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Oracle® Fusion Middleware SQL ServerのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70108-03
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5 Oracle GoldenGateのアンインストール

この章では、Oracle GoldenGate for Microsoft SQL Serverのアンインストール手順を説明します。この手順は、Oracle GoldenGateの証跡内のデータが不要であること、現在のOracle GoldenGate環境を保持する必要がないことを前提としています。現在の環境およびデータを保持するには、手順を開始する前にOracle GoldenGateディレクトリおよび全サブディレクトリのバックアップをとってください。

この章は次の項で構成されています:

5.1 プロセスの停止

この手順では、ExtractおよびReplicationプロセスを停止します。停止の指示があるまで、Managerは実行したままにします。

  1. システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。
  2. Oracle GoldenGateディレクトリからGGSCIを実行します。
  3. すべてのOracle GoldenGateプロセスを停止します。
    STOP ER *
    
  4. Managerプロセスを停止します。
    STOP MANAGER

5.2 Oracle GoldenGateデータベース・オブジェクトの削除

この手順に従って、Oracle GoldenGateの取得構成でソース・オブジェクトからサプリメンタル・ロギングを削除し、適用構成でReplicatチェックポイント表を削除します。構成によっては、特定のステップやコマンドが該当しない場合もあります。

ソース・システムで:

  1. システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。

  2. Oracle GoldenGateディレクトリからGGSCIを実行します。

  3. すべてのOracle GoldenGateプロセスを停止します。

    STOP ER *
    
  4. Managerプロセスを停止します。

    STOP MANAGER
    
  5. 次のコマンドを発行してソース・データベースにログインします。

    DBLOGIN SOURCEDB DSN[, {USERID user, PASSWORD password | USERIDALIAS alias}]
    

    説明:

    • SOURCEDB DSNは、SQL Serverデータソースの名前です。

    • USERID userはExtractログインで、PASSWORD passwordは、ExtractでSQL Server認証を使用する場合に必要なパスワードです。または、資格証明が資格証明ストアに格納されている場合、USERIDALIAS aliasは、資格証明の別名です。統合Windows認証を使用するDSNにDBLOGINを使用する場合、GGSCIセッションのデータベースへの接続は、GGSCIを実行しているユーザーによるものになります。DELETE TRANDATAまたはDELETE TRANDATAを発行するには、このユーザーは、SQL Server sysadminサーバー・ロールのメンバーである必要があります。

  6. その他のレプリケーション・コンポーネントまたはCDCコンポーネントに関してExtractを実行した方法によって、次のいずれかを実行します。

    • Extractが同じデータベースに対してSQL Serverトランザクション・レプリケーションまたはOracle以外のCDC構成と平行して実行されていなかった場合は、Management Studioで問合せセッションを開いてソース・データベースに対して次の文を発行し、すべてのCDCまたはレプリケーション・コンポーネントを無効にして削除し、2次切捨てポイントを消去します。

      SQL Server Enterprise Editionの場合:

      EXEC sys.sp_cdc_disable_db
      

      SQL Server Standard Editionの場合:

      EXEC sp_removedbreplication @dbname='sourcedbname', @type='tran'
      
    • Extractが同じデータベースに対してSQL Serverトランザクション・レプリケーションまたはOracle以外のCDC構成と平行して実行されていた場合は、GGSCIを実行し、Extract構成に含まれる表ごとに次のコマンドを発行します。ワイルドカードを使用して複数の表の名前を指定できます。

      DELETE TRANDATA owner.table
      
  7. DELETE HEARTBEATTABLEコマンドを実行してハートビート表を削除します。

ターゲット・システムで:

  1. Replicatを停止します。
    STOP REPLICAT group  
    
  2. 次のコマンドを発行してターゲット・データベースにログインします。
    DBLOGIN SOURCEDB DSN[, {USERID user, PASSWORD password | USERIDALIAS alias}]
    

    説明:

    • SOURCEDB DSNは、SQL Serverデータソースの名前です。

    • USERID userはExtractログインで、PASSWORD passwordは、ExtractでSQL Server認証を使用する場合に必要なパスワードです。または、資格証明が資格証明ストアに格納されている場合、USERIDALIAS aliasは、資格証明の別名です。統合Windows認証を使用するDSNにDBLOGINを使用する場合、GGSCIセッションのデータベースへの接続は、GGSCIを実行しているユーザーによるものになります。DELETE CHECKPOINTTABLEを発行するには、このユーザーは、SQL Server sysadminサーバー・ロールのメンバーである必要があります。

  3. DELETE CHECKPOINTTABLEおよびDELETE HEARTBEATTABLEコマンドを実行して、Replicatチェックポイント表とハートビートを削除します。
    DELETE CHECKPOINTTABLE schema.table
    DELETE HEARTBEATTABLE

5.3 Oracle GoldenGateのアンインストール

次の手順に従って、Oracle GoldenGateのインストール済ファイルを削除します。

5.3.1 Oracle GoldenGate Windowsコンポーネントの削除

この手順では、Windowsクラスタ・リソースであるOracle GoldenGateをソースまたはターゲットのWindowsシステムから削除し、Oracle GoldenGateイベントがWindowsイベント・マネージャにレポートされないようにして、Managerサービスを削除します。ソース・システムおよびターゲット・システムで、次の手順を実行します。

  1. システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。
  2. (クラスタ)Managerリソースが含まれているクラスタ・グループを所有するクラスタのノードからGGSCIを実行し、すべてのExtractおよびReplicatのプロセスが停止していることを確認します。稼働しているものがあれば停止します。
    STATUS ER *
    STOP ER *
    
  3. (クラスタ)クラスタ・アドミニストレータ・ツールを使用してManagerリソースをオフラインにします。
  4. (クラスタ)そのリソースを右クリックし、「削除」を選択して削除します。
  5. 「スタート」「ファイル名を指定して実行」の順にクリックし、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスにcmdと入力してコマンド・コンソールを開きます。
  6. ディレクトリをOracle GoldenGateのインストール・ディレクトリに変更します。
  7. 次の構文を使用して、installユーティリティを実行します。
    install deleteevents deleteservice
    
  8. (クラスタ)クラスタの次のノードにクラスタ・グループを移動し、手順5から繰り返します。

5.3.2 Oracle GoldenGateファイルの削除

次の手順をすべてのシステムで実行して、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリを削除します。

  1. GGSCIで、すべてのプロセスが停止していることを確認します。稼働しているものがあれば停止します。
    STATUS MANAGER
    STATUS ER *
    STOP MANAGER
    STOP ER *
    
  2. GGSCIを終了します。
    EXIT
    
  3. Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリを削除します。