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Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
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2.6 クラスタへのOracle GoldenGateの統合

Oracle GoldenGateをクラスタにインストールした場合、次の手順を実行してOracle GoldenGateをクラスタ・ソリューション内に統合します。

クラスタでOracle GoldenGateをインストールして使用する方法については、Oracle GoldenGate with Oracle Real Application Clusters Configurationのホワイトペーパー(http://www.oracle.com/technetwork/database/features/availability/maa-goldengate-rac-2007111.pdf)を参照してください。

2.6.1 クラスタでの一般的な要件

  1. クラスタ・ノードでGoldenGateプロセスを自動的に管理するように、Oracle Grid Infrastructure Bundled Agent (XAG)を構成します。XAGを使用すると、GoldenGateプロセスを起動する前に、必要なクラスタ・ファイル・システムがマウントされていることを確認できます。クラスタでアプリケーションの仮想IP (VIP)を使用している場合は、正しいノードでVIPが起動していることも、バンドルされたエージェントによって確認されます。
  2. AUTOSTARTおよびAUTORESTARTパラメータを使用してOracle GoldenGate Managerプロセスを構成し、Managerでレプリケーション・プロセスを自動的に起動するようにします。
  3. 1つのノードのみで共有ドライブをマウントします。これによって、他のノードでプロセスが起動されなくなります。すべてのノードで同じマウント・ポイントを使用します。Oracle Grid Infrastructure Bundled Agentを使用している場合は、必要なファイル・システムのマウントが自動的に実行されます。
  4. クラスタのすべてのデータベース・インスタンスで、COMPATIBLEパラメータの設定が同じことを確認します。
  5. このドキュメントに記載のとおり、Oracle GoldenGateを構成します。

2.6.2 Windowsクラスタ・リソースとしてのOracle GoldenGateの追加

Oracle GoldenGateをWindowsクラスタにインストールした場合は、次の手順に従ってOracle GoldenGateをクラスタ・リソースとして設定し、すべてのノード上にManagerサービスを正しく設定します。

  • クラスタ・アドミニストレータで、Oracle GoldenGateの接続先のデータベース・インスタンスを含むグループにManagerプロセスを追加します。

  • Oracle GoldenGateが稼働するすべてのノードが、リソースの実行可能な所有者として選択されていることを確認します。

  • Manager Windowsサービスに次の依存関係(「サービス」コントロール・パネルから構成可能)があることを確認します。

    • データベース・リソース

    • Oracle GoldenGateディレクトリが含まれているディスク・リソース

    • データベース・トランザクション・ログ・ファイルを含むディスク・リソース

    • データベースのトランザクション・ログ・バックアップ・ファイルを含むディスク・リソース