・メッセージに適用されます。

      CQLServer

      各CQLプロセッサのコアにあるCQLエンジンからのログ・メッセージに適用されます。

      CQLServerTrace

      各CQLプロセッサのコアにあるCQLエンジンからのログ・メッセージに適用されます。

      Ede

      Oracle Stream Explorerサーバー・イベント・ディスパッチ・インフラストラクチャのイベント駆動環境からのログ・メッセージに適用されます。

      EventTrace

      「情報」または「デバッグ」に設定された場合、すべてのアプリケーションのEPN内を通過するイベントのトレースを可能にします。このログ・キーの重大度は、Oracle Stream Explorer Visualizerを使用して動的に変更できます。

      Info重大度では、次のようなログ・メッセージが表示されます(1行で表示される可能性があります)。

      <May 26, 2009 5:53:49 PM PDT> <Info> <EventTrace> <BEA-000000> 
          <Application [helloworld], Stage [helloworldOutputChannel] 
          received insert event>

      重大度が「デバッグ」の場合は次のように、イベントの詳細がログ・メッセージに含まれます。

      <May 26, 2009 6:02:34 PM PDT> <Debug> <EventTrace> <BEA-000000> 
          <Application [helloworld], Stage [helloworldOutputChannel] 
          received insert event [HelloWorldEvent: HelloWorld - the 
          current time is: 6:02:34 PM]>

      ライフサイクル

      Oracle Stream Explorerサーバーとアプリケーション・ライフサイクル操作からのログ・メッセージに適用されます。

      管理

      Oracle Stream Explorerサーバーの一般的なJMX関連管理のAPI操作からのログ・メッセージに適用されます。

      監視

      Oracle Stream Explorerサーバーの監視サービスからのログ・メッセージに適用されます。

      Recplay

      Oracle Stream Explorerサーバーのイベント記録および再生操作からのログ・メッセージに適用されます。

      Spring

      Springコンテナ操作からのログ・メッセージに適用されます。

      ストリーム

      Oracle Stream Explorerサーバーで実行中のストリーム・インスタンスからのログ・メッセージに適用されます。


    • アプリケーション名: 任意のOracle Stream Explorerサーバー・アプリケーションまたはユーザー定義アプリケーションのモジュール名。たとえば、sample.HelloWorldです。

    • パッケージ名: Oracle Stream Explorerサーバーまたはユーザー提供の任意のJavaパッケージの名前。たとえば、com.bea.wlevs.edeです。

    • クラス名: 任意のOracle Stream Explorerサーバー・クラスまたはユーザー定義クラスの完全修飾名。たとえば、com.bea.wlevs.cep.core.EPRuntimeImplです。

  6. 「レベル」ドロップダウン・メニューから重大度レベルを選択します。

    • 緊急

    • アラート

    • クリティカル

    • エラー

    • 警告

    • 注意

    • 情報

    • デバッグ

    • トレース

  7. 「保存」をクリックします。

    コンポーネントと重大度レベルが表内に表示されます。

コンポーネントのロギング・レベルの変更

  1. 左ペインで、「ドメイン」「サーバー」ノードをクリックします(ここで、「ドメイン」Oracle Stream Explorerドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します)。

  2. 右ペインで「ロギング」タブをクリックします。

  3. 「コンポーネント・ログ設定」タブをクリックします。

    図18-3で示すように「コンポーネント・ログ設定」タブが表示されます。

    図18-3 「コンポーネント・ログ設定」タブ

    「図18-3「コンポーネント・ログ設定」タブ」の説明が続きます
    「図18-3「コンポーネント・ログ設定」タブ」の説明
  4. 表内のコンポーネント・エントリを選択します。

  5. 「編集」をクリックします。

  6. 「レベル」ドロップダウン・メニューから重大度レベルを選択します。

    • 緊急

    • アラート

    • クリティカル

    • エラー

    • 警告

    • 注意

    • 情報

    • デバッグ

    • トレース

  7. 「保存」をクリックします。

    新しい重大度レベルが表内に表示されます。

コンポーネント・ロガーを削除するには:

