主コンテンツへ
Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70111-04
目次へ移動
目次

前
次

20.12.3 異常停止後のスレッドの同期

Replicatグループが異常停止した場合、すべてのスレッドが証跡内の共通のチェックポイントの位置に到達するわけではありません。異常停止が発生するのは、STOP REPLICAT!オプションとともに発行した場合、KILL REPLICATコマンドを発行した場合、またはReplicat、データベース、その他のローカル・プロセスに関連する一時的なエラーが発生した場合です。異常停止後の証跡内の同じ位置にスレッドをリストアし、正しいチェックポイントの位置からReplicatを再起動できます。

この手順では、リストアの位置は高基準値です。これは、すべてのスレッドで実行された最新のチェックポイントの位置(異常停止する前に、最も高速なスレッドによって処理された最後のレコード)です。Replicatを起動する前に、(異なるスレッドや新しいスレッドの間でワークロードを再パーティション化するためなどに)パラメータ・ファイルに変更を行うことができます。スレッドは同期状態から起動できるため、再パーティション化は、Replicatの起動後に切れ目なく有効になります。

  1. GGSCIを実行します。
  2. Replicatスレッドを最大のチェックポイントの位置に同期します。Replicatは同期を実行してから停止します。
    SYNCHRONIZE REPLICAT group
    
  3. (オプション) 異なるスレッドや新しいスレッドの間でワークロードを再パーティション化するには、パラメータ・ファイルを編集のために開き、MAP文のTHREADまたはTHREADRANGE指定に必要な変更を行います。
    EDIT PARAMS group
    
  4. パラメータ・ファイルを保存して閉じます。
  5. Replicatを起動します。
    START REPLICAT group