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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Veridataのインストールと構成
12c (12.2.1)
E70100-01
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8 Oracle GoldenGate Veridataのアンインストール

この章では、Oracle Data Integratorをアンインストールまたは再インストールする方法について説明します。

ソフトウェアを削除する際には、必ずこの章に記載する指示に従ってください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールしようとしたときに問題が発生する場合があります。この章に記載する手順に従えば、ソフトウェアは確実に正しく削除されます。

この章の内容は次のとおりです。

8.1 製品のアンインストールの理解

The Oracle Fusion Middlewareアンインストーラは、ソフトウェアが起動されたOracleホーム・ディレクトリから、このソフトウェアを削除します。表8-1では、手順を要約し、サポート・ドキュメントへのリンクを示します。

表8-1 GoldenGate Veridataのアンインストールのロードマップ

タスク 説明 ドキュメント

Oracle Fusion Middlewareを停止します。

アンインストーラ実行前に、ドメインにあるすべてのサーバーとプロセスが停止している必要があります。

第8.2項を参照してください。

データベース・スキーマを削除します。

Repository Creation Utilityを実行してデータベース・スキーマを削除します。

第8.3項を参照してください。

ソフトウェアを削除します。

製品のアンインストーラを実行し、Oracle Fusion Middleware Infrastructureを削除します。

第8.4項を参照してください。

Oracleホーム・ディレクトリを削除します。

アンインストーラでは、すべてのファイルとフォルダがOracleホーム・ディレクトリから削除されません。アンインストーラが終了した後、手動でOracleホームを削除して、製品の削除を完了させる必要があります。

第8.5項を参照してください。

ドメインとアプリケーション・データを削除します。

アンインストーラでは、ドメイン・ホームやアプリケーション・ホームのディレクトリにあるデータがOracleホーム内にあっても削除されません。これらのディレクトリは手動で削除する必要があります。

第8.6項を参照してください。

Oracle Fusion Middleware Infrastructureを削除します。

Java EEエージェントのトポロジを作成した場合、Oracle Fusion Middleware Infrastructureソフトウェアをシステムから削除することもできます。

8.7項を参照してください。


8.2 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareの停止には次の操作が含まれます。

8.2.1 Oracle GoldenGate Veridataエージェントの停止

アンインストーラを実行する前に、実行中のすべてのエージェントを停止する必要があります。

スタンドアロン・エージェントを停止するには、Veridataエージェントのデプロイメント・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./agent.sh stop

Windowsオペレーティング・システムの場合:

./agent.bat stop

8.2.2 Oracle Fusion Middleware環境の停止

アンインストーラ実行前に、削除対象のOracleホームに関連付けられたサーバーとプロセスをすべて停止する必要があります。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理でOracle Fusion Middleware環境の停止に関する項を参照してください。

8.3 データベース・スキーマの削除

Oracleホームを削除する前にRepository Creation Utilityを実行し、このドメインに関連付けられたデータベース・スキーマを削除する必要があります。各ドメインにはカスタム接頭辞によって一意に識別される独自のスキーマ・セットがあります(『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください)。これらのスキーマを他のドメインと共有することはできません(『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』のスキーマの作成計画に関する項を参照してください)。

データベースに複数のスキーマ・セットがある場合は、削除するドメインに関連付けられたスキーマ接頭辞を指定します。

スキーマの削除手順は、『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』のスキーマの削除に関する項を参照してください。

8.4 ソフトウェアのアンインストール

この項の手順に従って、製品アンインストーラを起動し、ソフトウェアを削除します。

サイレント(コマンドライン)アンインストールを実行する場合、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールでサイレント・アンインストールのOracle Universal Installerの実行に関する項を参照してください。

8.4.1 アンインストーラの起動

アンインストーラをWindowsオペレーティング・システムで起動する場合、次のいずれかを実行します。

  1. マネージャ・ウィンドウを使用して、ORACLE_HOME\oui\binディレクトリに移動し、deinstall.cmdをダブルクリックします。

  2. コマンドラインからORACLE_HOME\oui\binに移動して、次のコマンドを入力します。

    deinstall.cmd
    
  3. 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」「Oracle」「OracleHome」「Uninstall Oracle Middleware」を選択します。

