リリースノート
Release 2.0
E74303-01
2016 年 3 月
Oracle DIVAnet 2.0 は、より多くのサイト、要求、接続、オブジェクトをサポートする新しいアーキテクチャーに基づいて構築されています。DIVAnet 2.0 は、構成と管理のしやすさおよび柔軟性が改善され、エラー処理能力と API の汎用性が向上しています。強力な要求モニタリングと資産検索能力を備えた新しいユーザーインタフェースと、より単純で柔軟性の高い調整、コピー、削除プロセスが使用されます。DIVAnet は複数の Oracle DIVArchive サイトを検索して、アーカイブされたオブジェクトが存在する場所を見つけることができ、コンテンツをサイトからサイトに移動できます。
DIVAnet 2.0 の具体的な改善点については、次のセクションを参照してください。
特定の DIVAnet トポロジまたは番号付きソリューションは不要。
新しいデフォルトオプションにより、構成ファイルを簡単に変更および理解できる。
DIVAnet が最善のワークフローを選択して適用する。ユーザーは構成するメッセージプロセッサの選択で立ち往生することがない。
新しい DIVAnet コピーコマンドは、特別なコピー機能を実現するための SPM および DFM の構成に代わるコマンドとなる。
拡張された復元コマンドが、構成されたパラメータおよびその他の条件に基づいてコンテンツを取得する方法を決定する。
ワークフロープロファイルによって、接続されたアプリケーションおよびユーザーのグループに対して異なる設定、タイムアウト、API メッセージを構成できる。
新しいアクセスルール構成ファイル。
DIVAnetUI 呼び出しと GetRequestInfo() 呼び出しのエラーメッセージの強化。
DIVAnet が要求に対してどのように、いつ、なぜ、何を実行したかを表示する。
DIVAnet を管理およびモニターするための新しい DivanetAdmin アプリケーション。
再ロード可能なパラメータ (アクセスルールを含む) により、DIVAnet を停止しなくてもパラメータの変更が可能。
DIVAnet 経由でリモート DIVArchive システムにメッセージを直接送信するための新しい直接モード。
DIVAnet データベース全体を再初期化せずにサイトを別々に再同期。
すべてのサイトの資産データベース同期のステータスを取得。
DIVArchive から同期されるオブジェクト情報の増加 (ファイルサイズ、バイト単位のオブジェクトサイズ、ストレージ計画など)。
メッセージタイプごとに API 要求を一時的に無効化。
個々の DIVArchive Manager 向けの要求のシャットダウンまたは抑制。
改善されたトレースロギング。
機能が豊富でわかりやすい最新の UI。
REST Web サービスを介して DIVAnet とインタフェースすることで、直接データベース接続またはマネージャーソケット接続に依存しない。
画面数、クリック数、およびポップアップウィンドウの削減。
ダブルクリックによるすばやいクリップボードコピー機能。
柔軟な要求フィルタ機能。
必要に応じてライブアップデートを抑制。
強力なオブジェクトフィルタリング、ソート、検索機能。
1 つのサイトから別のサイトに資産をコピーできる内蔵コピーコマンド。
オブジェクトについて処理中の要求 (アクティブ要求) の表示。
ファイルサイズやストレージ計画などの拡張情報の表示。
オブジェクトベースで最後に検証された日付 (最後に成功したチェックサムの日付) の表示。
長いコメントフィールドとファイルパスの表示をサポート。
1 つのサイトのオブジェクトが別のサイトのオブジェクトと異なる場合のユーザーへの通知 (チェックサムベースではない)。
UI 内の削除コマンドが、サイト削除とグローバル削除をサポート。
ローカルの Manager、DR Manager、または WAN ネットワークが停止しても要求を受け入れてキューに入れることが可能。
新しいサイト間コピーコマンド。
オブジェクトコマンドは、オブジェクトをアーカイブまたはコピーした直後に発行されても失敗しないため、優れた DbSync ワークフローを実現。
オブジェクトのコピーおよび削除を継続的に再試行可能。
同じオブジェクトを同時に複数復元することが可能。
すべてのコンテンツ要求を正しくキャンセル可能。
ローカルで外部化されたオブジェクトのリモート復元ワークフローをすべてサポート。
