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Oracle® WebCenter Content Dynamic Converterテンプレート・エディタ・ガイド
12c (12.2.1)
E70052-01
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A HTML変換エディタ・ユーザー・インタフェース

Dynamic Converter HTML変換エディタは、HTML変換テンプレートをカスタマイズするために使用するいくつかの管理ページから構成されています。HTML変換エディタを使用すると、テンプレートによるソース・ドキュメントの解釈方法、およびソース・ドキュメントからHTMLへの変換方法を幅広く制御できます。これは、変換によって生成される出力のコンテンツと外観を制御する様々なオプションを設定するための直感的なインタフェースです。

後続の項では、ユーザー・インタフェースの様々な部分とテンプレートの作成者が使用できるオプションについて説明します。インタフェースは、次の4つのオプションに従って構成されています。

A.1 はじめに

HTML Conversion Editorの一番上のメニュー・バーには、次の3つの項目があります。

  • ファイル: エディタを終了するためのコマンドが含まれます。テンプレートが変更されると、ユーザーは、終了の前に変更を保存するかどうかを尋ねられます。

  • ツール: テンプレートを検証したり、テンプレートのXMLコンテンツを表示するためのコマンドが含まれます。


    注意:

    テンプレートは、保存時に自動的に検証されます。編集中に手動でテンプレートを検証する必要はありません。

  • ヘルプ: このヘルプ・ファイルと「バージョン情報」ボックスを表示するためのコマンドが含まれます。

メニュー・バーの下にはボタン・バーがあり、ドキュメントのコンテンツIDを入力して、テンプレートのチェックイン前に変換におけるテンプレートの効果をプレビューできます。「プレビュー」をクリックして変換を実行し、デフォルトのWebブラウザを使用して出力を表示できます。

エディタの左側には、入力ドキュメントから最終出力へと向かう機能フローに従って分類された、オプションの様々なカテゴリが表示されます。

  • ドキュメント処理には、各ドキュメント・タイプに固有のオプションが含まれます。

  • ドキュメント・プロパティ・ページでは、出力で表示するドキュメント・プロパティを指定したり、カスタム・プロパティを作成できます。

  • 生成済コンテンツでは、テンプレートの作成者は、ナビゲーション要素とカスタム・テキスト要素を定義できます。

  • 出力ページでは、生成済出力の基本的な特性(キャラクタ・セットやエクスポート・グラフィックのフォーマットなど)を指定できます。出力テキスト書式では、ワープロ・ドキュメント・コンテンツを変換するためのテキスト書式とマッピング・ルールを作成できます。出力マークアップ・アイテムでは、テンプレートの作成者は、出力に挿入するカスタム・マークアップを定義できます。生成済コンテンツのレイアウトは、最終的に出力ページ・レイアウト・ページで定義されます。

A.2 ドキュメント処理

ドキュメント処理ページを使用すると、ファイル・タイプに応じて、変換されるファイルの書式設定をカスタマイズできます。

A.2.1 テキスト/ワープロ・タブ

テキスト/ワープロ・タブでは、テキストおよびワープロ・ファイルの書式設定オプションを設定できます。

図A-1 ドキュメント処理 - テキスト/ワープロ・タブ

これは、テキスト/ワープロ・タブです

表A-1では、テキスト/ワープロ・タブの要素および要素の説明をリストしています。

表A-1 テキスト/ワープロ・タブの要素および説明

要素 説明

レイアウト

該当のタイプのドキュメントにどのレイアウトを使用するかを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。

<li>タグなしでリストの箇条書きを生成する

リストを出力する際に、HTMLリスト・タグ(順序付きリスト/順序なしリスト)を使用するか、リスト・アイテムを示す適切な修飾付きの標準段落とするかを指定します。このオプションを選択すると、ソース・ドキュメントにより忠実な出力が可能になることがあります。

脚注と最後の注釈を含める

これを選択すると、入力ドキュメントの脚注および最後の注釈が出力に含められます。脚注は、常に各ページの一番下に配置されます。最後の注釈の配置は、最後の注釈を分けるオプションにより決定されます。

最後の注釈を分ける

これを選択すると、最後の注釈は、ドキュメントの最後に別ページとして配置されます。それ以外の場合、それらは出力の最後のページに配置されます。

名前なし文字スタイルの無視

これを選択すると、ソース・ドキュメント内の名前のない文字スタイルからの書式設定は無視されます。これは、ドキュメント・コンテンツの書式設定を標準化するテンプレートを直接に、または外部CSSを利用して作成する場合に便利です。

ページ幅とページ・マージン

ページ幅とページ・マージンは、指定するか、ソース・ドキュメントから継承するか、省略できます。

ノート・セパレータ

これにより、脚注と最後の注釈をページのドキュメント・コンテンツから分離するための<hr>タグなどのマークアップを指定できます。脚注と最後の注釈が同じページに出力される場合でも、ドキュメント・コンテンツと最初の脚注の間にセパレータ・マークアップが1つ配置されます。

埋込みグラフィック

これらのオプションにより、埋込みグラフィックに対して、幅、高さまたは合計ピクセル数単位でサイズ制限を指定できます。グラフィックのアスペクト率は、指定された方法にかかわらず維持されます。0の値は、制限がないことを示します。

ページ区切り

これらのオプションによって、出力を複数のファイルに分割し、新しいページを作成するための条件を決定できます。ページは、強制改ページまたは文字数(あるいはその両方)で定義できます。表は、ページ境界にまたがって分割できないことに注意してください。


A.2.2 「イメージ」タブ

「イメージ」タブでは、イメージ・ファイルに固有のフォーマット・オプションをカスタマイズできます。

図A-2 ドキュメント処理 - 「イメージ」タブ

これは、「イメージ」タブです

表A-2では、ドキュメント処理 - 「イメージ」タブの要素および要素の説明をリストしています。

表A-2 ドキュメント処理 - 「イメージ」タブの要素および説明

要素 説明

レイアウト

イメージ・ファイルに使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。

セクション・タイトルの書式

セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。

デフォルトのセクション・ラベル

セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。

正確な幅(ピクセル単位)を次に設定

指定した値に幅が一致するよう、イメージを縮小または拡大します。正確な高さをxに設定を設定しない場合、イメージは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。

正確な高さ(ピクセル単位)を次に設定

指定した値に高さが一致するよう、イメージを縮小または拡大します。正確な幅をxに設定を設定しない場合、イメージは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。

最大幅(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の幅に縮小します。サイズ縮小が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大幅が設定されていないということになります。

最大高さ(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の高さに縮小します。サイズ縮小が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大高さが設定されていないということになります。

最大サイズ(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の領域に縮小します。サイズ縮小が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大サイズが設定されていないということになります。

ファイルを複数のページに分割

選択すると、TIFFやDXFなど、複数セクションのグラフィック・ファイルのイメージが個別のページに出力されます。


A.2.3 プレゼンテーション・タブ

「プレゼンテーション」タブでは、プレゼンテーションのフォーマット・オプションをカスタマイズできます。

図A-3 ドキュメント処理 - プレゼンテーション・タブ

これは、プレゼンテーション・タブです

表A-3では、ドキュメント処理 - プレゼンテーション・タブの要素および要素の説明をリストしています。

表A-3 ドキュメント処理 - プレゼンテーション・タブの要素および説明

要素 説明

レイアウト

プレゼンテーション・ファイルに使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。

セクション・タイトルの書式

セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。

デフォルトのセクション・ラベル

セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。

正確な幅(ピクセル単位)を次に設定

指定した値に幅が一致するよう、スライドを縮小または拡大します。正確な高さをxに設定を設定しない場合、スライドは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。

正確な高さ(ピクセル単位)を次に設定

指定した値に高さが一致するよう、スライドを縮小または拡大します。正確な幅をxに設定を設定しない場合、スライドは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。

最大幅(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなスライドを最大でもこのピクセル数の幅に縮小します。変更が必要な場合でも、ソース・スライドのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大幅が設定されていないということになります。

最大高さ(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなスライドを最大でもこのピクセル数の高さに縮小します。変更が必要な場合でも、ソース・スライドのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大高さが設定されていないということになります。