UNIXオペレーティング・システムでアンインストーラを起動するには、ORACLE_HOME/oui/binディレクトリに移動し、次のコマンドを入力します。

./deinstall.sh

8.4.2 削除画面のナビゲート

削除プログラムでは表8-2に記載された順番で一連の画面が表示されます。

削除画面に関して詳細な情報が必要な場合、画面名をクリックしてください。

表8-2 アンインストール画面および説明

画面 説明

ようこそ

この画面により製品アンインストーラが開始します。

アンインストール・サマリー

この画面は、削除されるOracleホーム・ディレクトリとその内容を示しています。これが正しいディレクトリであることを確認してください。

「削除」をクリックして、ソフトウェアの削除を開始します。

アンインストールの進行状況

この画面には削除の進行状況が表示されます。

アンインストール完了

削除が完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認し、「終了(F)」をクリックしてアンインストーラを閉じます。


8.5 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

アンインストーラを終了したら、Oracleホーム・ディレクトリおよびアンインストーラによって削除されなかった既存のサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracleホーム・ディレクトリが/home/oracle/product/Oracle_Homeの場合は、次のようにします。

> cd /home/oracle/product
> rm -rf Oracle_Home

Windowsオペレーティング・システムで、Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Product\Oracle_Homeの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Productディレクトリに移動し、「Oracle_Home」フォルダを右クリックして「削除」をクリックします。

8.6 ドメインとアプリケーション・データの削除

ドメインとアプリケーション・データを削除するには:

  1. 手動でドメイン・ホーム・ディレクトリを削除します。

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでドメイン・ホーム・ディレクトリが/home/oracle/config/domains/veridata_domainの場合は、次のようにします。

    > cd /home/oracle/config/domains
    > rm -rf veridata_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムで、ドメイン・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\domains\odi_domainの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\domainsディレクトリに移動し、「odi_domain」フォルダを右クリックして「削除」をクリックします。

  2. 手動でアプリケーション・ホーム・ディレクトリを削除します。

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでアプリケーション・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/config/applications/veridata_domainの場合は、次のようにします。

    > cd /home/Oracle/config/applications
    > rm -rf veridata_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムで、アプリケーション・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\applications\veridata_domainの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\applicationsディレクトリに移動し、「odi_domain」フォルダを右クリックして「削除」をクリックします。

  3. Oracleホームのdomain_registry.xmlファイルをバックアップし、ファイルを編集して、削除するドメインに関連付けられている行を削除します。たとえば、odi_domainを削除するには、次の行を検索して削除します。

    <domain location="/home/Oracle/config/domains/veridata_domain"/>
    

    終了したら、ファイルを保存して終了します。

8.7 Oracle Fusion Middleware Infrastructureのアンインストール

Oracle GoldenGate Veridataソフトウェアを削除すると、Oracle Fusion Middleware Infrastructureをマシンから削除するように選択できます。Infrastructureが削除されると、Infrastructureを使用する他の製品が機能しなくなるため、削除する前に、それらの製品がないことを確認します。

アンインストール手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureインストールおよび構成』のOracle Fusion Middleware Infrastructureのアンインストールに関する項を参照してください。

8.8 ソフトウェアの再インストール

手動でOracleホーム・ディレクトリを削除することを含め、この章の指示に従ってソフトウェアが削除されている場合のみ、同じOracleホームに前のインストールとしてソフトウェアを再インストールできます。再インストールする際、同じOracleホームを前のインストールとして指定できます。

次のようにOracleホームが空でない場合を考慮します。

  • 同じ機能セットがある既存のOracleホームにインストールします。

    インストールを試行するソフトウェアと同じソフトウェアが、インストール中に指定したOracleホームに存在すると、インストーラは警告します。次のオプションがあります。

    1. 別のインストール・タイプを選択します。この場合、Oracleホーム・ディレクトリに存在しない機能セットのみがインストールされます。

    2. 別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。

  • 空でない既存のOracleホームにインストールします。

    たとえば、ドメイン・ホームやアプリケーション・ホームを既存のOracleホーム内部で作成することを選択したと仮定します。このデータはアンインストール中に削除されません。そのため、同じOracleホームに再インストールしようとしても、インストーラではできません。次のオプションがあります。

    1. この章の説明に従い、Oracleホームからソフトウェアをアンインストールし、Oracleホーム・ディレクトリを削除します。完了すると、第3章「Oracle GoldenGate Veridataのインストール」の手順を使用し、再インストールして同じOracleホームの場所を再利用できます。Oracleホームにあったドメインまたはアプリケーション・データは、再作成する必要があります。

    2. 別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。