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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70111-04
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20.5.3 アクティブな構成への別のデータ・ポンプの追加

この手順では、ソース・システムのアクティブなプライマリExtractグループにデータ・ポンプExtractグループを追加します。これにより、次の変更が発生します。

  • プライマリExtractは、ローカル証跡に書込みを行います。

  • データ・ポンプは、古い証跡のデータがターゲットに適用された後に、新しいリモート証跡に書込みを行います。

  • 古いReplicatグループは、新しいReplicatグループで置き換えられます。

手順はソース・システムとターゲット・システムで実行します。

  1. ソース・システムで、GGSCIを実行します。
  2. groupにプライマリExtractグループの名前を使用してローカル証跡を追加します。
    ADD EXTTRAIL trail, EXTRACT group
    

    次に例を示します。

    ADD EXTTRAIL dirdat\lt, EXTRACT primary
    
  3. プライマリExtractグループのパラメータ・ファイルを開き、作成したローカル証跡を参照するEXTTRAILパラメータでRMTTRAILパラメータを置き換えます。

    注意:

    ローカル・オペレーティング・システムのものとは異なるキャラクタ・セットを使用した既存のパラメータ・ファイル(CHARSETオプションを使用して別のキャラクタ・セットを指定したファイルなど)は、VIEW PARAMSコマンドまたはEDIT PARAMSコマンドを使用して表示や編集を行わないでください。そのようなパラメータ・ファイルはGGSCIの外部から表示してください。そうしないと、内容が破損する可能性があります。

    EXTTRAILパラメータの例:

    EXTTRAIL dirdat\lt
    
  4. RMTHOSTパラメータを削除します。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. データソースとして手順2で指定した証跡を使用し、新規データ・ポンプExtractグループを追加します。
    ADD EXTRACT group, EXTTRAILSOURCE trail
    

    次に例を示します。

    ADD EXTRACT pump, EXTTRAILSOURCE dirdat\lt
    
  7. 新規データ・ポンプのパラメータ・ファイルを作成します。
    EDIT PARAMS group
    
  8. パラメータ・ファイルに現在の構成に応じた適切なExtractパラメータを含め、さらに次のパラメータを含めます。
    • このデータ・ポンプで処理する表に対応する1つ以上のTABLEパラメータ。

    • ターゲット・システムを参照するRMTHOSTパラメータ。

    • 新規リモート証跡(この後で作成)を参照するRMTTRAILパラメータ。

  9. ソース・システムのGGSCIで、データ・ポンプのリモート証跡を追加します。データ・ポンプのパラメータ・ファイルのRMTTRAILで指定されている証跡名を使用し、EXTRACTのデータ・ポンプのグループ名を指定します。
    ADD RMTTRAIL trail, EXTRACT group
    

    次に例を示します。

    ADD RMTTRAIL dirdat/rt, EXTRACT pump
    

    注意:

    このコマンドによって、証跡名がExtractグループにバインドされますが、実際の証跡は作成されません。証跡ファイルは、処理が開始した時点で作成されます。

  10. ターゲット・システムでGGSCIを実行します。
  11. 新規Replicatグループを追加してリモート証跡にリンクします。
    ADD REPLICAT group, EXTTRAIL trail
    

    次に例を示します。

    ADD REPLICAT rep, EXTTRAIL dirdat/rt
    
  12. このReplicatグループのパラメータ・ファイルを作成します。元のReplicatグループからパラメータ・ファイルをコピーできますが、必ずREPLICATパラメータを新規グループ名に変更してください。
  13. ソース・システムで、追加したパラメータの変更を反映するため、プライマリExtractグループを一度停止してから再起動します。
    STOP EXTRACT group
    START EXTRACT group
    
  14. ソース・システムで、データ・ポンプを起動します。
    START EXTRACT group
    
  15. ターゲット・システムで、EOFに到達して処理するレコードがなくなったことを示すメッセージがレポートされるまで、古いReplicatに対してLAG REPLICATコマンドを発行し続けます。
    LAG REPLICAT group
    
  16. 古いReplicatグループを停止します。
    STOP REPLICAT group
    
  17. 古いReplicatグループのチェックポイント表を使用する場合、GGSCIからデータベースにログインします。
    DBLOGIN [SOURCEDB datasource] [{, USERIDALIAS alias | USERID user [,options]]
    
  18. 古いReplicatグループを削除します。
    DELETE REPLICAT group
    
  19. 新規Replicatグループを起動します。
    START REPLICAT group
    

    注意:

    古いリモート証跡は削除しないでください(後からサポート・ケースで必要となる場合などに備えるため)。古い証跡は、必要に応じて別の場所に移動できます。