この項では、Audit Vault and Database Firewallシステムのデータ・ウェアハウスとパーティション機能について説明します。
Audit Vault and Database Firewallのデータ・ウェアハウスではパーティション機能を使用します。データ・ウェアハウスでは、event_log
表とevent_log_arch
表にパーティションとサブパーティションが作成されます。
次は、リリース12.2.0.4.0以前のパーティション機能のハイライトです。
デフォルトでは、パーティションは毎日作成されます。
日次パーティションには、high_valueがnullのデフォルトのサブパーティションがあります。
パーティションのネーミング規則は、DWFACT_P<Year YYYY><Month MM><Day DD>
です。
すべてのパーティションには、パーティションの日付に収集するセキュア・ターゲットごとに1つのサブパーティションがあります。サブパーティションのhigh_valueはセキュア・ターゲットIDです。
データ・ウェアハウスの月次パーティション
月次パーティションは、リリース12.2.0.5.0以降から適用可能です。古いリリースでは、日次パーティションが使用されています。
次は、event_log
表とevent_log_arch
表にパーティションとサブパーティションを作成する月次パーティションのハイライトです。
各月に使用されるパーティションは、月次と日次のいずれかになります。特定の月にすでに特定の日のパーティションがある場合は、データに引き続き日次パーティションが使用されます。
新規インストールの場合、システムで月次パーティションのみが使用されます。
アップグレードしたシステムの場合、日次パーティションと月次パーティションの両方が存在します。このような日次パーティションがすでに存在しているシステムの場合は、引き続きこれらのパーティションに日次パーティションを保持できます。アップグレードが実行されたときの、その月の残りの日数も、引き続き日次パーティションが使用されます。既存の日次パーティションがない月では、月次パーティションが使用されます。
システムによっては、以前に作成されたパーティションに、前述の両方のパーティションがあります。
日次パーティションのネーミング規則は、DWFACT_P<Year YYYY><Month MM><Day DD>
です。
月次パーティションのネーミング規則は、DWFACT_P<yyyy><MM><01>
で、これは各月の最初の日に指定されます。
月次パーティションと日次パーティションには、1つのデフォルトのサブパーティションに加えて、セキュア・ターゲットごとに1つのサブパーティションがあります。
パーティション機能のマトリックス
パーティション・タイプ | ネーミング規則 | ログ表 | サブパーティション |
---|---|---|---|
日次パーティション |
|
|
|
月次パーティション |
|
|
|
Oracle Database In-Memory
Oracle Database In-Memoryにはデータを保存できます。これを実現するには、Oracle Database In-Memoryを有効にする必要があります。
ノート:
詳細は、「Audit Vault ServerのOracle Database In-Memoryの有効化」を参照してください。
リリース12.2.0.5.0以降では、少なくとも1か月のデータがOracle Database In-Memoryに格納されます。日付範囲が選択されていない場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、最近の月から最も古いものまでのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。日付範囲が選択されている場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、選択した期間の最近の月から最も古い月までのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。
リリース12.2.0.5.0より前の場合は、少なくとも1日のデータがOracle Database In-Memoryに格納されます。日付範囲が選択されていない場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、最近の日にちから最も古いものまでのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。日付範囲が選択されている場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、選択した期間の最近の日にちから最も古い日にちまでのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。