最大サイズ(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなスライドを最大でもこのピクセル数の領域に縮小します。変更が必要な場合でも、ソース・スライドのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大サイズが設定されていないということになります。

ファイルを複数のページに分割

選択すると、ドキュメントの各スライドが個別のファイルに出力されます。


A.2.4 スプレッドシート・タブ

スプレッドシート・タブでは、スプレッドシートに関連するフォーマット・オプションを設定できます。

図A-4 ドキュメント処理 - スプレッドシート・タブ

これは、スプレッドシート・タブです

表A-4では、ドキュメント処理 - スプレッドシート・タブの要素および要素の説明をリストしています。

表A-4 ドキュメント処理 - スプレッドシート・タブの要素および説明

要素 説明

レイアウト

このタイプのドキュメントで使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。

セクション・タイトルの書式

セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。

デフォルトのセクション・ラベル

セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。

グリッド線の表示

スプレッドシートのレンダリングにHTML表が使用されます。このオプションにより、表は境界線属性が設定された状態で出力されるため、セル境界が表示されます。このオプションを設定しない場合、ドキュメントで指定された枠線のみが出力されます。

最大幅(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の幅に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。

最大高さ(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の高さに縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。

最大サイズ(ピクセル単位)を次に設定

非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の領域に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。

ファイルを複数のページに分割

このオプションを選択すると、ドキュメント内の各シートが個別のページに出力されます。表は、ページ境界にまたがって分割できないことに注意してください。

ページ当たりの行数

1ページ当たりの行数のオプションを0 (ゼロ)以外の値に設定すると、スプレッドシートは、各ページに最大で指定の行数を含む一連の表としてレンダリングされます。


A.2.5 「データベース」タブ

「データベース」タブを使用すると、データベース・ファイルに固有のフォーマット・オプションを指定できます。

図A-5 ドキュメント処理 - 「データベース」タブ

これは、「データベース」タブです

表A-5では、ドキュメント処理 - 「データベース」タブの要素およびその説明をリストしています。

表A-5 ドキュメント処理 - 「「データベース」タブの要素および説明

要素 説明

レイアウト

このタイプのドキュメントで使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの全体的な外観が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。

セクション・タイトルの書式

セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。

デフォルトのセクション・ラベル

セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。

ファイルを複数のページに分割

このオプションを選択すると、ドキュメント内の各セクションが個別のページに出力されます。

ページ当たりのレコード数

1ページ当たりのレコード数のオプションを0 (ゼロ)以外の値に設定すると、データベースは、各ページに最大で指定のレコード数を含む一連の表としてレンダリングされます。


A.2.6 「アーカイブ」タブ

「アーカイブ」タブを使用すると、アーカイブ・ファイルに固有のフォーマット・オプションを指定できます。

図A-6 ドキュメント処理 - 「アーカイブ」タブ

これは、「アーカイブ」タブです

表A-6では、ドキュメント処理 - 「アーカイブ」タブの要素および説明をリストしています。

表A-6 ドキュメント処理 - 「アーカイブ」タブの要素および説明

要素 説明

レイアウト

このタイプのドキュメントで使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。

表示方法

ZIPなどのアーカイブ・ファイルは、アーカイブのファイル階層を表した一連の表としてレンダリングされます。デフォルトの表示方法は、ファイル・リストのみが出力される「ファイル名」です。表示方法が解凍ファイルに設定されている場合、アーカイブ内の各ファイルもそのドキュメント・タイプの適切なテンプレート設定に基づいてレンダリングされます。ファイル・リストには、レンダリングされたファイルへのリンクが含まれます。


A.3 ドキュメント・プロパティ

エディタのこのセクションでは、ドキュメントのヘッダーや本文に配置する事前定義済またはカスタムのドキュメント・プロパティを指定できます。

このセクションには、次のページがあります。

A.3.1 ドキュメント・プロパティの追加

「ドキュメント・プロパティの追加」ページを使用すると、ドキュメント・プロパティを追加および削除できます。

図A-7 ドキュメント・プロパティの追加

これは、ドキュメント・プロパティの追加ページです

表A-7では、ドキュメント・プロパティの追加タブの要素および説明をリストしています。

表A-7 ドキュメント・プロパティの追加の要素および説明

要素 説明

追加

新しいドキュメント・プロパティを追加するには、このボタンをクリックします。

削除

ドキュメント・プロパティを削除するには、リストから定義済のドキュメント・プロパティを選択して、このボタンをクリックします。プロパティがページ・レイアウトで使用されている場合は、そのプロパティを削除できない場合があります。


A.3.2 ドキュメント・プロパティ

ドキュメント・プロパティ・ページでは、2種類のドキュメント・プロパティ、定義済および「カスタム」を定義できます。

図A-8 ドキュメント・プロパティ

これは、ドキュメント・プロパティ・ダイアログ・ボックスです

表A-8では、ドキュメント・プロパティ・タブの要素および説明をリストしています。

表A-8 ドキュメント・プロパティ・タブ - 要素および説明

要素 説明

定義済

「定義済」プロパティは、多数のファイル形式で格納されているメタデータ・フィールドです。たとえば、入力ドキュメントの作成者を意味するプライマリ作成者などです。実際、どのプロパティを使用できるかは入力ファイル形式に大きく依存し、ほとんどの場合、作成者がこの情報を提供しているかどうかによって決まります。

カスタム

カスタム・プロパティは、作成者により定義されます。これらのプロパティを使用して、任意のテキストおよびHTMLマークアップを出力ファイルに挿入できます。

デフォルトで、ドキュメント・プロパティは何も定義されていません。変換による出力にドキュメント・プロパティを含めるには、必要なドキュメント・プロパティを最初にここで定義する必要があります。その後、出力ページ・レイアウトで定義されているページ・レイアウトにドキュメント・プロパティを挿入することで、それらを変換による出力に追加します。

デフォルト値

変換中の入力ドキュメントにプロパティが見つからない場合に使用するデフォルト値。この値は、カスタム・プロパティの値としても使用されます。デフォルト値の指定はオプションです。

メタ・タグ名

プロパティをHTMLメタ・タグで表示する場合、これが、メタ・タグで使用するname属性の値となります。content属性の値は、ソース・ドキュメントから取得されるか、または必要に応じて前述の「デフォルト値」オプションの設定から取得されます。

入力ドキュメントに作成者が指定されていない場合、生成されるメタ・タグは、次のようになります。

<meta name="author" content="Unknown">

メタ・タグ名の指定はオプションですが、出力ファイルの<head>に残りのメタ・タグとともにプロパティを挿入する場合、メタ・タグ名を指定する必要があります。

出力書式

プロパティの値を出力に参照可能なテキストとして含める場合にプロパティをフォーマットするために使用する出力段落書式の名前。


A.4 生成済コンテンツ

生成されたコンテンツは、2種類の要素から構成されています。

  • テキスト要素では、カスタム文字列が定義され、これらはテンプレート内で置換文字列として使用したり、実行時にサーバーAPIコールで使用できます。これらの文字列は、そのまま出力されるか、またはテンプレートに定義された書式で出力されます。

  • ナビゲーション要素では、ナビゲーション・リンクが自動的に生成されます。

次のページを使用できます。

A.4.1 テキスト要素の追加

「テキスト要素の追加」ページからアクセスできるテキスト要素ページでは、変換済出力に挿入するテキストを指定できます。

図A-9 テキスト要素の追加

これは、テキスト要素の追加ページです

表A-9に、テキスト要素の追加タブの要素および説明をリストします。

表A-9 テキスト要素の追加 - 要素および説明

要素 説明

追加

新しいテキスト要素を追加するためのテキスト要素ページを表示するには、このボタンをクリックします。

削除

テキスト要素を削除するには、リストから定義済のテキスト要素を選択して、このボタンをクリックします。要素がページ・レイアウトで使用されている場合は、その要素を削除できない場合があります。


