この章では、エンド・ユーザーを監視するためにEnterprise Managerによって提供される管理パックについて説明します。次の管理パックが含まれています。
Oracle Real User Experience Insight (RUEI)を使用すると、企業は、実際のエンドユーザー・エクスペリエンスについての洞察を得ることで、ビジネス・クリティカルなアプリケーションの価値を最大限に高めることができます。ユーザーを失望させたことで失った収益を確認したり、コール・センターの規模を縮小することによってサポート・コストを削減したり、パフォーマンスのよくないアプリケーションの問題の解決を促進したり、ビジネス・トレンドやユーザーの嗜好を洞察することによって変化するニーズにビジネスを適応させたりするのに役立ちます。パフォーマンスの分析と使用状況の分析が1つに統合されるため、ビジネス・ステークホルダやITステークホルダは、アプリケーション・ユーザーの真のエクスペリエンスに対し共通理解を深めることができます。
次の表で、Enterprise Managerによって提供されるこの管理パックについて説明します。
管理パック | ライセンス情報のタイプ | ライセンス情報 |
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Oracle Real User Experience Insight | 機能 | Oracle Real User Experience Insight (RUEI)は、次のようなエンドユーザー・エクスペリエンスと動作の全体像を独自にとらえます。
RUEIのパッシブ型監視機能は、最新のNetwork Protocol Analysisテクノロジを使用して構築され、アプリケーションの修正、変更やインスツルメンテーションは必要ありません。パッシブモニタリング手法によって、企業はコストのかかるテスト/QA環境での検証を行うことなく本番環境にデプロイできます。 また、RUEIにはEnterprise Manager Cloud Control Service Level Managementの全機能が含まれます。 |
Oracle Real User Experience Insight | 機能 | Oracle Real User Experience Insightには次の機能が含まれています。
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Oracle Real User Experience Insight | ライセンスが必要なリンク | その場合、スイート・タイプE-Business SuiteにはOracle Real User Experience Insightのライセンスが必要になる可能性があり、Oracle Enterprise Manager Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスは不要です。 この項では、Oracle Enterprise Management Application Management Suitesのいずれかのライセンスを必要とするRUEIのリンクについて説明します。
次のスイート・タイプは、前述のOracle Application Management Suitesのライセンスを必要とします。
前述のリンクは、上記のOracle Application Management Suiteパックのライセンスがある場合にのみ使用できます。
パック機能にアクセスするすべての方法で(Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13c、デスクトップ・ウィジェット、コマンドラインAPI、または基礎となるデータへの直接アクセスのいずれの方法でも)、パック・ライセンスが必要です。 |
Oracle Real User Experience Insight | スタンドアロン・アクセラレータ・ライセンス | RUEIのスタンドアロン・アクセラレータのライセンスを以前購入したユーザーは、以前のライセンス条件に基づいて引き続きRUEIを使用できます。ただし、前述のOracle Application Management Suitesに含まれる機能を使用することはできません。 |
Oracle Real User Experience Insight | ビジネス・アプリケーションのライセンスが必要なリンク | 次のリンクはビジネス・アプリケーションのターゲットのライセンスを必要とします。 Real User Experience (RUEI)データ
RUEIセッション診断
RUEIメトリック
ビジネス・トランザクションのドリルダウン・ページ
ビジネス・アプリケーションのホームページ
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Oracle Real User Experience Insight | 使用制限付きライセンス |
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Oracle Real User Experience Insight | ||
Oracle Real User Experience Insight |
Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM)は、高機能なモニタリング・ソリューションであり、IT組織がビジネス・サービスにおいて高可用性と高パフォーマンスを確保し、最適化されたサービス・レベルを実現するために役立ちます。SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、Webアプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。リモート・ユーザーの場所(ビーコン)から実行されるサービス・テストや統合トランザクションを使用することにより、エンドユーザーの観点からサービスを監視したり、基礎となるITインフラストラクチャとの相関関係を監視できます。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。
次の表で、Enterprise Managerによって提供されるこの管理パックについて説明します。
管理パック | ライセンス情報のタイプ | ライセンス情報 |
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Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM) | スタンドアロン・ライセンス | Enterprise Manager Cloud Control Service Level Managementは、Enterprise Managerバージョン10gリリース2ではスタンドアロンのService Level Management Packとして導入されました。Enterprise Manager 11g以降、Service Level Managementはいずれかの一部としてライセンス化されています。
Service Level Management Packの一部の機能サブセットは、以前はApplication ServerライセンスのDiagnostics Packの一部として提供されていました。Application Server 10gリリース1のDiagnostics Packのライセンスを保有するユーザーは、前述のどのパックのライセンスがなくても次に示す機能を使用できます。
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Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM) | 機能 | Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM)には次の機能が含まれています。 |
Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM) | ライセンスが必要なサービス・リンク | この項では、SLMのライセンスを必要とするEnterprise Managerのリンクについて説明します。一部の機能リンクは、テストやビーコンを作成した後でそれらに関連付けられる可能性がありますが、そのようなリンクはこの項には記載しません。ただし、それらのリンクにもSLMのライセンスが必要となります。次に示す説明では、ユーザーがCloud Controlのメインのホームページから操作を開始する場合を想定しています。 構成ページを使用するには、「ターゲット」メニューから、「サービス」を選択します。
監視ページを使用するには、Enterprise Managerのホームページで「ターゲット」メニュー、「サービス」の順に選択します。
次の「関連リンク」もRUEIの要素です。
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Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM) | ライセンスが必要なFormsアプリケーションのリンク | この項では、SLMのライセンスを必要とするEnterprise Managerのリンクについて説明します。一部の機能リンクは、テストやビーコンを作成した後でそれらに関連付けられる可能性がありますが、そのようなリンクはこの項には記載しません。ただし、それらのリンクにもSLMのライセンスが必要となります。次に示す説明では、ユーザーがCloud Controlのメインのホームページから操作を開始する場合を想定しています。 構成ページを使用するには、「ターゲット」メニューから、「サービス」を選択します。
監視ページを使用するには、「ターゲット」メニューから、「サービス」を選択します。
次の「関連リンク」もRUEIの要素です。
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Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM) | ライセンスが必要なCLI動詞 | 次のEnterprise Managerコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞を使用するにはEnterprise Manager Cloud Control Service Level Managementのライセンスが必要です。add_beacon apply_template_tests assign_test_to_target delete_test disable_test enable_test extract_template remove_beacon set_availability set_key_beacons_and_tests sync_beacon |
Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM) | 使用制限付きライセンス | Oracle Functional Testingの使用制限付きライセンスが、テスト・スクリプトを記録するためにのみ含まれています。 |