Oracle® Fusion Middleware Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Server 12.2.1の管理 12c (12.2.1) E69945-01 |
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この章では、マシンをモニターするために実行するタスクについて説明します。マシンとは、1つ以上のWebLogic Serverインスタンスをホストするコンピュータの論理表現です。管理対象サーバーは、それぞれ1台のマシンに割り当てる必要があります。管理サーバーは、ノード・マネージャとともにマシン定義を使用してリモート・サーバーを起動します。
ノード・マネージャは、離れた場所から管理サーバー・インスタンスや管理対象サーバー・インスタンスを起動、停止、および再起動できるWebLogic Server付属のユーティリティです。ノード・マネージャの使用は必須ではありませんが、高可用性が要求されるアプリケーションをWebLogic Server環境でホストする場合には、複数の分散しているサーバー・インスタンスの実行状態を一元的に制御できるようになるため、これを使用することをお薦めします。
Java実装のノード・マネージャは、デフォルトで同じドメインに属するすべてのサーバー・インスタンスを制御するように構成される、ドメインごとのノード・マネージャです。サーバー・インスタンスは同じマシンに存在する必要はありません。ノード・マネージャの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』を参照してください。
この章の内容は次のとおりです。
新しいマシンを作成するには:
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表には、現在のWebLogic Serverドメインに構成されたマシンに関する情報が表示されます。
「作成」をクリックします。
次の各ページで、マシンの構成オプションを定義します。
「作成」をクリックします。
「マシン・アイデンティティ」ページから、新しいマシンを識別するために使用されるプロパティを設定できます。
名前: 新しいマシンの名前を入力します。
マシンのOS: マシン上で実行されるオペレーティング・システムを選択します。UNIXプラットフォーム上で実行するマシンを作成する場合はドロップダウン・メニューからUNIXを選択し、それ以外の場合はOtherを使用します。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
「ノード・マネージャのプロパティ」ページから、このマシンのノード・マネージャの構成を定義できます。
ノード・マネージャ・タイプ: ドロップダウン・メニューからノード・マネージャのタイプを選択します。
リスニング・アドレス: ノード・マネージャがリスニングするDNS名またはIPアドレスを入力します。
リスニング・ポート: リスニング・ポートを入力します。これはノード・マネージャが受信リクエストをリスニングするポートです。
ノード・マネージャホーム: スクリプト・ベースのノード・マネージャを使用する場合は、ノード・マネージャホームの場所を入力します。
シェル・コマンド: スクリプト・ベースのノード・マネージャを使用する場合は、このフィールドに値を入力します。
デバッグの有効化: ノード・マネージャのデバッグを有効にするには、このオプションを選択します。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
現在のドメインに構成されているマシンをモニターするには:
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表に、現在のWebLogic Serverドメイン内に構成されているマシンに関する次のような情報が表示されます。
名前
タイプ
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
ノード・マネージャのステータスをモニターするには:
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表には、現在のWebLogic Serverドメインに構成されたマシンに関する情報が表示されます。
「マシン」表で、ノード・マネージャのステータスを表示するマシンの名前を選択します。
「モニタリング」、「ノード・マネージャのステータス」の順に選択します。
マシン上でノード・マネージャが現在実行されている場合、「ノード・マネージャ・ステータス」ページには、ノード・マネージャ・プロセスに関する次の情報が表示されます。
ステータス: このノード・マネージャの現在のステータス
バージョン: ノード・マネージャから戻されるバージョン文字列
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
この項では、マシンを構成する方法について説明します。この項には、次の項目が含まれます。
マシンの一般構成設定をモニターするには、次の手順を実行します。
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表には、現在のWebLogic Serverドメインに構成されたマシンに関する情報が表示されます。
「マシン」表で、一般構成設定を表示するマシンの名前を選択します。
「構成」を選択し、「一般」を選択します。
「一般」ページでは、マシンの次の構成設定をモニターできます。
名前
タイプ
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
UNIXマシンの一般構成設定をモニターするには、次の手順を実行します。
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表には、現在のWebLogic Serverドメインに構成されたマシンに関する情報が表示されます。
「マシン」表で、一般構成設定を表示するUNIXマシンの名前を選択します。
「構成」を選択し、「一般」を選択します。
「一般」ページでは、UNIXマシンの次の属性を構成できます。
タイプ
名前
バインド後のUIDの有効化
バインド後のUID
バインド後のGIDの有効化
バインド後のGID
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
マシンのノード・マネージャ設定を構成するには、次の手順を実行します。
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表には、現在のWebLogic Serverドメインに構成されたマシンに関する情報が表示されます。
「マシン」表で、ノード・マネージャ設定を構成するマシンの名前を選択します。
「構成」を選択し、「ノード・マネージャ」を選択します。
「ノード・マネージャ」ページでは、ノード・マネージャの次のような設定を構成できます。
タイプ
リスニング・アドレス
リスニング・ポート
ノード・マネージャ・ホーム
シェル・コマンド
デバッグ有効
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
マシンのサーバー設定を構成するには、次の手順を実行します。
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表には、現在のWebLogic Serverドメインに構成されたマシンに関する情報が表示されます。
「マシン」表で、サーバー構成情報を表示するマシンの名前を選択します。
「構成」を選択し、「サーバー」を選択します。
「サーバー」ページでは、マシンとの間でサーバーの追加または削除ができます。また、マシンに関連付けられたサーバーの次のような構成情報も表示できます。
名前
タイプ
クラスタ
マシン
状態
ヘルス
リスニング・ポート
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
マシンとの間でサーバー・インスタンスを追加または削除するには、次の手順を実行します。
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表には、現在のWebLogic Serverドメインに構成されたマシンに関する情報が表示されます。
「マシン」表で、サーバー・インスタンスを追加または削除するマシンの名前を選択します。
「構成」を選択し、「サーバー」を選択します。
「追加/削除」をクリックします。
「サーバーの追加/削除」ページでは、サーバー・インスタンスを「使用可能」リストと「選択済」リストの間で移動することで、マシンとの間でサーバー・インスタンスの追加または削除ができます。このページでマシンに追加、またはマシンから削除できるのは、停止されている、静的に構成されているサーバー・インスタンスのみです。
詳細は、構成オプションを参照してください。
「保存」をクリックします。
マシンのノートを作成するには、次の手順を実行します。
「WebLogicドメイン」ドロップダウン・メニューから「環境」を選択し、「マシン」を選択します。
「マシン」表で、ノートを作成するマシンの名前を選択します。
「ノート」を選択します。
「ノート」ページで、このマシンの構成に関するノートを入力します。
「保存」をクリックします。
詳細は、構成オプションを参照してください。