A.4.2 テキスト要素

テキスト要素ページを使用すると、新しいテキスト要素に名前と値を設定できます。

図A-10 テキスト要素

これは、テキスト要素ダイアログ・ボックスです。

表A-10に、テキスト要素タブの要素および説明をリストします。

表A-10 テキスト要素タブ - 要素および説明

要素 説明

名前

レイアウトの作成または編集時に、このテキスト要素の参照に使用される名前です。このフィールドは必須です。

このテキスト要素がページ・レイアウトで使用されるときに出力に挿入される値です。デフォルトで、この要素は空白です。

出力書式の使用

出力フォーマット名です。これは、参照可能なテキストとして値を出力に含めるときのテキスト要素のフォーマットとして使用されます。


A.4.3 ナビゲーション要素の追加

ナビゲーション要素の追加ページからアクセスできるページでは、変換された出力にナビゲーション・リンクを配置できます。ナビゲーション要素には、ドキュメント・ナビゲーション、ページ・ナビゲーション、セクション・ナビゲーションの3種類があります。

図A-11 ナビゲーション要素の追加

これは、ナビゲーション要素の追加ページです

表A-11では、ナビゲーション要素の追加タブの要素および説明をリストしています。

表A-11 ナビゲーション要素の追加タブ - 要素および説明

要素 説明

ナビゲーション要素

「追加」ボタンの横にあるドロップダウン・ボックスをクリックして、ドキュメント・ナビゲーション、ページ・ナビゲーション、セクション・ナビゲーションのいずれの要素を追加するかを選択します。

追加

ドキュメント・ナビゲーション、ページ・ナビゲーションまたはセクション・ナビゲーション・ページを表示して要素を定義するには、このボタンをクリックします。

削除

不要になったナビゲーション要素を削除するには、ナビゲーション・アイテムをハイライトしてから、このボタンをクリックします。ナビゲーション要素がページ・レイアウトで使用されている場合、そのナビゲーション要素は削除されないことがあります。


A.4.4 要素ナビゲーション

要素ナビゲーション・ページを使用すると、ワープロ・ドキュメントのドキュメント要素へのナビゲーションをローカルまたはグローバルで実行できます。このページには、次のような下位のリンク・セット・ページがあります。

図A-12 要素ナビゲーション

これは、要素ナビゲーション・ダイアログ・ボックスです

表A-12では、要素ナビゲーション・タブの要素および説明をリストしています。

表A-12 要素ナビゲーション・タブ - 要素および説明

要素 説明

名前

ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。

リンク・タグ

<a>または<option>のどちらを使用してこの要素内のリンクを囲むかを指定します。

"親なし"のレベルが発生した場合に親レベルを生成します。

このオプションは、リンク階層がレベル1から開始するように、欠落しているリンク・レベルを追加します。

同じページ上のターゲットへのリンクのみを含めます。

このオプションは、同じHTML出力ページにすべてが表示されるターゲットに対して小さなリンク・セットを生成する場合に使用します。たとえば、各HTML出力ページにアウトライン・レベル1の段落が1つ作成されるようドキュメントを分割する場合などです。ユーザーはその後、ページに表示されるすべてのアウトライン・レベル2の段落に移動する1行のリンクをページ最上部に作成する手順の一部として、このオプションを設定できます。

このオプションを設定しない(デフォルト)場合、ドキュメント全体にわたるターゲットに対するリンクが生成されます。

ラベルの語句の制限

リンクのラベルは、ドキュメント要素のテキストから取得されます。ターゲット要素の中には、大量のテキストを含むものもあります。このため、リンク・リストのフォーマットで問題が発生することがあります。このオプションを設定すると、指定したワード数の後、ラベルが切り捨てられます。その場合、切捨てを示すために省略記号が出力されます。

このオプションをゼロに設定(デフォルト)すると、ターゲット要素のすべてのテキストがリンク・ラベルとして使用されます。

リンク・セット

リンク・セット・セクションには次の4つのタブがあります。

  • 「マッピング・ルール」タブによって、テンプレートの作成者は、アウトライン・レベルまたは(大/小文字を区別した)スタイル名によってナビゲーションのターゲットを定義できます。

  • 「カスタム属性」タブでは、カスタム属性をリンクに適用できます。

  • 「マークアップ」タブでは、リンク・セットをレンダリングするためのタグまたは他のマークアップを定義します。

  • 「フォーマット」タブによって、テンプレートの作成者は、直接に、または外部CSSクラスを通じてリンク・ラベルにスタイルを適用できます。

レベル

リンク・セットを追加した後は、これらの上/下矢印を使用してその順序を調整できます。ウィンドウに表示されるリンク・セットの順序によって、ナビゲーション階層が確立されます。リンク・セットが上または下に移動すると、それに従ってリンク・セットの名前が変更されます。たとえば、2つのリンク・セット(レベル1およびレベル2)を定義し、2つ目のリンク・セットを選択して上に移動すると、このリンク・セットがレベル1になります。

削除

リンク・セットを削除するには、そのリンク・セットをハイライトしてからこのボタンをクリックします。


A.4.4.1 マッピング・ルール・タブ

マッピング・ルール・タブでは、リンク・マッピング・ルール・ページにアクセスできます。リンク・マッピング・ルールは、入力ドキュメントのどの部分がリンクの作成に使用されるかを決定します。

図A-13 リンク・マッピング・ルール

これは、リンク・マッピング・ルール・ダイアログ・ボックスです

表A-13では、リンク・マッピング・ルールの要素および説明をリストしています。

表A-13 リンク・マッピング・ルール - 要素および説明

要素 説明

リンク・マッピング・ルールの追加/リンク・マッピング・ルールの削除

新しいリンク・マッピング・ルールを追加して、ドキュメント・コンテンツにナビゲーション用のマークを付けるには、リンク・マッピング・ルールの追加アイコンをクリックします。ルールを削除するには、そのルールをハイライトして「削除」アイコンをクリックします。

「上に移動」および「下に移動」

これらのボタンを使用して、追加したマッピング・ルールを並べ替えることができます。マッピング・ルールは、一致する最初のルールが適用されるルールとなる順序で並べられています。

次が一致

作成するマッピング・ルールの種類を決定します。次の2つの選択肢があります。

  • アウトライン・レベルが一致 - 指定した数値のアウトライン・レベルを照合します。0の値は使用できないことに注意してください。

  • スタイルが一致 - 指定した段落または文字のスタイル名を照合します。一致では大/小文字が区別されることに注意してください。

値(アウトラインまたはスタイル)

  • アウトライン・レベルが一致を選択した場合は、一致させるアウトライン・レベルをここに入力する必要があります。デフォルトのアウトライン・レベルは1です。

  • スタイルが一致を選択した場合は、一致させるスタイル名をここに入力する必要があります。スタイル名は大/小文字が区別され、ドキュメントに含まれるスタイル名と完全に一致する必要があります。デフォルトのスタイル名はありません。


A.4.4.2 「カスタム属性」タブ

「カスタム属性」タブでは、カスタム属性およびカスタム・マークアップを定義して、リンク・セットの前または後に挿入できます。

表A-14では、「カスタム属性」タブの要素および説明をリストしています。

表A-14 「カスタム属性」タブ - 要素および説明

要素 説明

カスタム・リンク属性

ユーザーが指定したカスタム属性が表示されます。属性を追加または削除するには、「属性の追加」ボタンまたは「属性の削除」ボタンを使用します。

名前/値

定義する任意の名前/値ペア。デフォルトでは空です。


A.4.4.3 「マークアップ」タブ

「マークアップ」タブでは、リンクの前、間または後に挿入するHTMLマークアップを定義できます。

表A-15では、「マークアップ」タブの要素および説明をリストしています。

表A-15 「マークアップ」タブ - 要素および説明

要素 説明

リンクの前に挿入するようマークアップ

最初のリンクの前に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

リンクとリンクの間に挿入するようマークアップ

リンクとリンクの間に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

リンクの後に挿入するようマークアップ

最後のリンクの後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

各リンクの前または後に挿入するようマークアップ

各リンクの前または後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。


A.4.4.4 「書式設定」タブ

「フォーマット」タブでは、外部CSSクラスを定義するか、またはリンク・セットの文字書式を直接定義できます。

図A-14 要素ナビゲーション - 「書式設定」タブ

これは、要素ナビゲーションの「書式設定」タブです

表A-16では、要素ナビゲーション - 「書式設定」タブの要素および説明をリストしています。

表A-16 要素ナビゲーション - 「書式設定」タブの要素および説明

要素 説明

外部CSSクラスの使用

このオプションを選択した場合は、作成者が外部CSSファイルからのクラスの名前をここに入力する必要があります。外部CSSファイルのURLは、出力ページで設定された「外部ユーザー・スタイルシート」オプションを使用して指定します。

