この章では、Oracle GoldenGate Monitorのコンポーネントとコンポーネント間の関係について説明します。
内容は次のとおりです。
ユーティリティ・バーにはOracleロゴが含まれ、右側には次の機能へのリンクが含まれます。
Purge Data: (管理者、パワー・オペレータおよびスーパー管理者ユーザーにのみ表示される)古い情報をパージできます。詳細は、「履歴データのパージ」を参照してください。
User Profile: 現在の(ログオンしている)ユーザーが自分のログイン情報およびアラート・サービスの変更を行えます。「自分のユーザー・プロファイルの管理」を参照してください。
About: 稼働しているOracle GoldenGate Monitor実装のリリースとバージョンの情報を提供します。
Help: 状況依存ヘルプ・トピックを起動します。
Logout: 現在のユーザーはインタフェースからログアウトし、ログイン・プロンプトが表示されます。
ステータス・バーはユーティリティ・バーのすぐ下にあります。ログインしているユーザーの名前が表示され、右側にはデータの最終更新日時などのシステム全体のステータス情報が表示されます。アクティブにしているタブに関係なく、ステータス・バーでステータスの変更やアラートをいつでも確認できます。
「ステータス・インジケータについて」を参照してください。
インタフェースの一部のタブでは、ウィンドウの左側にナビゲーション・ツリーが含まれます。ツリーには一連のノードが階層状に表示され、展開してOracle GoldenGateインスタンスとそのコンポーネント、ソリューションと呼ばれるトポロジ・ビューおよびカスタマイズされたビューを表示できます。
「オブジェクトについて」を参照してください。
インタフェースの一部のタブにはダイアグラム・ビューが含まれ、ナビゲーション・ツリーに表示されているのと同じオブジェクトがオブジェクト間の論理的関係とともに表示されます。
「ダイアグラム・ビューについて」を参照してください。
概要ビューはダイアグラム・ビューと対話し、トポロジの特定の領域へのフォーカスに役立ちます。
メトリック・パネルには、ナビゲーション・ツリーまたはダイアグラム・ビューで選択されているOracle GoldenGateオブジェクトに関連する属性の名前と値が表示されます。「メトリックについて」を参照してください。
注意: 主なサマリー属性はダイアグラム・ビューにも表示され、状態を即座に評価できます。 |
メトリック・パネルは状況依存です。たとえば、取得オブジェクトが選択されている場合、チェックポイント情報、実行ステータス、グループの名前、ラグ、および取得グループに関連するその他の属性が表示されます。メトリック・パネルと対話するには、次のようにします。
ヘッダー領域をダブルクリックするか、組み込まれている矢印をクリックしてパネルを展開したり縮小します。
「Name」列でメトリックをアルファベット順にソートします。
チャート・アイコン(、メトリックに有効な場合にのみ表示される)をクリックしてそのメトリックとオブジェクトの「History」タブに移動します。「履歴情報の操作」を参照してください。
アラート・パネルには、選択したオブジェクトのアクティブなアラートがすべて表示されます。「アラートについて」を参照してください。
一連のタブは、モニタリング・タブと管理タブというインタフェースの2つの主な機能領域に分類されます。これらのタブには、このトピックで説明されているインタフェース・コンポーネントの一部またはすべてが含まれます。
モニタリング・タブは、Oracle GoldenGateインスタンスのモニタリングのための主要な領域です。これらのタブは、セキュリティ・ロールに関係なくどのユーザーも表示できます。
「モニタリング・ワークスペースの概要」を参照してください。
管理タブは次の機能を実行する構成タブです。
ユーザー情報の編集。「ユーザーの管理」を参照してください。
アラートの定義。「アラートについて」を参照してください。
ビューの操作。「ビューについて」を参照してください。
これらの機能には、パワー・オペレータ以上のセキュリティ・ロール(タブによって異なる)が必要です。これらのタブは、適切なセキュリティ・ロールを持たないユーザーには表示されません。
「ユーザー・セキュリティ・ロールの理解」を参照してください
黄色または赤色のアラート・アイコンは、アラートがトリガーされたことを示します。色は、アラート定義で指定された条件の重大度を示します。「アラート定義の構成」を参照してください。
警告 |
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エラー |
「アラートについて」を参照してください
このトピックでは、Oracle GoldenGate Monitorのモニタリング・タブのナビゲーション・ツリーおよびダイアグラム・ビューに表示されるオブジェクトについて説明します。ここで説明するオブジェクトは、次の2つのグループに分類されます。
システム | これは、ルート・ツリー・ノードです。このインストールのOracle GoldenGate Monitorサーバー・コンポーネントの名前が表示されます。
