これは、Dynamic Converterテンプレート・エディタの概要です。
この項では、次のトピックについて説明します。
テンプレートは書式設定指示のセットであり、ソース・ドキュメントに関連付けることができます。ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインする場合は、ドキュメントをデフォルトの変換テンプレートと関連付けるか、カスタマイズした新しいテンプレートを作成します。
使用可能なテンプレート・オプションは次のとおりです。
HTML変換テンプレート: これらのテンプレート・タイプは、プラットフォーム間共通のエディタで構成できます。
スクリプト・テンプレート: デフォルト設定で機能し、テキスト・エディタで編集できます。
ドキュメントに関連付けるテンプレート・タイプを選択し、テンプレートに名前を付けると、そのテンプレートを編集できるようになります。HTML変換エディタは、HTML形式に変換されるネイティブ・ドキュメントの外観のカスタマイズ、および作成するWebページのルック・アンド・フィールの制御に使用されます。
ソース・ドキュメントをWebページにするには、デフォルト設定を使用して変換を実行します。あるいは、テンプレートを作成してドキュメントに関連付けた後、テンプレートを編集します。
HTML Conversion Editorの主要目的は、HTML、GIF、JPEGおよびPNGのフォーマットを使用してソース・ファイルの忠実な表現を作成できるオプションを設定することです。HTML Conversion Editorを使用すると、出力の内容と構造に影響を与える多様なオプションを設定できます。
HTML Conversion EditorはJavaベースであるため、JREがインストールされている任意のブラウザ・インスタンスで実行できます。このエディタは、テンプレートの編集ページまたはテンプレートの選択ルール・ページで「テンプレートの編集」ボタンをクリックすると、クライアント・マシンにダウンロードされます。Firefoxなどの一部のブラウザでは、dc_hcmapedit.jnlpファイルの処理方法を確認するプロンプトが表示される場合があります。このファイルを正しく開くには、Java(TM) Web Start Launcher (デフォルト)を使用します。
HTML Conversion Editorのいくつかの長所を次に示します。
コンテンツ・サーバー内で起動すると、親ブラウザ・ウィンドウが他のページにナビゲートしてもHTML Conversion Editorは開いたままとなるため、テンプレートに加えた変更を保存できます。
HTML変換テンプレートは、XMLファイルとして生成されます。「ツール」メニュー・オプションを使用すると、エディタ・フロント・エンドで生成されるテンプレートXMLを表示できます。
HTML変換テンプレートには、複数のレイアウトを設定できます。1つのテンプレートでドキュメント・タイプごとに異なるレイアウト・タイプを提供できます。
ネイティブ・ドキュメントのメタデータとオプションのカスタム・プロパティを、変換したドキュメントのボディやメタタグに配置できます。
HTML変換エディタのナビゲーション要素は、以前のナビゲーション要素と比較して大幅に改良されています。これらの要素を使用すると、ナビゲーションを特定のスタイルに直接リンクできます。
HTML変換エディタでは、外部のCSSファイルを使用できます。
HTML変換エディタを使用すると、テンプレートによるソース・ドキュメントの解釈方法、およびソース・ドキュメントからHTMLへの変換方法を幅広く制御できます。
テンプレートを編集するための4つの主要なHTML Conversion Editorページがあります。
ドキュメントの書式設定: このページには、変換されたファイルのフォーマットをファイル・タイプに応じてカスタマイズできるいくつかのタブが含まれています。
詳細は、第2章「ドキュメント処理」を参照してください。
ドキュメント・プロパティ: HTML Conversion Editorのこのセクションでは、ドキュメントのヘッダーや本文に配置する事前定義済またはカスタムのドキュメント・プロパティを指定できます。
詳細は、第3章「ドキュメント・プロパティ」を参照してください。
生成済コンテンツ: 生成済コンテンツは、出力の特別なフォーマットを定義するテキスト要素と、ナビゲーション・リンクの自動生成に役立つナビゲーション要素の2種類の要素から構成されます。
詳細は、第4章「生成済コンテンツ」を参照してください。
出力ページ: 出力ページ・セクションには、マークアップ・アイテム、テキストのフォーマット、ページ・レイアウト、ナビゲーション・レイアウトなどの、HTML出力を定義するためのオプションが含まれています。
詳細は、第5章「出力ページ」を参照してください。