文字の書式設定

文字レベルの書式設定に使用可能なタイプごとに、次の2つの値の中の1つを設定できます。

  • 常にオフ - リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオフにします。

  • 常にオン - リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオンにします。


A.4.5 ページ・ナビゲーション

ページ・ナビゲーションでは、ページ相対ナビゲーションを使用できます。このページには次の3つのタブがあります。

A.4.5.1 「マークアップ」タブ

「マークアップ」タブでは、リンク・セットの前後にマークアップを挿入できます。

図A-15 ページ・ナビゲーション - 「マークアップ」タブ

これは、ページ・ナビゲーションの「マークアップ」タブです

表A-17では、ページ・ナビゲーション - 「マークアップ」タブの要素および説明をリストしています。

表A-17 ページ・ナビゲーション - 「マークアップ」タブの要素および説明

要素 説明

名前

ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。

リンク・タグ

リンクに使用するHTMLタグに対してアンカーまたはオプションを選択します。

このリンク・セットの前に挿入するようマークアップ

リンク・セットの前に表示する必要がある任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

このリンク・セットの間に挿入するようマークアップ

リンク・セットの間に表示する必要がある任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

このリンク・セットの後に挿入するようマークアップ

リンク・セットの後に表示する必要がある任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

各リンクの前または後に挿入するようマークアップ

各リンクの前または後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。


A.4.5.2 「書式設定」タブ

「フォーマット」タブでは、ナビゲーション・リンクのフォーマットを指定できます。

図A-16 ページ・ナビゲーション - 「書式設定」タブ

これは、ページ・ナビゲーションの「書式設定」タブです

表A-18では、ページ・ナビゲーション - 「書式設定」タブの要素および説明をリストしています。

表A-18 ページ・ナビゲーション - 「書式設定」タブの要素および説明

要素 説明

名前

ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。

リンク・タグ

このリンクのHTMLタグに対してアンカーまたはオプションを選択します。

CSSクラスの使用

外部で定義されたクラスの名前をここに指定します。CSSファイルのURLは、出力ページ外部ユーザー・スタイルシート・オプションで指定します。

文字の書式設定

文字レベルの書式設定で使用可能な種類が表示されます。書式設定の各種類に対して次の2つの値の1つを設定できます。

  • 常にオフ - リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオフにします。

  • 常にオン - リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオンにします。


A.4.5.3 「ページ・リンク」タブ

「ページ・リンク」タブでは、ページ・ナビゲーション・リンクを追加して、各リンクの順序を決定できます。

図A-17 ページ・ナビゲーション - 「ページ・リンク」タブ

これは、ページ・ナビゲーションの「ページ・リンク」タブです

表A-19では、ページ・ナビゲーション - 「ページ・リンク」タブの要素および説明をリストしています。

表A-19 ページ・ナビゲーション - 「ページ・リンク」タブの要素および説明

要素 説明

ページ・リンクの追加

「ページ・リンクの追加」をクリックすると、ページ・ナビゲーション・リンクが追加されます。リンクを削除するには、そのリンクをハイライトして「ページ・リンクの削除」をクリックします。

リンク・タイプ

リンクを次のタイプのいずれかとして定義します。

  • 最初のページ - 生成された出力の最初のページへのリンク。これはデフォルト設定です。

  • 前のページ - 生成された出力の前のページへのリンク。

  • 次のページ - 生成された出力の次のページへのリンク。

  • ナビゲーション・ページ - 生成された出力のナビゲーション・ページへのリンク。ナビゲーション・ページはナビゲーション・レイアウトで定義します。

  • カスタムURL: 指定したURLへのリンク。

リンク・ラベル

HTMLの開始および終了のアンカー・タグの間に配置するテキスト。リンクのボタンとして使用するグラフィックの<img>タグなど、任意の有効なHTMLにすることもできます。

URL

前述した「リンク・タイプ」オプションが「カスタムURL」に設定されている場合に入力する必要があります。

カスタム属性の追加/削除

「属性の追加」アイコンをクリックして、ページ・リンクのHTMLアンカー・タグに含める新規属性を追加します。ボタンをクリックすると、名前/値表にエントリが表示されます。デフォルトのnameを属性の名前で置き換えます。デフォルトのvalueを属性の値で置き換えます。たとえば、altおよびgeneratedをそれぞれ選択します。削除するには、名前と値のペアをハイライトしてから「属性の削除」アイコンをクリックします。

リンクが使用できない場合

このオプションは、指定したリンクが使用できない場合の処理方法を指定します。たとえば、ドキュメントの最後のページを生成しているときは「次」リンクを使用できません。次の選択が可能です。

  • リンクの抑制: リンク・ラベルは引き続き出力に配置されますが、そのリンクは外されています。これはデフォルト設定です。

  • リンクおよびテキストの抑制: リンク・ラベルは出力に配置されません。

  • 代替リンクの使用: このオプションを選択すると、指定したリンクのかわりに代替リンク設定が使用されます。

代替リンク設定

前述した代替リンクの指定を選択すると、次の設定が使用可能になります。

リンク・タイプ - 次の中から選択できます。

  • 最初のページ - 生成された出力の最初のページへのリンク。

  • ナビゲーション・ページ - リンクを出力ドキュメント・レイアウトの主要ナビゲーション・ページへのリンクに置き換えます。このオプションを選択するには、ナビゲーション・レイアウトでナビゲーション・レイアウトを指定する必要があります。

  • カスタムURL: URL (後述)を代替リンクとして使用することを指定します。

  • テキスト: リンクは作成されません。前述した通常の「リンク・テキスト」オプション設定の値のかわりに、後述する「リンク・テキスト」オプション設定の値が使用されます。これがこのオプションのデフォルトです。

リンク・ラベル: どの「リンク・タイプ」が選択されているかに関係なく、これが代替リンクに使用されるテキストまたはHTML、あるいはその両方となります。デフォルト値はありません。

URL: 「リンク・タイプ」「カスタムURL」に設定されている場合に使用するURL。これは有効なURLに設定する必要があります。デフォルト値はありません。


A.4.6 セクション・ナビゲーション

セクション・ナビゲーションは、プレゼンテーションやスプレッドシートなどの複数セクションのドキュメント・タイプで使用され、ページ区切りが使用されないときに各セクションへのリンクを作成する場合に便利です。これは、最も単純なタイプのナビゲーション要素であり、セクション・ラベルはリンク・ラベルとして使用され、ダイアログ・ボックスの他のオプションは、すべてのナビゲーション要素に共通のオプションです。このページには、3つのタブがあります。

