Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX 12c (12.2.0.1) E70112-04 |
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適用対象
GLOBALS
説明
GLOBALS
ファイルのTRAILBYTEORDER
パラメータでは、EXTFILE
、EXTTRAIL
、RMTFILE
およびRMTTRAIL
パラメータで作成されたトレイルまたはファイルにメタデータのバイト形式を設定します。デフォルトでは、Extractはソースまたはターゲット・マシンのバイト・オーダーにかかわらず常にトレイル・メタデータをビッグ・エンディアン・バイト・オーダーで書き込みます。
このパラメータは、トレイル・レコードのメタデータにのみ影響します。列データには影響しません。
GLOBALS
ファイルで使用する場合、TRAILBYTEORDER
は同じOracle GoldenGateインスタンス内のすべてのファイルまたはトレイルに影響します。特定のトレイルまたはファイルのバイト・オーダーを指定するには、Extractパラメータ・ファイル内の関連するEXTFILE
、RMTFILE
、EXTTRAIL
またはRMTTRAIL
パラメータのTRAILBYTEORDER
オプションを使用します。Extractが異なるプラットフォーム上の複数のトレイルまたはファイルに書き込む場合、Extractパラメータ・ファイル内のTRAILBYTEORDER
により、それぞれの適切なバイト・オーダーが有効になります。TRAILBYTEORDER
がExtractパラメータとして使用される場合は、GLOBALS
ファイルのTRAILBYTEORDER
指定より優先されます。
TRAILBYTEORDER
は、ソースおよびターゲット・マシンの両方がリトル・エンディアンを使用する場合に変換操作のオーバーヘッドを低減します。この場合、TRAILBYTEORDER
がない場合のデフォルトはBIGENDIAN
であるため、変換操作はリトル・エンディアンからビッグ・エンディアンに実行し(トレイルに書き込むため)、さらにターゲットでトレイルを読み込むためにビッグ・エンディアンからリトル・エンディアンに実行する必要があります。TRAILBYTEORDER
は、ソースおよびターゲット・マシンの両方で使用されるバイト・オーダー(LITTLEENDIAN
)をトレイルのバイト・オーダーとして指定できるようにすることで、不要な変換を防止します。
ソースのバイト・オーダーがビッグ・エンディアン、ターゲットがリトル・エンディアンで、変換が必要な場合は、変換をソースとターゲットのどちらで行うかを決定できます。変換をソースで実行するには、TRAILBYTEORDER
をLITTLEENDIAN
に設定します。トレイルがリトル・エンディアンに変換され、ターゲットで変換は不要です。変換をターゲットで実行するには、デフォルトをBIGENDIAN
に設定したままにします。トレイルのターゲット・システムがビッグ・エンディアンの場合、デフォルトはビッグ・エンディアンであるためTRAILBYTEORDER
は不要です。
ソース・マシンのバイト・オーダーが不明でも、その形式を維持し、ソースで変換を実行しない場合は、プライマリExtractまたはデータ・ポンプにNATIVEENDIAN
オプションを使用します。TRAILBYTEORDER
で何も指定しない場合、データ・ポンプは入力トレイルと同じバイト・オーダーを使用してトレイルを書き込みますが、これは目的の形式ではない場合があります。
TRAILBYTEORDER
は、FORMAT RELEASE
バージョンが12.1以上であるファイルに対して有効です。旧バージョンの場合、このパラメータは無視されます。
NonStopシステムにデータを複製する場合は、TRAILBYTEORDER
を使用しないでください。NonStopプラットフォームでは、Oracle GoldenGateはデフォルトのBIGENDIAN
のみサポートします。
トレイルのメタデータのバイト・オーダーを識別するには、ログダンプ・ユーティリティのENV
コマンドを使用します。
デフォルト
BIGENDIAN
構文
TRAILBYTEORDER {BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}
例
TRAILBYTEORDER LITTLEENDIAN