主コンテンツへ
Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
目次へ移動
目次

前
次

1.39 PURGE WALLET

PURGE WALLETコマンドでは、マスター・キー・ウォレットからマスター・キー・バージョンを恒久的に削除します。DELETE MASTERKEYコマンドで削除用にマークされたバージョンだけが削除されます。パージは元に戻せません。

注意:

Oracle GoldenGateの共有ウォレットを使用したデプロイの場合、マスター・キーの古いバージョンは、マスター・キーが更新された後、すべてのプロセスが最新バージョンを使用するまで保持される必要があります。待機する時間は、トポロジ、レイテンシ、およびデプロイのデータ・ロードにより異なります。24時間の最小の待機時間は控えめな見積りですが、すべてのプロセスが新しい鍵の使用を開始するのにかかる時間を決定するには、テストを実行する必要がある場合があります。すべてのプロセスが最新バージョンを使用しているかどうかを判定するには、マスター・キーの更新後すぐに各Extractのレポート・ファイルを表示して、古い鍵でマイニングされた最後のSCNを確認します。次に、Replicatレポート・ファイルを監視し、このSCNがすべてのReplicatグループにより適用されたことを確認します。この時点で、マスター・キーの旧バージョンを削除できます。

このコマンド、またはウォレット内のマスター・キーを追加、更新、または削除するコマンドを使用する前にOPEN WALLETコマンドを使用する必要があります。

共有記憶域に一元的に保持されないウォレットのパージ後は、パージされた鍵が構成に残らないように、このウォレットを使用するOracle GoldenGate構成内のすべての他のシステムに更新されたウォレットをコピーできます。これを行う前に、Extractを停止して、すべてのダウンストリームOracle GoldenGateプロセスにトレイルの処理の終了を許可してから停止する必要があります。ウォレットが所定の場所にコピーされた後、プロセスを再開できます。手順の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

ウォレットとマスター・キーの使用は、iSeries、z/OSおよびNonStopプラットフォームではサポートされません。

構文

PURGE WALLET