ページの最上部には、3つすべてのタブ用のアイテムが2つ表示されます。

表A-20では、セクション・ナビゲーション・タブの要素および説明をリストしています。

表A-20 セクション・ナビゲーションの要素および説明

要素 説明

名前

ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。

リンク・タグ

<a>または<option>のどちらを使用してこの要素内のリンクを囲むかを指定します。


A.4.6.1 「カスタム属性」タブ

「カスタム属性」タブでは、リンク・セットの前後にカスタム・マークアップを挿入できます。

図A-18 セクション・ナビゲーション - 「カスタム属性」タブ

これは、セクション・ナビゲーションの「カスタム属性」タブです

表A-21では、セクション・ナビゲーション - 「カスタム属性」タブの要素および説明をリストしています。

表A-21 セクション・ナビゲーションの「カスタム属性」タブの要素および説明

要素 説明

カスタム属性

ユーザーが指定したカスタム属性が表示されます。属性を追加または削除するには、「属性の追加」ボタンまたは「属性の削除」ボタンを使用します。

名前/値

定義する任意の名前/値ペア。デフォルトでは空です。


A.4.6.2 「マークアップ」タブ

「マークアップ」タブでは、リンクの前後やリンク間にHTMLマークアップを挿入できます。

図A-19 セクション・ナビゲーション - 「マークアップ」タブ

これは、セクション・ナビゲーションの「マークアップ」タブです

表A-22では、セクション・ナビゲーション - 「マークアップ」タブの要素および説明をリストしています。

表A-22 セクション・ナビゲーション - 「マークアップ」タブの要素および説明

要素 説明

リンクの前に挿入するようマークアップ

最初のリンクの前に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

リンクとリンクの間に挿入するようマークアップ

リンクとリンクの間に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

リンクの後に挿入するようマークアップ

最後のリンクの後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

各リンクの前または後に挿入するようマークアップ

各リンクの前または後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。


A.4.6.3 「書式設定」タブ

「フォーマット」タブには、リンクのフォーマットを指定する方法が2つ用意されています。

図A-20 セクション・ナビゲーション - 「書式設定」タブ

これは、セクション・ナビゲーション - 「書式設定」タブです

表A-23では、セクション・ナビゲーション - 「書式設定」タブの要素および説明をリストしています。

表A-23 セクション・ナビゲーション - 「書式設定」タブの要素および説明

要素 説明

CSSクラスの使用

外部で定義されたクラスの名前をここに指定します。CSSファイルのURLは、出力ページ外部ユーザー・スタイルシート・オプションで指定します。

文字の書式設定

使用可能な文字レベルのフォーマットのタイプは、それぞれ次の2つの値のいずれかに設定できます。

  • 常にオフ - リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオフにします。

  • 常にオン - リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオンにします。


A.5 出力ページ

出力ページ・セクションには、マークアップ・アイテム、テキストの書式設定、ページ・レイアウト、ナビゲーション・レイアウトを含む、HTML出力のオプションが含まれています。インタフェースのこのセクションには、出力をカスタマイズできる次のページが含まれています。

A.5.1 出力ページ

出力ページ・ページでは、HTML出力に関する各種のオプションを設定できます。

図A-21 出力ページ

これは、出力ページ・ページです

表A-24では、出力ページ・タブの要素および説明をリストしています。

表A-24 出力ページ・タブの要素および説明

要素 説明

DOCTYPEの使用

各出力ファイルの最上部にDOCTYPE文を挿入する場合、このオプションを選択します。CSSが有効な場合、生成されるHTMLはXHTML 1.0 Transitional DTDに準拠します。CSSが無効な場合は、HTML 4.0 Transitionalに準拠するHTMLが出力されます。このオプションはデフォルトで有効化されています。

言語文字列

<html>タグのlang属性の値を指定します。この値は、ドキュメントのプライマリ自然言語を示します。

CSS生成

CSSを使用すると、Dynamic Converterでソース・ドキュメントに関してさらに高い忠実度で出力を作成できます。CSSのサポートはブラウザによって異なることに注意してください。

このオプションは、次の値に設定できます。

  • 埋込み - CSSスタイルは各出力ファイルのヘッダーに含まれます。

  • 外部 - CSSスタイルは別ファイルに出力されます。このファイルは、変換中に生成されるすべての出力ファイルによって参照されます。

デフォルトでは、各出力ファイルのHTMLにCSSが埋め込まれます。CSSが埋め込まれると、CSSファイルを別に作成する必要がなくなるため、変換により生成されるファイルの総数が少なくなります。変換の最終出力のどこかでスタイルが必要な場合は、すべてのHTMLファイルのスタイル定義にそのスタイルが表示されます。

外部ユーザー・スタイルシート

出力によって参照されるスタイルシートのURIを指定します。このオプションは、「文字の書式設定」タブおよび「段落書式」タブの「外部CSSクラスの使用」オプションとともに使用して、テンプレートの作者がドキュメント・コンテンツの書式を制御できるようにします。

出力キャラクタ・セット

このオプションを使用すると、出力ファイルで使用する必要があるキャラクタ・セットを指定できます。指定後は、文字が必要に応じて入力ドキュメントのキャラクタ・セットから出力キャラクタ・セットに変換、つまり「マッピング」されます。

マッピングできない文字の値

出力キャラクタ・セットに文字が見つからない場合は、使用する文字をこのオプションで指定します。このオプションでは、16進法で指定された置換文字にUnicode値が使用されます(デフォルト値の2Aは、アスタリスク(「*」)文字に対応します)。選択した置換文字が出力キャラクタ・セットで使用可能であることを確認する必要があります。

グラフィック書式

このオプションを使用すると、開発者はシステムにより生成されるグラフィックの書式を指定できます。許容される値は次のとおりです。

  • GIF

  • JPEG

  • PNG

  • なし

インタレースGIF

この項目は、グラフィック書式にGIFを選択した場合に選択可能になります。出力グラフィックをインタレースGIFにする場合はこのチェック・ボックスを選択します。

出力DPI

このオプションを使用すると、出力グラフィック・デバイスの解像度をDPIで指定できます。この設定は、物理単位(in/cm)でサイズが指定されているオブジェクトにのみ適用されます。たとえば、100 DPIグラフィックでの1インチの正方形を50 DPIのデバイス(「出力DPI」オプションを50に設定)にレンダリングするとします。この場合、出力されるJPEG、GIFまたはPNGは、50×50ピクセルとなります。

JPEGクオリティ

選択した形式がJPEGの場合、システムにより作成されるJPEGの品質をここで設定できます(1から100)。

画像サイズの変更方法

このオプションでは、グラフィックのサイズ変更に使用する方法を指定します。次の3つの方法から選択できますが、どの方法も変換後のイメージ品質および変換速度が多少犠牲になります。

  • クイック

  • スムーズ(デフォルト)

  • グレースケール

カスタム・ターゲット属性

一部の入力ドキュメントにはハイパーリンクが含まれています。テンプレートの作成者が、ブラウザでソース・ドキュメントのリンクを開くフレームやウィンドウを優先することがあります。このオプションを使用すると、テンプレートの作成者が生成されたハイパーリンクの「ターゲット」属性で使用する値を指定できます。これにより、ソース・ドキュメントのターゲット情報が上書きされますが、ナビゲーション・レイアウト・アイテムのハイパーリンクやマークアップは影響を受けません。このオプションを空白のままにすると、「ターゲット」属性はソース・ドキュメントで値を指定された場合にのみ設定されます。

HTMLのtarget属性に有効な値は次のとおりです。

  • _blank - ユーザー・エージェントは、指定されたドキュメントを新しい、名前のないウィンドウにロードする必要があります。

  • _self - ユーザー・エージェントは、このターゲットを参照する要素と同じフレームにドキュメントをロードする必要があります。

  • _parent - ユーザー・エージェントは、現在のフレームの直接の親であるFRAMESETにドキュメントをロードする必要があります。現在のフレームに親がない場合、この値は_selfと同等になります。

  • _top - ユーザー・エージェントは、完全な、元のウィンドウにドキュメントをロードする必要があります(したがって、他のすべてのフレームは取り消されます)。現在のフレームに親がない場合、この値は_selfと同等になります。

HTMLソースを読みやすく書式設定する

このオプションを選択すると、出力に改行が正確に書き込まれ、生成されるHTMLが読みやすく、視覚的にも美しくなります。この改行は、この段落の前に新しい行を追加を設定した場所にのみ表示されます。

このオプションが次には影響しないことに注意してください。

  • このオプションの設定は、テキスト・エディタに生成されるマークアップを読みやすくしますが、ブラウザへのドキュメントのレンダリングには影響しません。

  • .cssファイルのコンテンツにはソース・ドキュメントからのテキストが含まれないため、このオプションは、.cssファイルのコンテンツには影響しません。

  • テンプレートの内容はすでにユーザーの制御下にあるため、このオプションはテンプレートからコピーされた空白や改行には影響しません。

スタイル情報の表示

このチェック・ボックスを選択すると、ソース・ドキュメントのスタイル名およびマッピング方法に関する情報がDynamic Converterに取り込まれます。特定の段落やテキスト文字列の上にマウスを置くと、マッピングされている書式が表示されます。