  1. 左ペインで、「ドメイン」「サーバー」ノードをクリックします(ここで、「ドメイン」Oracle Stream Explorerドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します)。
  2. 右ペインで「ロギング」タブをクリックします。
  3. 「コンポーネント・ログ設定」タブをクリックします。

    図18-4で示すように「コンポーネント・ログ設定」タブが表示されます。

    図18-4 「コンポーネント・ログ設定」タブ

    「図18-4「コンポーネント・ログ設定」タブ」の説明が続きます
    「図18-4「コンポーネント・ログ設定」タブ」の説明
  4. 表内のコンポーネント・エントリを選択します。
  5. 「削除」をクリックします。

    図18-5で示すように、確認ダイアログが表示されます。

    図18-5 コンポーネント・ログ構成の削除「確認」

    「図18-5 コンポーネント・ログ構成の削除「確認」」の説明が続きます
    「図18-5 コンポーネント・ログ構成の削除「確認」」の説明
  6. 「はい」をクリックします。

    コンポーネント・ロガーが表から削除されます。

18.3 ログの問合せ

Oracle Stream Explorer Visualizerを使用すると、選択したOracle Stream Explorerサーバーのログに対して問合せを実行できます。ログ問合せ機能を使用すると、選択されたログ・ファイル内の情報を表示できます。

ログの問合せ

  1. 左ペインで、「ドメイン」「サーバー」ノードをクリックします(ここで、「ドメイン」Oracle Stream Explorerドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します)。
  2. 「サービス」をクリックした後、ログの問合せをクリックします。

    図18-6で示すようにログの問合せ画面が表示されます。

    図18-6 ログの問合せ画面

    「図18-6 ログの問合せ画面」の説明が続きます
    「図18-6 ログの問合せ画面」の説明
  3. ログの問合せ画面で次のオプションを選択します。
    • LogFile: 問合せを行うログ・ファイルをドロップダウンから選択します。

    • 「重大度」:LogFileドロップダウンで選択されたログ・ファイルの重大度を選択します。

    • 最大数: 選択されたログ・ファイルで表示する最大ログ行数を入力します。

    • 開始時間: 問合せの実行を開始する時刻を選択します。

    • 終了時間: 問合せを停止する時刻を選択します。

  4. 「問合せの開始」をクリックします。

    選択したOracle Stream Explorerサーバーの選択したログ・ファイルの問合せ条件に一致するすべてのログ・メッセージは、図18-7で示すように「ログ」ペインに表示されます。

    図18-7 ログの問合せ画面 - ログが表示された状態

    「図18-7 ログの問合せ画面 - ログが表示された状態」の説明が続きます
    「図18-7 ログの問合せ画面 - ログが表示された状態」の説明
  5. 「ログ」ペインに表示可能な件数を超えるメッセージが返された場合には、「前へ」ボタンと「次へ」ボタンが有効になります。「前」ボタンと「次」ボタンをクリックして各ページのメッセージを参照します。

18.4 コンソール出力の表示

Oracle Stream Explorer Visualizerを使用すると、選択したOracle Stream Explorerサーバーのコンソール出力を表示できます。

コンソール出力の表示

  1. 左ペインで、「ドメイン」「サーバー」ノードをクリックします(ここで、「ドメイン」Oracle Stream Explorerドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します)。
  2. 「サービス」をクリックした後、「コンソール出力」をクリックします。

    図18-8で示すように「コンソール出力」画面が表示されます。

    図18-8 HelloWorldアプリケーションのサンプル・コンソール出力

    「図18-8 HelloWorldアプリケーションのサンプル「コンソール出力」」の説明が続きます
    「図18-8 HelloWorldアプリケーションのサンプル「コンソール出力」」の説明
  3. 「コンソール出力」ウィンドウ内のテキストをクリアするには、「テキストのクリア」ボタンをクリックします。
  4. コンソール・メッセージの出力を一時停止するには、「休止」ボタンをクリックします。
  5. コンソール・メッセージの出力を再開するには、「再開」ボタンをクリックします。