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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス
12c (12.2.1)
E72539-01
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22 Satellite Server JSONファイルのCORSプロパティ

次のトピックでは、Satellite Serverのwcs_properties.jsonファイルのCORSカテゴリとCORSの下に分類されたプロパティについて説明します。

22.1 Satellite Server JSONファイルのCORSプロパティについて

Satellite Serverのwcs_properties.jsonファイルのCORSプロパティは、WebCenter Sitesのwcs_properties.jsonファイルのCORSプロパティと相互に関連があります。

Satellite Server用のCross-Origin Resource Sharing (CORS)メカニズムを構成するプロパティはCORSカテゴリの下に分類されます。これらのプロパティにより、リソースをWebCenter Sitesドメイン以外のドメインからリクエストできます。

WebCenter Sites以外のドメインからのリクエストがWebCenter Sitesリソースに対するものの場合、ブラウザはHTTP OPTIONSリクエスト・ヘッダーを使用して、WebCenter Sitesからサポートされているドメイン・メソッドを要求することで、リクエストを事前に点検します。WebCenter Sitesから承認されると、CORSはHTTPリクエスト・メソッドを使用してリクエストを送信します。WebCenter Sitesはクライアントに、リクエストとともに資格証明(CookieおよびHTTP認証データを含む)を送信する必要があるかどうかも通知します。

22.2 Satellite Server JSONファイルのCORSカテゴリのプロパティ

次の表では、Satellite Serverのwcs_properties.jsonファイルのCORS関連の各プロパティについて説明します。

表22-1 Satellite Server JSONファイルのCORSカテゴリのプロパティ

プロパティ 説明

cors.allowCredentials

Cookie、HTTP認証またはクライアント側の証明書などのユーザー資格証明がクロス・オリジン・リクエスト(CORS)でサポートされているかどうかを指定します。

デフォルト値: false

cors.allowOrigin

WebCenter Sitesドメイン以外のドメインからWebCenter Sitesリソースにアクセスできるオリジンのカンマ区切りリスト(形式: <scheme>://<host>:<port>)。

デフォルト値: *、これを指定するとどのドメインもWebCenter Sitesリソースにアクセスできます。

cors.maxAge

このプロパティを使用して、事前の点検リクエストの結果をクライアントによりキャッシュできる最大時間を示す整数を指定します。

cors.supportedMethods

WebCenter Sitesによりサポートされるクロス・ドメイン・リクエストのHTTPメソッドを定義します。

デフォルト値: GET、HEAD、POST、OPTIONS