この章には、ご使用のコンピュータでのOracle GoldenGate Monitorのインストールに必要な手順が含まれています。リポジトリ構成ユーティリティ(RCU)を使用したOracle GoldenGate Monitor実装用リポジトリの作成の詳細も含まれています。この章は、次の項で構成されます。
Oracle GoldenGate MonitorはOracle Universal Installer (OUI)を使用してインストールします。OUIは、この製品および他のOracle製品のインストールに使用される7ステップの画面主導のツールです。この項では、OUIの取得、起動およびナビゲート方法について説明します。Oracle GoldenGate Monitorをインストールするには、次の作業が必要です。
注意: OUIの詳細は、Oracle Universal Installerを使用したインストールを参照してください。 |
Oracle GoldenGate MonitorのディストリビューションはOracle Technology Networkで入手できます。
Oracle GoldenGate Monitorを入手するには、Oracle Technology Networkに移動して、次のようにします。
使用中のデータベースとオペレーティング・システムに適したZIPファイルを探し、そのファイルを現在のシステムにダウンロードします。
このZIPファイルの内容を現在のシステムに抽出します。抽出されたファイルの1つにogg_generic.jar
があり、このファイルを使用して製品インストーラを実行し、ソフトウェアを現在のシステムにインストールします。
ディストリビューションの入手の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の製品の配布の入手に関する項を参照してください。
インストール・プログラムを起動するには、次の手順を実行します。
ターゲット・システムに管理者権限でログインします。
インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次の表に示すように、システムのJDKディレクトリからjava -jar
を起動し、インストール・プログラムを起動します。
O/S | 使用するコマンド |
---|---|
UNIX |
$ java -jar -Xmx1024m /path/to/jar/file/ogg_generic.jar |
Windows |
C:\ java -jar -Xmx1024m ogg_generic.jar |
インストール・プログラムが表示されたら、インストールを開始できます。各インストール・プログラムの画面の詳細は、3.1.3項「製品のインストール」を参照してください。
製品をインストールするには、次の表に説明されている必要な情報を指定して、インストーラ画面を進みます。この表には、表示される順に画面をリストし、必要なフィールドを完成させるための手順を示します。画面の詳細が必要な場合、左側の列でその名前をクリックします。
画面 | 説明 |
---|---|
Welcome |
この画面は、製品インストーラの概要を示します。
「Next」をクリックします。 |
Auto Updates |
この画面を使用してパッチ更新を検索して適用するか、更新をスキップします。
「Next」をクリックします。 |
Installation Location |
この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。
|
Installation Type |
この画面を使用して、インストール・タイプを選択します。
|
Prerequisite Checks |
この画面では、システムが最小必要要件を満たしていることを確認します。
警告またはエラー・メッセージが表示された場合は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証、システム要件および相互運用性の確認に関する項の参照ドキュメントのいずれかを参照できます。 「Next」をクリックします。 |
Installation Summary |
この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。
注意: 個々のコンポーネントのおおよそのインストール・サイズを表示するには、その名前をクリックします。 「Install」をクリックします。 |
Installation Progress |
この画面には、インストールの進行状況が表示されます。進行状況バーが100%に達したら、インストールは完了です。一部のシステムでは、ライブラリの生成プロセスが全インストール時間の70%を占める場合があることに注意してください。
インストールの進行状況が100%になったら、「Next」をクリックします。 |
Installation Complete |
この画面は、インストールの最後に表示され、インストールされた製品および機能のサマリーが表示されます。
「Finish」をクリックします。 |
注意: この手順では、Oracleデータベース用のリポジトリの作成方法についてのみ説明します。Oracle以外のデータベース(SQL Server)に対するリポジトリを作成する場合、4.2項「SQL Serverデータベース用のOracle GoldenGate Monitorサーバーの構成」を参照してください |
次に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用してOracle GoldenGate Monitor専用のリポジトリを作成します。
注意: RCUを使用したリポジトリの作成の詳細は、Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成を参照してください。 |
Oracleデータベース用のリポジトリを作成する前に、次の点に注意してください。
デフォルトの文字セットはRCUでサポートされていないため、文字セットはAL32UTF8である必要があります。
RCUでは、プラガブル・データベースのみサポートされます。コンテナ・データベースはサポートされません。これは、デフォルトではコンテナ・データベースはOracle 12c (12.2.1)で有効になるためです。
リポジトリを作成するには、次の手順を使用します。
次のようにしてRCUを起動します。
ディレクトリをORACLE_HOME
/oracle_common/bin/
(WindowsではORACLE_HOME
\oracle_common\bin\
)に変更します。
ORACLE_HOME
の詳細は、2.3項「Oracle WebLogic Server 12c (12.2.1)のインストール」を参照してください。
次のように入力してRCUを起動します。
Linuxの場合:
$ ./rcu
Windowsの場合:
rcu.bat
RCUの「Welcome」画面が表示されます。
次の表に説明されている必要な情報を指定して、RCUの画面を進みます。各画面に関する追加の一般的な情報が必要な場合、「画面」列の画面名をクリックします。
画面 | リポジトリ作成アクション |
---|---|
Welcome |
「Next」をクリックします。 |
Create Repository |
|
Database Connection Details |
|
Select Components |
|
Schema Passwords |
|
Map Tablespaces |
|
Summary |
リポジトリ作成のサマリーを確認し、「Create」をクリックします。 |
Completion Summary |
「Close」をクリックします。これで、リポジトリの作成プロセスは終了です。 |
Oracle GoldenGate Monitorサーバーをインストールし、リポジトリを作成したら、使用するデータベース・タイプに対するドメインを作成する必要があります。手順については、第4章「Monitorサーバーの構成および起動」を参照してください。