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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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3.94 INSERTALLRECORDS

適用対象

Replicat

説明

INSERTALLRECORDSパラメータでは、レコードの現在のバージョンのみではなく、ターゲット・レコードに行われたすべての操作のレコードを保持します。INSERTALLRECORDSを使用すると、Replicatはレコードに対するすべての変更を新しいレコードとしてデータベースに挿入します。最初の挿入、その後の更新および削除は、ポイントインタイム・スナップショットとして保持されます。

INSERTALLRECORDSを使用する例を次に示します。

  • 例外MAP文で使用する場合。例外MAP文でINSERTALLRECORDSを使用すると、エラー処理方法の一環として、エラーを生成した操作の値が新しいレコードとして例外表に挿入されます。

  • トランザクション履歴を保持する場合。特定の行に対するすべての変更を新しいレコードとしてデータベースに挿入することで、最新バージョンだけを保持するかわりに、その行に対して実行されたすべての変更の履歴を保持できます。それぞれの挿入はポイントインタイム・スナップショットであり、監査の目的で必要に応じて問合せを実行できます。履歴データと特別なトランザクション情報を組み合せることで、より有益なターゲット・レポート・データベースを作成できます。

INSERTALLRECORDSは、パラメータ・ファイルのルート・レベルで使用すると、後続のすべてのMAP文に適用できます。また、MAP文で使用すると、特定の表またはワイルドカードで指定した複数の表に適用できます。

INSERTALLRECORDSに関するその他の情報

トランザクション履歴表の作成方法の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

例外MAP文の使用方法の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

MAPの構文は、TABLE | MAPを参照してください。

デフォルト

なし

構文

INSERTALLRECORDS

例1   

この例は、例外処理構成に含まれる、パラメータ・ファイルのルート・レベルのINSERTALLRECORDSです。

REPLICAT deliv
USERIDALIAS tiger1
ASSUMETARGETDEFS
REPERROR (DEFAULT, EXCEPTION)
MAP ggs.equip_account, TARGET ggs.equip_account2,
COLMAP (USEDEFAULTS);
MAP ggs.equip_account, TARGET ggs.equip_account_exception,
EXCEPTIONSONLY,
INSERTALLRECORDS
COLMAP (USEDEFAULTS,
DML_DATE = @DATENOW(),
OPTYPE = @GETENV('LASTERR', 'OPTYPE'),
DBERRNUM = @GETENV('LASTERR', 'DBERRNUM'),
DBERRMSG = @GETENV('LASTERR', 'DBERRMSG'));
例2   

この例は、MAP文のINSERTALLRECORDSです。

REPLICAT deliv
USERIDALIAS tiger1
SOURCEDEFS /ggs/dirdef/defs
REPERROR DEFAULT, ABEND
MAP fin.accTAB, TARGET fin.custTAB, INSERTALLRECORDS;