任意のローカルソースおよび接続先から Oracle 部分ファイル復元をリモートで実行でき、部分的に復元されたコンテンツのみを転送。
DIVAnet にすでにアーカイブされた (ただしターゲット DIVA に必ずしも存在しない) オブジェクトを適切に拒否。
getFilesAndFolders および情報コマンド処理が改善され、大量のファイルを使用する場合の信頼性が向上。
特定のサイトでのすべてのオブジェクトインスタンスを削除する機能 (グローバル削除およびインスタンス削除に追加)。
削除要求により、選択されたオブジェクトのコピー操作を取り消す。
特定のインスタンスにロックされることなく復元のソースサイトを選択する。
特定のワークフローでサポートされない API コマンドを拒否するようにシステムを構成する。
アクセスルールが強力な包含 (Include) ルールおよび除外 (Exclude) ルールと柔軟なルールセットおよびデフォルトを備える。
ソースおよびターゲットサイト名をアクセスルールで確認でき、ルールは再試行ごとに再チェックされる。
コマンドおよびワークフローが 2 つのサイトに限定されない。
リアルタイムパフォーマンスの改善により、ポーリングおよびバッチ処理の遅延が顕著に縮小。
DIVAnet が処理できる要求の数が増加。
マネージャーに送信される要求を DIVAnet がキューに入れて抑制することが可能 (すべてのコマンドについて)。
すべてのコンテンツ要求が優先 DIVAnet 要求であるため、DIVA サイトが停止しても要求をログに記録して表示することが可能。
DIVAnet が突然停止したときに要求を回復可能 (完了または失敗したワークフロー)。
サイトごとにサポートされる API 接続の数が増加 (特にサイトの数が 3 つを超える場合)。
マネージャーソケット接続についての接続回復および再接続戦略の改善。
データベース同期パフォーマンスの高速化:
変更内容の同期: 数秒 (以前は 30 - 120 秒)
100 万件のレコードの初期データベース同期: 2 - 4 時間 (標準)
DIVAnet データベース内のデータの一貫性と精度の向上 - 同期エラーが少なく再同期の必要性が少ない。
API クライアントのポーリング速度が非常に大きい場合にパフォーマンスが拡張可能で予測可能 (特に GetRequestInfo() の利用時)。
DIVAnet 2.0 はすべてのサイトで DIVArchive 7.3.1 (最小) が必要です。
DIVAnet 2.0 は DIVArchive 7.3.1 と符号します。DIVAnet 2.0 は DIVArchive と無関係にリリースレベルが付けられ、別のインストーラがあります。
注記:
DIVAnet 2.0 は以前の (レガシーの) DIVAnet リリースとは異なる方法で構成されているため、当座の代替品ではありません。DIVAnet は以前 DIVArchive インストーラでは Access Gateway と呼ばれていました。DIVAnet 2.0 をインストールするには、OTN の『Oracle DIVAnet ガイド』を参照してください。
新しい DIVAnet サービス (ClientAdapter、ManagerAdapter、DbSync) は Access Gateway および Proxy コンポーネントを置換します。これらのサービスは、DIVArchive システムのグループを、1 つの統一 DIVA システムのように動作させるように DIVA API メッセージを処理します。
注記:
これらのサービスの構成ファイルは Access Gateway および Proxy 構成ファイルと互換性がありません。DIVAnet 2.0 を構成するには、OTN の『Oracle DIVAnet ガイド』を参照してください。
オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program の Web サイト (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
) を参照してください。
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Oracle DIVAnet リリースノート, Release 2.0
E74303-01
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