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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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1.67 MININGDBLOGIN

MININGDBLOGINでは、REGISTER EXTRACTなど、データベースを操作する他のOracle GoldenGateコマンドの発行準備として、ダウンストリームOracleデータベース・ログマイニング・サーバーへの接続を確立します。このコマンドは、Oracleデータベースの統合キャプチャ・モードでExtractを確立する場合のみ使用します。

データベース・ログマイニング・サーバーとして機能する、ソースOracleデータベースにログインするには、DBLOGINコマンドを使用します。MININGDBLOGINは、ダウンストリーム・マイニング・データベースへのログイン用に予約されます。

MININGDBLOGINを発行するユーザーは、次を満たす必要があります。

  • Oracle dbms_goldengate_auth.grant_admin_privilegeプロシージャを使用して付与された権限がある。

  • このMININGDBLOGINに関連付けられているExtractグループのTRANLOGOPTIONS MININGUSERパラメータで指定されているユーザーである。

  • Extractが統合キャプチャ・モードである間は変更されない。

統合キャプチャのサポートおよび構成の詳細は、Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成を参照してください。

構文

MININGDBLOGIN {
USERID {/ | userid}[, PASSWORD password]
   [algorithm ENCRYPTKEY {keyname | DEFAULT}] |
USERIDALIAS alias [DOMAIN domain] |
[SYSDBA]
}
USERID

データベース・ログイン資格証明を指定します。Oracle GoldenGateの資格証明ストアが使用されない場合に使用できます。(USERIDALIASオプションを参照してください。)次のように、データベースによって入力は異なります。

userid

データベース・ユーザー名またはSQL*Net接続文字列を指定します。Oracleマルチテナント・コンテナ・データベースのプラガブル・データベースにログインするには、useridを接続文字列として指定します(OGGUSER@FINANCEなど)。ルート・コンテナにログインするには、C##接頭辞を含む、useridを共通ユーザーとして指定します(C##GGADMIN@FINANCEなど)。CDB用のOracle GoldenGateの構成の詳細は、Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成を参照してください。

/

(Oracle)データベース・ユーザー・ログインではなく、Oracle用のオペレーティングシステム・ログインを使用するようにOracle GoldenGateに指示します。この引数は、データベースによってオペレーティングシステム・レベルでの認証が許可されている場合にのみ使用します。このオプションを使用するには、Oracle OS_AUTHENT_PREFIX初期化パラメータの値との関連で、正しいユーザー名がデータベースに存在している必要があります。詳細は、USERID | NOUSERIDパラメータを参照してください。

PASSWORD password

データベース・ユーザーのパスワードを指定するために認証が必要な場合に使用します。パスワードがENCRYPT PASSWORDコマンドによって暗号化されている場合は、暗号化されたパスワードを指定します。それ以外の場合は、クリアテキストのパスワードを指定します。パスワードに大/小文字の区別がある場合は、そのように入力してください。

PASSWORD句を省略すると、パスワードの入力が求められ、パスワードはエコーされません。

algorithm

ENCRYPT PASSWORDコマンドを使用してパスワードが暗号化された場合、使用した暗号化アルゴリズムを次の中から指定します。

AES128

AES192

AES256

BLOWFISH

ENCRYPTKEY {keyname | DEFAULT}

ENCRYPT PASSWORDコマンドで指定した暗号化鍵を指定します。次のいずれかを使用します。

ENCRYPTKEY keyname

ENCKEYS参照ファイル内のユーザー作成の暗号化鍵の論理名を指定します。ENCRYPT PASSWORDKEYNAME keynameオプションとともに使用した場合に使用します。

ENCRYPTKEY DEFAULT

Blowfish鍵を生成するようにOracle GoldenGateに指示します。ENCRYPT PASSWORDコマンドがKEYNAME DEFAULTオプションとともに使用された場合に使用します。

USERIDALIAS alias [DOMAIN domain]

データベース・ログイン資格証明の別名を指定します。このMININGDBLOGINコマンドに必要な権限を持つ資格証明を含むローカルOracle GoldenGate資格証明ストアがある場合に、USERIDオプションのかわりに使用できます。資格証明ストアの使用の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

Oracleマルチテナント・コンテナ・データベースのプラガブル・データベースにログインするには、ユーザーは接続文字列として格納されている必要があります(OGGUSER@FINANCEなど)。ルート・コンテナにログインするには、ユーザーはC##接頭辞を含む共通ユーザーとして格納されている必要があります(C##GGADMIN@FINANCEなど)。CDB用のOracle GoldenGateの構成の詳細は、Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成を参照してください。

alias

Oracle GoldenGateの資格証明ストアに格納されているデータベース・ユーザー資格証明の別名を指定します。USERIDALIASに指定されるユーザーは共通データベース・ユーザーである必要があります。

DOMAIN domain

指定した別名の資格証明ストアのドメインを指定します。有効なドメイン・エントリが指定した別名に対する資格証明ストアに存在する必要があります。

SYSDBA

(Oracle)ユーザーがsysdbaとしてログインするように指定します。このオプションは、USERIDおよびUSERIDALIASに使用できます。

例1   
MININGDBLOGIN USERIDALIAS oggalias SESSIONCHARSET ISO-8859-11
例2   
MININGDBLOGIN USERID ogg@ora1.ora, PASSWORD AACAAAAAAAAAAAJAUEUGODSCVGJEEIUGKJDJTFNDKEJFFFTC AES128, ENCRYPTKEY securekey1