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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlスタート・ガイド
13cリリース1
E72553-01
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13 Oracle Management Serviceエージェント・プロキシの設定

OMSエージェント・プロキシのアイコン
プロキシを構成することで、Oracle Management Service (OMS)とOracle Management Agent (管理エージェント)間の通信を保護できます。プロキシは、Enterprise Manager Cloud Controlへのアプリケーション外部サーバーで、ネットワークの境界やファイアウォール越しにHTTPおよびHTTPSリクエストの管理を仲介します。プロキシを使用すると、通信で特定のポートのみを公開すればよいため、OMSと管理エージェントの間の通信が、より安全で信頼性の高いものになります。

すべての管理エージェントに1つのプロキシを構成することも、管理エージェントのセットにプロキシを1つ構成して残りはなしにすることも可能ですし、異なる管理エージェントのセットに別々のプロキシを構成することもできます。

また、2つ以上のプロキシを冗長プロキシとして構成し、OMSと管理エージェントの通信に構成されたプロキシの高可用性をサポートすることも可能です。そのような状況の場合は、デフォルトで、その他のプロキシのステータスに関係なく、稼働中のプロキシが通信用に選択されます。通信を開始する前に、プロキシが非アクティブであるか停止していることがわかった場合は、その管理エージェントに構成されている別のプロキシが選択されます。ただし、特定のプロキシで通信を開始した後に、そのプロキシが非アクティブになったり停止したりした場合は、稼働中の別のプロキシを選択するフォールバック・メカニズムは、現在存在しないことに注意してください。



注意:

  • NTLMベースのMicrosoftプロキシはサポートされていません。そのようなプロキシからアクセスできるようにするには、NTLMベースのMicrosoftプロキシ・サーバーの認証されていないサイト・プロパティに使用可能なすべてのエージェント・ホストを追加してください。

  • 各OMSのローカル・アドレスは、プロキシを自動的にバイパスします。


プロキシの構成
  1. 「設定」メニューの「初期設定コンソール」を選択します。
  2. 初期設定コンソール・ページの左パネルで、「OMSエージェント・プロキシ設定」をクリックします。

  3. 『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』で説明されている手順3から6を実行します