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Oracle® Audit Vault and Database Firewall監査者ガイド
リリース12.2
E70391-18
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B データ・ウェアハウスのパーティション

この項では、Audit Vault and Database Firewallシステムのデータ・ウェアハウスとパーティション機能について説明します。

Audit Vault and Database Firewallのデータ・ウェアハウスではパーティション機能を使用します。データ・ウェアハウスでは、event_log表とevent_log_arch表にパーティションとサブパーティションが作成されます。

次は、リリース12.2.0.4.0以前のパーティション機能のハイライトです。

データ・ウェアハウスの月次パーティション

月次パーティションは、リリース12.2.0.5.0以降から適用可能です。古いリリースでは、日次パーティションが使用されています。

次は、event_log表とevent_log_arch表にパーティションとサブパーティションを作成する月次パーティションのハイライトです。

  • 各月に使用されるパーティションは、月次と日次のいずれかになります。特定の月にすでに特定の日のパーティションがある場合は、データに引き続き日次パーティションが使用されます。

  • 新規インストールの場合、システムで月次パーティションのみが使用されます。

  • アップグレードしたシステムの場合、日次パーティションと月次パーティションの両方が存在します。このような日次パーティションがすでに存在しているシステムの場合は、引き続きこれらのパーティションに日次パーティションを保持できます。アップグレードが実行されたときの、その月の残りの日数も、引き続き日次パーティションが使用されます。既存の日次パーティションがない月では、月次パーティションが使用されます。

  • システムによっては、以前に作成されたパーティションに、前述の両方のパーティションがあります。

  • 日次パーティションのネーミング規則は、DWFACT_P<Year YYYY><Month MM><Day DD>です。

  • 月次パーティションのネーミング規則は、DWFACT_P<yyyy><MM><01>で、これは各月の最初の日に指定されます。

  • 月次パーティションと日次パーティションには、1つのデフォルトのサブパーティションに加えて、セキュア・ターゲットごとに1つのサブパーティションがあります。

パーティション機能のマトリックス

パーティション・タイプ ネーミング規則 ログ表 サブパーティション

日次パーティション

DWFACT_P<Year YYYY><Month MM><Day DD>

event_log

event_log_arch

  • high valuenullのデフォルトのサブパーティションが1つ作成されます。

  • データが特定の日付に収集された、high valueがセキュア・ターゲットIDに等しいサブパーティションが1つ作成されます。

月次パーティション

DWFACT_P<yyyy><MM><01>

event_log

event_log_arch

  • high valuenullのデフォルトのサブパーティションが1つ作成されます。

  • データが特定の月に収集された、high valueがセキュア・ターゲットIDに等しいサブパーティションが1つ作成されます。

Oracle Database In-Memory

Oracle Database In-Memoryにはデータを保存できます。これを実現するには、Oracle Database In-Memoryを有効にする必要があります。

ノート:

詳細は、「Audit Vault ServerのOracle Database In-Memoryの有効化」を参照してください。

リリース12.2.0.5.0以降では、少なくとも1か月のデータがOracle Database In-Memoryに格納されます。日付範囲が選択されていない場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、最近の月から最も古いものまでのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。日付範囲が選択されている場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、選択した期間の最近の月から最も古い月までのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。

リリース12.2.0.5.0より前の場合は、少なくとも1日のデータがOracle Database In-Memoryに格納されます。日付範囲が選択されていない場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、最近の日にちから最も古いものまでのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。日付範囲が選択されている場合は、使用可能なメモリー・サイズに応じて、選択した期間の最近の日にちから最も古い日にちまでのデータがOracle Database In-Memoryに保存されます。