A.5.2 出力テキスト書式の追加

出力テキスト書式の追加ページでは、出力ドキュメント・テキストの書式設定属性を定義する出力テキスト書式を追加および削除できます。出力テキスト・フォーマットでは、出力ドキュメント・テキストのテキストおよび書式設定の属性を定義します。これらの書式は、フォント・ファミリ、フォント・サイズ、フォント・カラーなどの属性、標準のテキスト属性(太字、イタリック、下線など)、および表で使用する罫線の属性などを定義します。これにより、作成者は、ソース・ドキュメントで多数の作成者が様々な書式スタイルを使用している場合も、出力の外観を規格化できます。

図A-22 出力テキスト書式 - 「書式」タブ

これは、出力テキスト書式 - 「書式」タブです

表A-25では、出力テキスト書式 - 「書式」タブの要素および説明をリストしています。

表A-25 出力テキスト書式 - 「書式」タブの要素および説明

要素 説明

追加

新規の出力テキスト書式を追加するには、「追加」ボタンをクリックします。新規に追加されたアイテムが左側のツリー・ビューに表示され、編集する場合はそのアイテムにナビゲートされます。デフォルト段落書式は常に使用可能です。この書式は、基本的に、入力ドキュメントの書式設定どおりに出力を書式設定するよう指示します。

削除

表の出力テキスト・フォーマットを選択し、「削除」をクリックして削除します。


A.5.3 出力テキスト書式

出力テキスト書式ページには2つのタブがあります。

A.5.3.1 出力テキスト書式 - 「マークアップ」タブ

このタブでは、出力ページの要素に関連付けるカスタム・テキスト書式のマークアップを定義できます。

図A-23 出力テキスト書式 - 「マークアップ」タブ

これは、出力テキスト書式 - 「マークアップ」タブです

表A-26では、出力テキスト書式 - 「マークアップ」タブの要素および説明をリストしています。

表A-26 出力テキスト書式 - 「マークアップ」タブの要素および説明

要素 説明

名前

この書式を参照するために使用する名前。このフィールドは必須です。

タグ名(デフォルトはp)

この書式を使用する段落の前後に配置する段落レベルのHTMLタグ。有効かどうかに関係なく、ここには任意のタグ名を入力できることに注意してください。両側の角カッコ(「<」および「>」)は入力せず、タグ名のみを入力します。段落タグ(「p」)がデフォルトとなります。

属性の追加

「カスタム属性」表に新規の名前と値のペアを追加します。これらの属性は、上の「タグ名」オプションで名前が指定されているタグに適用されます。新規属性に名前および値を設定するには、「カスタム属性」表内で属性をクリックします。

属性の削除

エントリを削除するには、「カスタム属性」表内のエントリをハイライトしてからこのボタンをクリックします。

要素の前に挿入するようマークアップ

この書式を使用するすべての段落の前に書き込むHTMLまたは通常のテキスト、あるいはその両方。

要素の後に挿入するようマークアップ

この書式を使用するすべての段落の後に書き込むHTMLまたは通常のテキスト、あるいはその両方。

この段落の前にHTMLの新しい行を挿入します。

このオプションを選択すると、HTMLソースを読みやすく書式設定するオプションが出力ページで設定されている場合、段落の開始タグの前のHTMLに改行文字が挿入されます。このオプションは、ブラウザにおける出力の外観には影響を及ぼしません。

この段落から新しいページを開始します。

このオプションが設定されていると、この書式が段落に適用されるたびに、新しい出力ページが作成されます。デフォルトでは、このオプションは無効です。

このタイプの最初の段落でページを開始しないでください。

この段落から新しいページを開始しますが選択されている場合に、このオプションが設定されていると、最初の段落に関してのみ、その効果が無効になります。このオプションの目的は、出力の冒頭に空またはほぼ空のページが作成されないようにすることです。


A.5.3.2 出力テキスト書式 - 「書式設定」タブ

外部CSSの使用またはこのページでの書式の定義という2つの方法のいずれかを選択して、段落の書式を指定できます。


注意:

この書式設定は、主に段落スタイルに適用されます(ただし、名前付き文字スタイルもサポートされます)。テンプレートからスタイルをオーバーライドできるようにするには、ソース・ドキュメントのスタイルを適切に指定する必要があります。つまり、段落の書式設定を変更する場合は、段落のテキストを選択して書式設定を手動で適用するのではなく、段落スタイルを編集する必要があります。前者の方法では、ワード・プロセッサによってテキストに名前なし文字スタイルが適用されます。このようにすると、たとえば、Microsoft Wordでは、スタイルは「見出し1 + 斜体」のように表示されます(斜体の書式設定はスタイルの一部ではありません)。段落のスタイルを正しく指定するには、新しく「見出し1(斜体)」スタイルを作成して書式設定属性を適宜設定し、段落に適用します。このようにすると、たとえば、Microsoft Wordでは、スタイルは「見出し1 + 斜体」のように表示されます(斜体の書式設定はスタイルの一部ではありません)。段落のスタイルを正しく指定するには、新しく「見出し1(斜体)」スタイルを作成して書式設定属性を適宜設定し、段落に適用します。

図A-24 出力テキスト書式 - 「書式設定」タブ

これは、出力テキスト書式の「書式設定」タブです。

表A-27では、出力テキスト書式 - 「書式設定」タブの要素および説明をリストしています。

表A-27 出力テキスト書式 - 「書式設定」タブの要素および説明

要素 説明

CSSクラスの使用

外部で定義されたクラスの名前をここに指定します。CSSファイルのURLは、出力ページ外部ユーザー・スタイルシート・オプションで指定します。

文字の書式設定

ここで使用可能な各タイプの文字レベル書式は、次のいずれかの値に設定できます。

  • 常にオフ - テキストの書式設定時に、属性を常にオフにします。

  • 常にオン - テキストの書式設定時に、属性を常にオンにします。

  • 継承 - ソース・ドキュメントから属性の状態を取得します。つまり、ソース・ドキュメントのテキストが太字にレンダリングされている場合は、太字のテキストが作成されます。

  • 指定しない - 書式設定を指定しないままにします。場合によっては、これにより、常にオフと異なるHTML出力が生成される場合があります。この設定は、外部スタイルシートによりスタイルが提供される場合に便利です。

段落書式

テキストに適用する段落レベルの書式設定。使用可能な書式設定のタイプは、このセクションに表示されます。書式が文字スタイルにマッピングされている場合、段落の書式設定は無視されます。

注意: すべての色は000000からFFFFFFのRGB値で指定されます。

ここで使用可能な各タイプの段落レベル書式設定は、次のいずれかのオプションに設定できます。

  • 常にオフ - テキストの書式設定時に、属性を常にオフにします。

  • 常にオン - テキストの書式設定時に、属性を常にオンにします。

  • 継承 - ソース・ドキュメントから属性の状態を取得します。たとえば、この書式を使用してソース・ドキュメントの段落に0.5インチのインデントが指定されている場合、出力ファイルの段落でも0.5インチのインデントが適用されます。

  • 指定しない - 上の「常にオフ」オプションと同様の効果があります。

枠線の使用

この要素では、段落の枠線を処理する方法を指定します。次のいずれかのオプションに設定できます。

  • 常にオフ - この書式にマップされた段落では枠線が使用されません。

  • 常にオン - この書式にマップされた段落では、下のフィールドで指定した枠線が使用されます。この設定を有効にするには、CSSを有効にする必要があります。

  • 継承 - この書式にマップされた段落では、ソース・ドキュメントで定義された枠線がある場合に、それが使用されます。

  • 指定しない - 常にオフと同様の効果があります。

枠線のスタイル/枠線の色/枠線の幅

枠線の各辺(上、右、下、左)について、次の属性を指定できます。

  • 枠線のスタイル - 使用できる枠線のスタイルの1つを選択します。

  • 枠線の色 - 16進数のRGB値で指定された色。

  • 枠線の幅: ポイントで指定された枠線の幅。


A.5.4 書式マッピング・ルールの追加

「書式マッピング・ルールの追加」ページでは、書式マッピング・ルール・ページにアクセスできます。テキストに対して使用する書式を把握するには、書式マッピング・ルールを作成する必要があります。マッピング・ルールは、ソース・ドキュメント・テキストのタイプをチェックすることによって書式を選択します。

