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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70111-04
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20.4.1 データベース・メタデータの変更

この手順は、ソース・データベースの次のメタデータの変更時にReplicatエラーを防止するために必要です。

  • データベース・キャラクタ・セット

  • 国のキャラクタ・セット

  • ロケール

  • タイムゾーン

  • オブジェクト名の大/小文字区別

この手順を実行せずにこれらの変更を行った場合、次のエラーが発生します。

2013-05-26 20:10:09  ERROR   OGG-05500  Detected database metadata mismatch between current trail file ./dirdat/_p/v1000003 and the previous sequence. *DBTIMEZONE: [GMT]/[UTC]. 

この手順では、Extractを停止し、次に新しい証跡ファイルを作成します。新しいデータベース・メタデータは、変更後に開始したトランザクションを持つこの新しいファイルに含まれます。

  1. ソース・データベースでトランザクション・アクティビティを停止します。データベースへのメタデータ変更はまだ行わないでください。
  2. ソース・システムのGGSCIで、取得するREDOデータがこれ以上ないことが示されるまで、LOGENDオプションを指定したSEND EXTRACTコマンドを発行します。
    SEND EXTRACT group LOGEND
    
  3. Extractを停止します。
    STOP EXTRACT group
    
  4. 各ターゲット・システムで、証跡のすべてのデータの処理が完了したことを示す"At EOF"ステータスが表示されるまで、STATUSオプションを指定したSEND REPLICATコマンドを発行します。すべてのReplicatプロセスが"At EOF"を戻すまで、すべてのターゲット・システムでこれを行う必要があります。
    SEND REPLICAT group STATUS
    
  5. データ・ポンプおよびReplicatを停止します。
    STOP EXTRACT group
    STOP REPLICAT group
    
  6. データベース・メタデータを変更します。
  7. ソース・システムのGGSCIで、プライマリExtractが新しいファイルの開始にローカル証跡をロールオーバーするために、ALTER EXTRACTコマンドをETROLLOVERオプションを指定して発行します。
    ALTER EXTRACT group, ETROLLOVER
    
  8. データ・ポンプが新しいファイルの開始にリモート証跡をロールオーバーするために、ALTER EXTRACTコマンドをETROLLOVERオプションを指定して発行します。
    ALTER EXTRACT pump, ETROLLOVER
    
  9. Extractを起動します。
    START EXTRACT group
    
  10. GGSCIで、起動するデータ・ポンプとReplicatプロセスを新しい証跡シーケンス番号に再配置します。
    ALTER EXTRACT pump, EXTSEQNO seqno, EXTRBA RBA
    ALTER REPLICAT group, EXTSEQNO seqno, EXTRBA RBA
    
  11. データ・ポンプを起動します。
    START EXTRACT group
    
  12. Replicatプロセスを起動します。
    START REPLICAT group