Enterprise ManagerにHTTPSを介して接続する場合、OMSではブラウザにOMSの識別を確認する証明書が表示されます。この証明書は、使用しているコンピュータが信頼するサード・パーティにより検証されています。Webブラウザで信頼できない証明書が検出されると、セキュリティ・アラート・メッセージが生成されます。セキュリティ・アラートのダイアログ・ボックスでは、Enterprise Manager Framework Securityは有効ですが、Web層が適切に保護されていない場合に表示されます。
証明書をブラウザの信頼できるルート証明書のリストにインポートして、以降のブラウザ・セッションで証明書のセキュリティ・アラートが表示されないようにする必要があります。
この付録の内容は次のとおりです。
ブラウザの証明書をGoogle Chromeバージョン44+にインポートするには、次の手順を実行します。
「プライバシー エラー」ページで、「詳細設定」をクリックします。「<ホスト名>にアクセスする(安全ではありません)」をクリックします。
Enterprise Manager Cloud Controlのログイン・ページのアドレス・バーで、httpsのとなりのロック・アイコンの上にある赤い十字マークをクリックします。
ポップアップの「接続」タブにある、「証明書情報」をクリックします。
「証明書」ダイアログで、証明書のパス・タブをクリックします。
証明書パスのリストでルート・ノードを選択します。
「証明書の表示」をクリックします。
2番目の「証明書」ダイアログで、「詳細」タブをクリックします。
「ファイルへコピー」をクリックします。
「証明書のエクスポート ウィザード」でデフォルト設定をそのまま使用し、わかりやすい証明書名を入力し、ローカル・システムへエクスポートしてから「終了」をクリックします。これで、証明書が正常にエクスポートされました。
「証明書のエクスポート ウィザード」の成功メッセージで「OK」をクリックします。
2番目の「証明書」ダイアログで、「OK」をクリックします。
1番目の「証明書」ダイアログで、「OK」をクリックします。
ブラウザのメニューから、「設定」を選択します。
「設定」ページの上部右の「検索設定」フィールドに、Certificates
と入力します。
HTTPS/SSLセクションにある、「証明書の管理」をクリックします。
「証明書」ダイアログにある「信頼されたルート証明機関」タブをクリックします。
「インポート...」をクリックします
証明書インポート・ウィザードで、「次」をクリックし、手順(9)でエクスポートした証明書名を選択し、デフォルト設定をそのまま使用し、「終了」をクリックします。
セキュリティの警告ダイアログで、「はい」をクリックします。
証明書のインポート・ウィザードの成功メッセージで、「OK」をクリックします。
「証明書」ダイアログの「閉じる」をクリックします。
ブラウザを再起動します。
これにより、Enterprise Manager Cloud Controlログイン・ページに移動すると、アドレス・バー内のhttpsのとなりに緑色のロック・アイコンが表示されます。