Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX 12c (12.2.0.1) E70112-04 |
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適用対象
Teradataを除くすべてのデータベース用のExtract。
説明
UPDATERECORDFORMAT
パラメータを使用すると、ExtractでUPDATE
操作のビフォア・イメージおよびアフター・イメージがトレイルの単一レコードに結合されます。クラシックおよび統合キャプチャ・モードのExtractに有効な場合は、ポンプExtractには有効ではありませんが、マスターExtractに有効です。
ビフォア・イメージは、GETUPDATEBEFORES
、GETBEFORECOLS
およびLOGALLSUPCOLS
パラメータが使用される場合に生成されます。(主キー、一意索引またはユーザー指定のKEYCOLS
キーに対する更新の場合、ビフォア・イメージとアフター・イメージはデフォルトで同じレコードに格納されます。この場合、UPDATERECORDFORMAT
は適用されません。)NOCOMPRESSUPDATES
パラメータは、Oracle以外のデータベースに必要です。
1行に対する更新で2つのレコードが生成される場合は、ExtractとReplicatの両方に追加のディスクI/Oと処理が課されます。サプリメンタル・ロギングがすべての列で有効になっている場合、変更されない列はビフォア・レコードとアフター・レコードの両方で繰り返されることがあります。トレイル全体のサイズも大きくなります。このオーバーヘッドは、UPDATERECORDFORMAT
を使用して低減されます。
UPDATERECORDFORMAT
が使用される場合、Extractはビフォア・イメージとアフター・イメージを、UPDATE
操作の処理に必要なすべての情報を含む単一レコードに書き込みます。ダウンストリーム・プロセスの読取りパフォーマンスの向上に加えて、列マッピング関数は、アフター値を読み取りながらビフォア・イメージ列値をキャッシュするかわりに、ビフォアとアフターの列値に同時にアクセスできます。
UPDATERECORDFORMAT
は、パラメータ・ファイルのすべてのTABLE
文に有効です。
UPDATERECORDFORMAT
およびFORMAT RELEASE 11.x
以前の両方を指定すると、Extractは異常終了します。
注意:
多くの列がある表では、UPDATERECORDFORMAT
が使用されている場合にトレイル・レコードが最大サイズに達することがあります。残りのレコードは、1つ以上の追加の連鎖レコード・フラグメントで継続されます。これは、処理パフォーマンスにわずかに影響します。
デフォルト
UPDATERECORDFORMAT COMPACT
構文
UPDATERECORDFORMAT [FULL | COMPACT]
FULL
UPDATE
のビフォア・イメージとアフター・イメージを含む1つのトレイル・レコードを生成します。ビフォア・イメージには、ビフォア・イメージとアフター・イメージの両方のトランザクション・レコードで使用可能なすべての列が含まれます。Logdumpユーティリティで表示した場合、このレコードはGGSUnifiedUpdate
として表示されます。
COMPACT
UPDATE
のビフォア・イメージとアフター・イメージを含む1つのトレイル・レコードを生成します。ビフォア・イメージには、トランザクション・レコードで使用可能なすべての列が含まれますが、アフター・イメージは、主キー列とUPDATE
で変更された列に制限されます。UPDATERECORDFORMAT COMPACT
は、統合されたReplicatを含む構成にお薦めします。これはデフォルトです。
FULL
またはCOMPACT
のいずれかをLogdumpユーティリティで表示した場合、このレコードはGGSUnifiedUpdate
として表示されます。レコードには、次の情報が含まれます。
ヘッダー
ビフォア・イメージの長さ
各列のビフォア値
主キー、一意索引またはKEYCOLS
列のアフター値
変更した列のアフター値
内部トークン・データ
例
UPDATERECORDFORMAT COMPACT