システムには次のノードが含まれます。 |
ホスト | これは、1つ以上のホスト・サブノードのルート・ノードです。このノードのカウンタはホスト・サブノードの数を示します。ホスト・ノードは、稼働しているホストに従ってOracle GoldenGateコンポーネントを編成します。各ホスト・ノードはOracle GoldenGateエンタープライズ内の1つのホスト(サーバー)を表し、そのホストの名前を持ちます。各ホスト・ノードには、そのホストのOracle GoldenGate構成の一部であるオブジェクトを表す1つ以上のサブノードが含まれます。 | |
ソリューション | これは、1つ以上のOracle GoldenGateソリューション・サブノードのルート・ノードです。このノードのカウンタはソリューション・サブノードの数を示します。各ソリューションは、完全なOracle GoldenGateソース/ターゲット間トポロジを表し、ソースとターゲットのデータベースを含む、そのトポロジ内のすべてのOracle GoldenGateコンポーネントを表示します。ソリューションのコンポーネントが削除されると、そのソリューションはナビゲーション・ツリーで非表示になります。 | |
ビュー | これは、1つ以上のビュー・ノードのルート・ノードです。このノードのカウンタはビュー・サブノードの数を示します。ビューは、1つの単位としてモニターするOracle GoldenGateオブジェクト(データベースを含む)で構成されるカスタマイズされたコンテナです。 |
ナビゲーション・ツリーのホスト、ソリューションまたはビュー・ノード内またはダイアグラム・ビュー内で次のOracle GoldenGateコンポーネントがモニターされます。Oracle GoldenGateオブジェクトは、Oracle GoldenGate Monitorの起動時および構成の変更時に自動的に検出されます。例外はオブジェクトが削除された場合です。この場合は、Oracle GoldenGateインスタンスのManagerプロセスが再起動されるまで、オブジェクトがクライアント表示に表示され続けます。
ホスト | このノードは、Oracle GoldenGateコンポーネントが存在する物理マシンを表します。 | |
インスタンス | このノードは、Oracle GoldenGateインスタンスを表します。各インスタンスには、Oracle GoldenGatプロセスとこれに関連付けられている証跡およびファイルが含まれます。各インスタンスは、Managerプロセスが実行されているホスト名とポート番号で識別されます。 | |
取得 | このノードは、1つのOracle GoldenGate Extractグループを表します。Oracle GoldenGateインスタンスには、基礎をなすOracle GoldenGate構成に応じて1つ以上の取得ノードが存在します。 | |
配信 | このノードは、1つのOracle GoldenGate Replicatグループを表します。Oracle GoldenGateインスタンスには、基礎をなすOracle GoldenGate構成に応じて1つ以上の配信ノードが存在します。 | |
データベース | このノードは、Oracle GoldenGate構成内のソースまたはターゲットのデータベースを表します。 | |
証跡 | このノードは、1つのOracle GoldenGate証跡またはファイルを表します。 |
ツリーのオブジェクト上のステータスまたはアラート(あるいはその両方の)インジケータは、注意の必要な条件があることを示します。ステータスの変更は、次のアイコンのいずれかで示されます。
「ステータス・インジケータについて」を参照してください。
ノードを右クリックしてコンテキスト・メニューを表示し、次のアクションを実行できます。
オブジェクトがソリューションの一部の場合、「Show Solution」コマンドを使用してそのソリューションをダイアグラムに表示できます(ナビゲーション・ツリーのみ)。
ノードにサブノードが含まれる場合、「Expand」および「Collapse」コマンドを使用してサブノードを表示したり、非表示にできます。
オブジェクト名が変更可能な場合、「Rename」コマンドを使用できます。このコマンドでOracle GoldenGate Monitor内のオブジェクトの名前は変更されます(全ユーザー対象)が、Oracle GoldenGate構成で基礎をなすコンポーネントの名前は変更されません。数字、大文字、小文字、ダッシュおよびアンダースコアを含む、最大30文字を使用できます。
ダイアグラム・ビューには、Oracle GoldenGateオブジェクト間の関係が正しく図式化されてオブジェクトが表示されます。たとえば、ホスト・ノードはそのシステムのすべてのOracle GoldenGateコンポーネントとともに表示されますが、インスタンス・ノードはそのOracle GoldenGateインスタンスのコンポーネントとのみ表示されます。