図A-25 出力テキスト書式 - 書式マッピング・ルール

これは、出力テキスト書式 - 書式マッピング・ルール・タブです。

表A-28では、出力テキスト書式 - 書式マッピング・ルール・タブの要素および説明をリストしています。

表A-28 出力テキスト書式 - 書式マッピング・ルール・タブの要素および説明

要素 説明

書式マッピング・ルールの追加

このボタンをクリックすると、新しい書式マッピング・ルールが追加されます。

「上に移動」および「下に移動」

これらのボタンを使用して、追加したマッピング・ルールを並べ替えることができます。マッピング・ルールは、最初に一致したルールのみ適用されます。

たとえば、スタイルが「マイ・スタイル」の段落にマッピングするあるルールを作成したとします。このルールの下には、「アウトライン・レベル1」が適用された段落にマッピングする別のルールが存在します。入力ドキュメントには、スタイルが「マイ・スタイル」で、かつ「アウトライン・レベル1」が適用されている段落が1つ以上あります。この場合、そのような段落に対し、「マイ・スタイル」の書式設定のみが適用され、「アウトライン・レベル1」のルールは無視されます。

削除

マッピング・ルールを削除するには、目的のマッピング・ルールをハイライトしてこのボタンをクリックします。


A.5.5 書式マッピング・ルール

書式マッピング・ルール・ページは、出力テキスト書式を出力テキストにマップするために使用します。

図A-26 出力テキスト書式 - 書式マッピング・ルール

これは、書式マッピング・ルール・ダイアログ・ボックスです

表A-29では、出力テキスト書式 - 書式マッピング・ルール・タブの要素および説明をリストしています。

表A-29 出力テキスト書式 - 書式マッピング・ルール・タブの要素および説明

要素 説明

書式

このマッピング・ルールが有効なときに適用する定義済の書式の1つを選択します。デフォルト段落書式は常に使用可能であり、常にデフォルトです。

次が一致

ルール・チェックを行うための段落書式情報を定義します。

  • アウトライン・レベル: ソース・ドキュメントで指定されているアウトライン・レベルに一致します。アプリケーションで事前定義された見出しスタイルには、通常、スタイル定義の一部として適用される対応するアウトライン・レベルが含まれます。

  • スタイル: 段落または文字のスタイル名に一致します。

  • 脚注: いずれかの脚注に一致します。

  • 最後の注釈: いずれかの最後の注釈に一致します。

  • ヘッダー: ドキュメントのいずれかのヘッダー・テキストに一致します。

  • フッター: ドキュメントのいずれかのフッター・テキストに一致します。

上の「次が一致」アウトライン・レベルに設定されている場合、ここで、一致する必要があるアウトライン・レベルを定義します。

上の「次が一致」スタイル名に設定されている場合、ここで、一致する必要があるソース・ドキュメントの段落または文字のスタイル名を定義します。スタイル名を一致させる場合、作成者は、ここでスタイル名を指定する必要があります。デフォルト値は用意されていません。名前は、ソース・ドキュメントのスタイル名と完全に一致している必要があります。スタイル名の一致では、大/小文字が区別されます。


A.5.6 出力マークアップ・アイテムの追加

「出力マークアップ・アイテムの追加」ページからアクセスできる出力マークアップ・アイテム・ページでは、カスタマイズされたマークアップを出力ページに追加したり削除できます。

図A-27 出力マークアップ・アイテム

これは、出力マークアップ・アイテムの追加ページです

表A-30では、出力マークアップ・アイテム・タブの要素および説明をリストしています。

表A-30 出力マークアップ・アイテム・タブの要素および説明

要素 説明

追加

このボタンを使用すると、出力ページに改行などのマークアップ・アイテムを追加できます。このような要素を追加するには、このボタンをクリックします。

削除

必要なくなったマークアップ・アイテムを削除するには、出力マークアップ・アイテムをハイライトして、このボタンをクリックします。


A.5.7 出力マークアップ・アイテム

出力マークアップ・アイテム・ページを使用すると、出力アイテムに関連付けられたマークアップを定義できます。

図A-28 マークアップ

これは、「マークアップ」ダイアログ・ボックスです

表A-31では、「マークアップ」タブの要素および説明をリストしています。

表A-31 「マークアップ」タブの要素および説明

要素 説明

名前

このマークアップを参照する場合に使用する名前です。このフィールドは必須です。

マークアップ

マークアップ・テキスト入力フィールドに、挿入するHTMLを入力します。

OK/取消

このアイテムを保存する場合は「OK」を、終了する場合は「取消」をクリックします。


A.5.8 出力ページ・レイアウトの追加

「出力ページ・レイアウトの追加」ページでは、出力ページ・レイアウト・ページにアクセスできます。ページ・レイアウトは、出力の様々な部分をどのように配置するかを決定するために使用します。

図A-29 出力ページ・レイアウト

これは、出力ページ・レイアウトの追加ページです

表A-32では、出力ページ・レイアウト・タブの要素および説明をリストしています。

表A-32 出力ページ・レイアウト・タブの要素および説明

要素 説明

追加

新規レイアウトを追加するには、このボタンをクリックします。新しく追加されたレイアウトはナビゲーション・ペインの左側に表示され、編集用の新規レイアウトに自動でナビゲートされます。

削除

レイアウトを削除するには、リストからレイアウトを選択してこのボタンをクリックします。テンプレートには、少なくとも1つのレイアウトが定義されている必要があります。このため、デフォルトのレイアウトは削除できません。必要に応じてデフォルトのレイアウトの再定義または名前変更、あるいはその両方を行うことができます。


A.5.9 出力ページ・レイアウト

出力ページ・レイアウト・ページでは、出力ページ・レイアウトを定義し、これをナビゲーション・レイアウトにリンクできます。たとえば、目次を出力ページのどこに配置するかを定義します。見やすいレイアウトであれば出力の細部にはこだわらないというユーザーのために、デフォルトのレイアウトが用意されています。複数ページ・レイアウトを作成すると、ファイル・タイプに応じてドキュメント・ナビゲーション・システムをカスタマイズできます。各ドキュメント処理タブでは、ここで作成したページ・レイアウトのうちそのファイル・タイプに使用するものを指定できます。

このページの<title>ソース部分では、HTML <title>タグで使用する値をテンプレートで取得する場所を選択できます。デフォルトでは、新しいレイアウトに対してこの指定は空ですが、DTDに準拠するために<title>タグは常に出力されます。<title>テキストのソースは、存在する子要素から判別されます。

図A-30 「レイアウト」 - 「一般」タブ

これは、「レイアウト」ダイアログ・ボックスの「一般」タブです

表A-33では、「レイアウト」 - 「一般」タブの要素および説明をリストしています。

表A-33 「レイアウト」 - 「一般」タブの要素および説明

要素 説明

名前

このレイアウトを参照するために使用する名前を入力します(必須)。名前を入力した後、名前(この例ではdefault)の左側にあるプラス記号をクリックして、下位レベルを開きます。

ナビゲーション・レイアウトを含める

このオプションを選択すると、ページ・レイアウトで指定されたマークアップおよびドキュメント・コンテンツへのリンクを含む目次ページを別のファイルとして作成できます。ナビゲーション・レイアウトの使用はオプションです。この項目の前にあるボックスを選択すると、ナビゲーション・レイアウト・タブを使用できるようになります。

ソース/名前

タイトルを検索する場所を追加する場合にクリックします。次のソースを検索できます。

  • フォーマット: 出力テキスト書式ですでに定義済の段落の出力書式にマップされたテキストを使用します。任意の書式を使用できますが、たとえば、「タイトル」スタイルで作成されたテキストの書式から使用します。この書式の、空でない最初の段落が使用されます。

