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Oracle® Enterprise Manager Cloud管理ガイド
13cリリース1
E70373-02
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34 JVM診断セルフ・サービス・ポータルの使用

この章では、JVM診断セルフ・サービス・ポータルにアクセスする方法を説明します。内容は次のとおりです。

34.1 JVM診断クラウド・セルフ・サービス・ポータルの使用

JVM診断クラウド・セルフ・サービス・ポータルでは、セルフ・サービス・ユーザーは割り当てられたJVMを表示および監視できます。このページを表示するには、次の手順に従います。

  1. Enterprise ManagerにEM_SSA_USERロールを持つユーザーとしてログインしています。「すべてのクラウド・サービス」ページが表示されます。

  2. JVM診断クラウド・サービスのリンクをクリックします。このページには、次のリージョンがあります。

    • 使用状況: セルフ・サービス・ユーザーに割り当てられたJVMの合計数が表示されます。使用可能なJVM数、アクティブ化および非アクティブ化されたJVM数も表示されます。

    • はじめに: このリージョンには、概念的なトピックへのリンクが含まれています。

    • JVM診断: JVMDaaSにより監視されているJVMがリストされます。リストには、アクティブ化および非アクティブ化されたJVMが含まれます。

      監視されているのは、アクティブ化されたJVMです。非アクティブ化されたJVMは、JVMDエージェントをデプロイしたが、この時点では監視しないように選択したJVMDエージェントです。

      次のアクションが実行できます。

      • エージェントのダウンロード: JVMを監視する前に、「エージェントのダウンロード」をクリックしてJVM診断エージェント.warファイルをダウンロードし、監視対象のアプリケーション・サーバーにデプロイします。


        注意:

        セルフ・サービス・ユーザーに割り当てられた割当て制限は0より大きい必要があります。

      • 削除: JVMを選択して「削除」をクリックします。


        注意:

        JVMを削除する前に、アプリケーション・サーバーからJVM診断エージェントをアンデプロイする必要があります。アンデプロイされていない場合は、JVM診断エージェントは再接続して、JVMの監視を再度開始します。

      • アクティブ化: .warファイルをデプロイした後、監視を開始するには、JVMを選択して「アクティブ化」をクリックします。

      • 非アクティブ化: JVMを選択して「非アクティブ化」をクリックし、JVMの監視を停止します。

      • Java仮想マシン・ホームページにドリルダウンするには、「名前」リンクをクリックします。Java仮想マシン・ホームページには、JVMのサマリー・ビューが表示され、リアル・タイムのスレッドの状態が表示されます。JVM診断クラウド・サービス・ページに戻るには、「JVM診断」リンクをクリックします。

34.2 JVMのホームページ

JVMホームページには、次の詳細が表示されます。

  • サマリー: JVMの詳細、たとえば、属するJVMプール、ホスト、JVMバージョン、ベンダー、ヒープ・サイズ、エージェント最適化レベル、およびエージェントのログ・レベルの詳細が表示されます。

  • リアルタイムのスレッドの状態: JVMの様々なスレッドの状態が、色分けされた列に表示されます。JVMの現在のアクティビティ(CPU使用率、メモリー、データベース・レスポンス、ネットワーク・レスポンスを待機しているスレッドの数、同期ロックを待機しているスレッドの数、アイドル・スレッドの数を含む)が表示されます。JVMをクリックすると、JVM内のスレッドのリストと各スレッドの詳細が表示されます。

  • アクティブ・スレッド:: 過去24時間におけるJVMのアクティブ・スレッドの数。

  • 上位リクエスト:: 過去24時間における上位リクエストが表示されます。

このページから、次のページにナビゲートできます。

  • JVMパフォーマンス診断: JVMのパフォーマンス診断データが表示されます。

  • ライブ・スレッド分析: 選択したJVMのリアルタイムJVMデータが表示されます。

  • クラウド・セルフ・サービス・ポータル: JVM診断クラウド・セルフ・サービス・ポータルに戻ります。

  • インスタンス診断リクエスト: 選択した実行コンテキストID (ECID)の実行に参加したJVM、リクエストおよびリクエスト・スレッド・インスタンスの詳細なビューを提供します。

  • スレッド・スナップショット: 選択したスレッドの詳細を提供します。リソースの使用状況、スレッドの状態、コール・スタック情報などの詳細が含まれます。

  • ヒープ・スナップショット: JVMのすべてのオブジェクトと、そのオブジェクト間の参照のビューが含まれるJVMメモリーのスナップショットを提供します。

  • クラス・ヒストグラム: スナップショットが取得された日付、スナップID、タイムスタンプ、JVMの名前とバージョン、説明などの詳細が保存されたヒストグラムのリストが表示されます。

  • JFRスナップショット: JVM内の動作およびJVMで実行中のJavaプログラムの情報を提供します。

  • メモリー診断: 現在のメモリー・プール使用率およびガベージ・コレクション統計に関する詳細が表示されます。

  • Javaワークロード・エクスプローラ: JVMターゲットに関連するすべてのパフォーマンス統計の詳細ビューを提供します。