ダイアグラム内のオブジェクトの下にはサマリー属性が表示され、ラグやプロセス・ステータスなどの重要なモニタリング情報の状態を即座に確認できます。
ダイアグラム・ビューに使用される領域のサイズを変更できます。
ダイアグラム・ビュー・パネルのサイドの拡大または縮小矢印をクリックしてサイド・パネル(表示しているタブに応じてナビゲーション・ツリー、概要、属性およびアラート)を拡大または縮小します。
ダイアグラム・ビュー・パネルの枠線をクリックしてドラッグし、サイド・パネルを縮小せずに拡大または縮小します。
ダイアグラム・ツールバー
ダイアグラム・ツールでは、ダイアグラム・ビュー内のOracle GoldenGateオブジェクトの表示と対話したり、カスタマイズできます。
選択 | メトリック・パネルにメトリック情報を表示する対象のオブジェクトを選択します。 | |
ズーム選択 | クリックアンドドラッグで選択し、ダイアグラムの特定の領域内のオブジェクトを拡大したり、フォーカスできます。 | |
パン | ダイアグラム内の大きなトポロジをクリックアンドドラッグで移動し、別の領域を表示できます。 | |
ツールチップの表示/非表示 | ダイアグラムでオブジェクトのツールチップを有効にしたり、無効にします。ツールチップが有効な場合、オブジェクトの上にポインタを置くと、そのオブジェクトのサマリー情報を表示するメトリック・パネルが表示されます。ツールチップには、ダイアグラム自体に表示されているものと同じサマリー情報が表示されますが、それらの属性がスケールのためにダイアグラムで判読できない場合に有用です。 | |
ズームイン | ダイアグラム全体を拡大します。 | |
ズームアウト | ダイアグラム全体を縮小します。 | |
すべて表示 | すべてのオブジェクトが表示領域内に含まれるようダイアグラムをリセットします。 | |
左から右へのレイアウト | オブジェクトをルート・オブジェクト(ナビゲーション・ツリーで選択されているノード)から論理順に左から右に配置します。 | |
上から下へのレイアウト | オブジェクトをルート・オブジェクト(ナビゲーション・ツリーで選択されているノード)から論理順に上から下に配置します。 | |
スター・レイアウト | オブジェクトをルート・オブジェクト(ナビゲーション・ツリーで選択されているノード)から論理順に中心から配置します。 | |
起動 | モニターするOracle GoldenGateインスタンスを起動します。このコントロールは、ExtractまたはReplicatインスタンスが選択されている場合にのみ表示されます。 | |
停止 | モニターしているOracle GoldenGateインスタンスを停止します。このコントロールは、ExtractまたはReplicatインスタンスが選択されている場合にのみ表示されます。 | |
強制終了 | モニターしているOracle GoldenGateインスタンスを停止します。このコントロールは、ExtractまたはReplicatインスタンスが選択されている場合にのみ表示されます。 |
「モニタリング・ワークスペースの概要」を参照してください。
各Oracle GoldenGateコンポーネントは、特定のメトリック(属性)のセットに関連付けられています。ナビゲーション・ツリーまたはダイアグラム・ビューでコンポーネントを選択すると、そのオブジェクトの属性の現在の状態がメトリック・パネルに表示され、サマリー属性がダイアグラムにオブジェクトとともに表示されます。各種属性を総合すると、選択したコンポーネントの全般的な状態が正確に把握できます。
Oracle GoldenGate Monitorによって測定されるすべての属性は、付録A「属性」にリストされ、説明されています。
「モニタリング・ワークスペースの概要」を参照してください。
ステータス・インジケータは、ステータス・バーに表示され、ナビゲーション・ツリーおよびダイアグラム・ビューではOracle GoldenGateオブジェクトの横に表示されます。ステータス・バーでは、現在アクティブなタブに関係なく表示されます。ステータス・バーに表示されている場合、インジケータは、システムに注意が必要なことを示します。
インジケータまたはアラートが表示されている場合、ナビゲーション・ツリーで同じインジケータが表示されているノードを確認し、影響を受けているオブジェクトが見つかるまでドリルダウンを続けます。
影響を受けているオブジェクトは、次の例のように表示されます。
使用されるステータス・インジケータは次のとおりです。
実行中 | すべてのOracle GoldenGateコンポーネントは適切に実行されています。 | |
警告 | ステータスは「Running」以外で、潜在的な問題を示します。ステータスは次のいずれかです。
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エラー | 次のいずれかのエラーが発生しました。
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最終更新日時 | 属性の最終リフレッシュはこの日時に行われました。 |