  • テキスト要素: テキスト要素ですでに定義済のテキスト要素を使用します。タイトルのテキスト要素を使用すると、他のすべてのタイトル・ソースが定義されていないか、使用できない場合の安全策として、リストの最後にエントリを作成できます。

  • プロパティ: ドキュメント・プロパティですでに定義済のドキュメント・プロパティを使用します。任意のプロパティを使用できますが、たとえば、「タイトル」ドキュメント・プロパティから使用します。

  • セクション・タイトル: 現在のドキュメントのセクション・タイトルを使用します。セクション・タイトルは、すべてのドキュメント形式で使用できるわけではなく、たとえば、ワープロ・ファイルでは使用されません。タイトルをセクション名に合せることは、プレゼンテーション(スライド・タイトル)、スプレッドシートやデータベース・ファイル(シート名)の場合に非常に有効です。セクション名の使用は、1つのスライドまたはシートが各HTML出力ページに配置される出力レイアウトで効果的に機能します。この場合、各ページはそのコンテンツのタイトルに一致するタイトルを持つことになります。ドキュメントがセクションで区切られないページ・レイアウトの場合は、最初のセクションがタイトル・テキストとして使用されます。

「上に移動」および「下に移動」

ボックス内にアイテムがリストされる順序は、Dynamic Converterがタイトルを検出するために使用する検索順序と一致します。リストの最初のソースにタイトルが見つからない場合、リスト内の次のソース、そしてまた次というようにチェックされます。これらの2つのボタンを使用して、必要に応じて順序を調整します。


A.5.10 ナビゲーション・レイアウト

ナビゲーション・レイアウトは、「マッピング・ルール」タブで定義したマッピング・ルールに基づいて、目次のHTMLページを個別に生成することを目的としています。このナビゲーション・ページは、変換による最初の出力ファイルとなり、出力の他のドキュメント改ページ・ルールからは完全に独立しています。

ナビゲーション・レイアウトは、実際のドキュメント・コンテンツへのリンクを含む別のファイルの作成をトリガーします。ナビゲーション・レイアウトの本体には、ナビゲーション・アイテムとマークアップのみを含めることができます。ページ・ナビゲーションはナビゲーション・レイアウトでサポートされず、ドキュメントおよびセクションのレイアウト・アイテムとともに使用することを目的としています。

ナビゲーション・レイアウトの使用はオプションです。これを使用した場合、出力ドキュメントの他のページからナビゲーション・ページにアクセスできるように、作成者は、ナビゲーション・ページ・リンクを含むページ・ナビゲーション・アイテムを主要なレイアウトに追加できます。

図A-31 ナビゲーション・レイアウト

これは、「レイアウト」ダイアログ・ボックスのナビゲーション・レイアウト・タブです

ナビゲーション・レイアウトには、ヘッドおよび「ボディ」という2つのセクションがあります。それらは表A-34に記載されています。

表A-34 ナビゲーション・レイアウト・セクション

レイアウト・セクション 説明

ヘッダー

このページでは、このレイアウトが適用されるすべての出力ファイルのHTML <head>に配置するコンテンツを定義します。ヘッドには、次のものが自動的に配置されます。

  • HTMLファイルがエンコードされているキャラクタ・セットを示す<meta>タグ。

  • <title>タグ。そのコンテンツは、タイトル・ソースで定義されています。

  • HTMLが生成されたことを示す<meta>タグ。

  • メタ・タグ名を指定する「ドキュメント・プロパティ」で定義されたすべてのドキュメント・プロパティの<meta>タグ。

  • 出力ページ「CSS生成」オプションを選択した場合は、このテクノロジによって生成されたCSSスタイル定義が含められます。

  • 出力ページ外部CSSスタイルシート・オプションを選択した場合は、ユーザーが指定したCSSファイルへのHTML <link>タグが含められます。

  • このページにリストされたすべてのマークアップ・アイテム。マークアップ・アイテムをここに挿入できるようにするには、最初に出力マークアップ・アイテムでそれが定義されている必要があります。このページで指定したマークアップ・アイテムは、ヘッドの上にリストしたすべての自動生成アイテムの後に表示されます。デフォルトでは、ここには何もリストされていません。

本文

このページでは、このレイアウトにより作成されるナビゲーション・ページの本文に配置するコンテンツを定義します。


各レイアウト・セクションには、表A-35に記載されているアイテムの追加、削除およびアイテムの順序の設定を制御する次の要素があります。

表A-35 レイアウト・セクションの要素

セクション 説明

「上に移動」および「下に移動」

ボックス内にアイテムがリストされる順序は、各ページの上部にアイテムが表示される順序と一致します。これらの2つのボタンを使用して、必要に応じて順序を調整します。

削除

不要なエントリを削除するには、エントリをハイライトした後、このボタンをクリックします。この操作は、各ページの上部からエントリを削除する操作であり、このボタンをクリックしてもエントリの定義は削除されません。

追加

レイアウトの各ページの上部にエントリを追加するには、このボタンをクリックします。上部には次のアイテムを挿入できます。


A.5.11 ページ・レイアウト

ページ・レイアウト・ページでは、出力HTMLページにドキュメント・コンテンツを配置する方法を定義します。

図A-32 ページ・レイアウト

これは、「レイアウト」ダイアログ・ボックスの「ページ・レイアウト」タブです

ドキュメント・コンテンツの配置方法を定義するには、表A-36に記載されている次の各レイアウト・セクションをクリックします。

表A-36 「ページ・レイアウト」のセクション

レイアウト・セクション 説明

ヘッダー

各出力ファイルのHTML <head>に挿入されるマークアップ・アイテムを追加できます。

ページの先頭

各出力ページの上部に挿入されるアイテムを指定できます。次のアイテムを挿入できます。

コンテンツの前

ドキュメント・コンテンツの前に出力されるマークアップ・アイテムを指定できます。次のアイテムを挿入できます。

セクションの前

複数のセクションが含まれるドキュメントの各セクションの前に挿入されるアイテムを指定できます。これはワープロ・ドキュメントには適用されません。次のアイテムを挿入できます。

コンテンツの後

ドキュメント・コンテンツの後に出力されるアイテムを指定できます。次のアイテムを挿入できます。

  • ヘッダー - 入力ドキュメントのヘッダー。

  • フッター - 入力ドキュメントのフッター。

  • ドキュメント・プロパティ - 「ドキュメント・プロパティ」で定義されたドキュメント・プロパティ。

  • マークアップ・アイテム - 出力マークアップ・アイテムで定義されているテキストおよびHTMLマークアップ・アイテム。

  • テキスト要素: テキスト要素で定義されたテキスト要素。

ページの最後

各出力ページの下部に挿入されるアイテム(たとえば、著作権情報)を指定できます。次のアイテムを挿入できます。


A.6 テンプレートのプレビューと保存

この項の内容は次のとおりです。

A.6.1 テンプレートXML構造のプレビュー

HTML変換エディタでは、テンプレート作成中にテンプレートのXML構造をプレビューできます。このプレビュー機能を使用すると、テンプレート構成時に使用した選択肢を確認できます。インタフェースの左上で「ツール」→「XML構造の表示」を選択します。「XML構造ビューア」ウィンドウが表示されます。

図A-33 XML構造ビューア

これは、XML構造ビューアのサンプル出力です

A.6.2 変換されたドキュメントのプレビュー

テンプレートを構成する場合には、指定したソース・ドキュメントがテンプレート適用後にどのように表示されるかを確認できる便利なツールを使用できます。

  1. 最初に、プレビューするドキュメントを設定します。インタフェースの左上で、テキスト・フィールドにプレビュー・ドキュメントIDを入力します。これは、以前にコンテンツ・サーバーにチェックインした、プレビューするドキュメントのコンテンツIDです。

  2. インタフェースの右上の「プレビュー」ボタンをクリックします。デフォルトのブラウザが起動され、変換されたドキュメントのプレビューが表示されます。

A.6.3 テンプレートの保存

変更内容を保存しないでHTML Conversion Editorを終了しようとすると、3つの選択肢があるダイアログ・ボックスが表示されます。

  • 保存して終了

  • 終了

  • 取消