この章の内容は次のとおりです。
権限
この章のタスクを実行するには、アプリケーションレベル権限のPages: Create, Edit, and Delete Pages
が必要です。この権限のあるユーザーは、ホーム・ポータルで個人用ページの作成と管理ができます。
注意:
システム管理者がホーム・ポータルでの個人用ページの作成を禁止し、ユーザーが制御する部分の少ないビジネス・ロール・ページとシステム・ページの表示のみを許可している場合もあります。
適切な権限があれば、ホーム・ポータルで自分の個人用ページを作成、セキュリティ保護、編集、コピー、削除したり、メッセージ・ボード、イベント、ディスカッション、ポートレット、ドキュメントなどのコンポーネントやコンテンツを個人用ページに移入することができます。
デフォルトでは、個人用ページは作成したユーザーのみがホーム・ポータルに表示できますが、他のユーザーにも個人用ページが表示されるようにユーザーが設定することもできます(「個人用ページのセキュリティの設定」を参照)。個人用ページのコンテンツを主に管理するのはユーザー個人ですが、『Oracle WebCenter Portalの管理』の個人用ページの管理に関する項で説明するように、システム管理者にはWebCenter Portal管理ですべての個人用ページを管理する権限があります。
個人用ページの機能はポータル・ページと似ていますが目的が異なります。個人用ページは各ユーザーがホーム・ポータルで使用するものですが、ポータル・ページはポータルのすべてのメンバーが使用するためにポータル・マネージャによって作成されます。WebCenter Portalの様々なタイプのページの詳細は、「ページとは」を参照してください。
ページ作成デフォルトを設定したら、ホーム・ポータルに個人用ページを作成できます。
このオプションがシステム管理者によって使用可能にされている場合、ユーザーはページ作成デフォルトを設定して、ホーム・ポータルの個人用ページ作成に必要な手順を減らすことができます。つまり、「ページの作成」ダイアログを開いたときにデフォルトで選択されているページ・スタイルを指定できます。「ページの作成」ダイアログをバイパスすることも選択できます。こうすると、デフォルトのページ・スタイルが強制的に選択されます。
ユーザーが自分で行う設定は、システム管理者が行うすべてのページ作成設定よりも優先されます。
個人用ページのページ作成デフォルトを設定するには、次の手順を実行します。
新しくページを作成する際は、ウィザードの最初のページでそのページにページ・スタイルを選択できます。各ページ・スタイルには、ページ・エディタで変更できるデフォルト・レイアウトが含まれています。
注意:
Wiki、ブログおよびWebページのページ・スタイルを除き、組込みページ・スタイルに基づくページでは、新しい組込みレイアウトやカスタム・レイアウトを選択して、デフォルトのレイアウトをページ・エディタで変更できます。
個人用ページのページ・レイアウトを変更するには、次の手順を実行します。
ページの表示オプションでは、ページの背景色およびイメージの指定、およびページへの追加のCSSエンコーディングの適用が可能です。
注意:
ページ・コンポーネントへのページの結付けで使用できる他のページ・パラメータにアクセスするには、「個人用ページのパラメータの追加または変更」を参照してください。ページ・セキュリティ設定を制御するプロパティを設定するには、「個人用ページのセキュリティの設定」を参照してください。
個人用ページの表示オプションを変更するには、次の手順を実行します。
ページ・パラメータを使用すると、ページ・パラメータを使用するように構成されているページ・コンポーネントに渡す値を格納する手段を提供することにより、コンポーネントとそのコンポーネントを含むページとの間の通信が可能になります。
たとえば、株価ティッカーおよび株式ニュースのコンポーネントを含むページについて考えてみます。ティッカーおよびニュースの両コンポーネントに同じパラメータ値を使用して、同じ会社の情報が表示されるようにします。
注意:
ページ・パラメータの値を変更すると、新しい値がすぐに保存されます。前の値に戻すことはできません。このため、元の値に戻す必要が生じた場合に備えて、変更する前にパラメータ値をメモに取っておいてください。
個人用ページのページ・パラメータを追加または変更するには、次の手順を実行します。
デフォルトでは、ホーム・ポータルに作成した個人用ページは、本人およびシステム管理者のみがアクセスできます。ページのセキュリティを設定すると、自分の個人用ページの表示や使用を他のユーザーに許可したり、アクセス権限を取り消すことができます。
いずれかの個人用ページへのアクセス権を他のユーザーに付与したら、そのユーザーはホーム・ポータルの自らのビューにそのページを意図的に表示することが必要です。共有ページはログイン時に自動表示されないため、ユーザーはセッションごとにこの手順を実行する必要があります。
関連項目:
非表示ページの表示方法の詳細は、「ホーム・ポータルのビューでのページの表示/非表示」を参照してください。
個人用ページを多数のユーザーに公開したいが、特定のページ・コンポーネントについては、その公開を、特定のユーザー、ユーザー・グループ、または特定のアプリケーション・ロールが割り当てられたユーザーに制限したい場合があります。これは、高度なタスクです。詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンポーネント・アクセスの設定に関する項を参照してください。
次の各項で説明する方法で個人用ページのアクセス権の付与や取消しを行うことができます。
「ページのアクセス権限の設定」ダイアログを使用して個人用ページのセキュリティ設定にアクセスするには:
個人用ページを編集すると、コンテンツの追加または削除や、コンテンツおよびページ自体のプロパティの設定、さらにページにアクセス可能なすべてのユーザーのビューに影響を与える追加カスタマイズを実行できます。
個人用ページを編集するには:
ページをコピーすると、元のページのコンテンツもすべてコピーされます。コピーは、そのコピーに対する調整をすぐに開始できるようにページ編集で開きます。
コピーには、元のページのアクセス設定は含まれないことに注意してください。コピーには、新規ページとしてアクセス権を設定する必要があります(「個人用ページのセキュリティの設定」を参照)。
個人用ページをコピーするには:
ページ名を変更すると、古い名前を使用するプリティURLはすべて破損します。また、「お知らせ」ページ、「リスト」ページ、「イベント」ページなど、システム・ページの名前は変更できません。
個人用ページまたは管理権限を持つページをコピーするには:
ページを所有するか、ホーム・ポータルのページ上で管理権限を持つ場合は、他のユーザーにページへのリンクを送信できます。
他のユーザーに個人用ページへのリンクを移入したメールを送信するには: