Oracle Enterprise Managerでは、Oracle Application Serverのステータス、パフォーマンスおよび可用性に関する高水準の情報を提供するパフォーマンス・メトリックが収集されます。
メトリックのこのカテゴリでは、アプリケーションURLを使用して、アプリケーション・サーバー・インスタンスの応答性および可用性を評価します。
アプリケーションURLレスポンス時間は、アプリケーションURLにアクセスする際に、自動的に継続して測定されます。レスポンス時間には、URLへのアクセス時間、およびアプリケーション・サーバーがアプリケーションURLの内容をレンダリングして表示する際に要する時間が含まれます。
このメトリックは、アプリケーション・サーバー・インスタンスの応答性を測定するために、主にCloud Controlによって使用されます。アプリケーションURLは、Cloud ControlコンソールのApplication Serverホームページにある「一般」セクションに表示され、そのページで「アプリケーションURLレスポンス」グラフを生成する際に使用されます。
デフォルトでは、アプリケーションURLは、アプリケーション・サーバーのホスト名と、Oracle HTTP Serverコンポーネントのデフォルトのリスナー・ポートから構成されます。次に例を示します。
http://hostname.domain:7778
Cloud Controlコンソールを使用している場合、Application Serverターゲットのプロパティを変更することにより、アプリケーションURLを変更できます。詳細は、Cloud Controlオンライン・ヘルプのターゲット・プロパティの変更に関するトピックを参照してください。別の方法として、Cloud ControlコンソールのApplication Serverホームページで「アプリケーションURLの変更」をクリックすることにより、アプリケーションURLを変更することもできます。
このメトリックは、Application Serverの反応の定義に使用されるアプリケーションURLに正常にアクセスできるかどうかを表します。たとえば、アプリケーションURLがエラーを返した場合、「アプリケーションURLステータス」メトリックは停止になります。
このメトリックは、アプリケーション・サーバー・インスタンスの応答性を測定するために、主にCloud Controlによって使用されます。アプリケーションURLは、Cloud ControlコンソールのApplication Serverホームページにある「一般」セクションに表示され、そのページで「アプリケーションURLレスポンス」グラフを生成する際に使用されます。
値が1の場合、Oracle Management AgentはアプリケーションURLにアクセスできます。値が0の場合は、アプリケーションURLに正常にアクセスできません。
詳細は、32.1.1「アプリケーションURLレスポンス時間(秒)」を参照してください。
「OPMNプロセス情報メトリック(OPMN Process Information Metrics)」は、アプリケーション・サーバーの主なコンポーネントおよびOracle Enterprise Managerの特定コンポーネントの稼働状況について、スナップショットを提供します。ここに表示されるリストは、インストールしてOracle Application Serverのこのインスタンス用に構成したアプリケーション・サーバー・コンポーネントによって異なります。
「OPMNプロセス情報メトリック」を確認することで監視できるEnterprise Managerコンポーネントには、Oracle Management Agent(エージェント)、Oracle Application Server Controlプロセス(コンソール)およびOracle Management Agentウォッチドッグ・プロセス(ウォッチドッグ)が含まれます。
Management Agentウォッチドッグ・プロセスの詳細は、『Oracle Enterprise Managerアドバンスト構成』を参照してください。
このメトリックは、コンポーネントが稼働中であるか停止しているかを示します。値が1の場合にはコンポーネントが稼働中であり、値が0の場合にはコンポーネントが停止していることを意味します。
Cloud Controlを使用している場合、Enterprise ManagerでOracle Application ServerコンポーネントまたはEnterprise Managerコンポーネントの可用性が判別される方法の詳細は、オンライン・ヘルプの「可用性について」を参照してください。
このメトリックは、アプリケーション・サーバーのホストにおける空きメモリーの割合を表示します。使用可能な空きメモリーの量は、システムがより大きな負荷を処理できる状態かどうかの判断に役立ちます。
このメトリック・カテゴリは、アプリケーション・サーバーで使用中のCPUおよびメモリーに関する情報を提供します。
このメトリックは、アイドル状態のシステムCPU時間の割合を表示します。アイドルCPU時間の長さは、システムがより大きな負荷を処理できる状態かどうかの判断に役立ちます。
このメトリックは、アプリケーション・サーバーのホストにおける空きメモリーの割合を表示します。使用可能な空きメモリーの量は、システムがより大きな負荷を処理できる状態かどうかの判断に役立ちます。
このメトリックは、アプリケーション・サーバーのホストにおける空きメモリーの量(MB)を表示します。使用可能な空きメモリーの量は、システムがより大きな負荷を処理できる状態かどうかの判断に役立ちます。
このメトリックは、アプリケーション・サーバーおよび構成済の使用可能なアプリケーション・サーバー・コンポーネント以外のホスト・プロセスで所持および使用されているCPUの量を表示します。アプリケーション・サーバーのホスト・コンピュータのCPU使用率に問題がある場合、このメトリックは、アプリケーション・サーバーが原因であるかどうかを判断する際に役立ちます。
このメトリックは、アプリケーション・サーバーおよび構成済の使用可能なアプリケーション・サーバー・コンポーネント以外のプロセスまたはアプリケーションで使用中のホスト・メモリーの割合を表示します。アプリケーション・サーバーのホスト・コンピュータのメモリー使用量に問題がある場合、このメトリックは、アプリケーション・サーバーが原因であるかどうかを判断する際に役立ちます。