- 改訂履歴
- 概要
- 任意の新機能の導入(オプト・イン)
- 機能のサマリー
-
- プロジェクト・コントロール
- プロジェクト原価計算
- プロジェクト請求
- プロジェクト・パフォーマンス・レポート
- プロジェクト管理
-
- Representational State Transfer (REST)サービスを使用したプロジェクト要件およびバックログ項目の管理
- プロジェクト管理とMicrosoft Projectを統合するときのタスク番号のインポートおよびエクスポート
- プロジェクト・タスクの順序を使用したタスク・レポートの迅速な分析
- Oracle Transaction Business Intelligenceで組織ベースのディメンションが設定されたプロジェクトおよびリソースの分析
- Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した複数の作業プラン・ベースラインの比較および分析
-
- Task Management
- プロジェクト・リソース管理
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
---|---|---|
2019年9月28日 | プロジェクト・プランを表示するための拡張アクセス | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2017年9月1日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloud Applicationsには今後も新たな機能が続々と追加されます。一部の機能については、準備が整った時点で機能をオプトインすることにより、ご都合のよいタイミングで新機能を導入できます。機能をオプト・インするには、「新機能」作業領域または「設定および保守」作業領域を使用します。
「新機能」作業領域を使用してオプト・インするには:
- 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします。
- 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します。
- オプト・インする機能について「オプト・イン」をクリックします。
- 「機能の編集」ページで、その機能について「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします。
「設定および保守」作業領域を使用してオプト・インするには:
- 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします。
- 「設定」ページで、オファリングを選択し、「機能オプト・インの変更」をクリックします。
- 「オプト・イン」ページで、「機能の編集」アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能について「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーが使用できる準備完了 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするためにアクションが必要になるため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Representational State Transfer (REST)サービスを使用したプロジェクト要件およびバックログ項目の管理 |
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Oracle Transaction Business Intelligenceで組織ベースのディメンションが設定されたプロジェクトおよびリソースの分析 |
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Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した複数の作業プラン・ベースラインの比較および分析 |
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プロジェクト予測バージョンが承認されると、予測の新しい作業バージョンも作成されます。この新しいバージョンは、ベースライン・バージョンおよび計画値と実績コストの両方のコピーです。作業バージョンの作成後に発生した実績コストは、予測に自動的に反映されません。
この新機能により、予測を最新の状態に保つ必要がある顧客に、より直感的なソリューションが提供されます。プロジェクト・マネージャは、新しい実績金額があることがわかると、対話型アイコンをクリックして予測バージョンを生成できます。
実績金額の集計日が前の予測バージョンの更新日より後の場合は、プロジェクトの「プロジェクト予測バージョンの管理」ページに新しいアイコンが表示されます。プロジェクトの新しいプロジェクト実績金額が利用可能であることを示すツールチップがアイコンに表示されます。予測の計算にこれらの新しい値を使用できます。
アイコンをクリックし、確認メッセージを受け入れて「バージョン詳細の管理」ページを開きます。「予測作成方法」フィールドは、自動的に「別のソースからの生成」に設定されます。
「保存」および「次」をクリックして、予測、ETC、EACおよび実績金額を更新します。
実績金額を更新せずに予測バージョンを更新できます。選択した予測を「プロジェクト予測の管理」ページでクリックして「予測の編集」ページを開きます。
「予測の編集」ページの新しいアイコンをクリックして、「バージョン詳細の管理」ページを開きます。「予測作成方法」フィールドは、自動的に「別のソースからの生成」に設定されます。必要に応じて、実績金額、EACおよびETCの値を更新できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- この機能は、プロジェクト集計日を使用して、プロジェクトの実績金額と予測バージョンの更新との差異を比較します。そのため、アイコンを表示するために、「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」プロセスを実行する必要があります。
- この機能では、プロジェクト集計日を予測バージョンの日付と比較するときにタイムスタンプは考慮されません。「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」プロセスを、同じ日の予測バージョンが作成された後に実行した場合は、次の日まで、アイコンはリフレッシュされません。
- この機能は、財務プラン・タイプに関係なく、すべての予測バージョンに適用されます。
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
ファイル・ベース・データ・インポートを使用した財務プロジェクト・プランへのプランニング・リソースの割当
ファイル・ベース・データ・インポートを使用して、財務プロジェクト・プランのタスクにリソースを割り当てます。たとえば、初回のデータ移行時や外部アプリケーションとの統合時にこのアプローチを使用できます。インポート後、財務プロジェクト・プランのタスクのリソース割当を表示および管理できます。
財務プロジェクト・プラン・ファイル・ベース・データ・インポートを使用すると、財務プロジェクト・プランのリソース割当を効率的かつ迅速に作成できます。次の画面キャプチャは、ファイルベースのデータ・インポート機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- xlsmテンプレートの指示およびCSV生成シートに記載されている手順に従って、財務プロジェクト・プランのリソース割当データを準備してアプリケーションにロードします。
- 新しいリソース割当のみインポートできます。既存のリソース割当は更新できません。
- リソース割当レベルでは、リソース割当のデータを明細レベルで入力するか、定期レベルで入力するかを選択できます。
- エラーを修正するには、出力レポートでエラー・メッセージの詳細を確認し、データを修正してCSVファイルを再生成します。データを再度ロードし、インポート・プロセスを発行します。
ロール情報
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_ROLE)
デスクトップ統合を使用したプロジェクト・コスト・トランザクションの作成時のコード組合せの動的挿入
勘定科目コードの組合せが、プロジェクト・コスト・トランザクションのアップロード中に動的に挿入されるようになりました。
スプレッドシートを使用してプロジェクト・コスト・トランザクションをインポートする場合に、直接費、総コストや間接費勘定科目コードの組合せが存在しないと、それらがコード組合せ表に動的に挿入されます。
有効化のステップ
勘定体系に対して動的挿入が使用可能になっていることを確認します。
ヒントおよび考慮事項
勘定科目コード組合せを作成する前に、セグメント値が検証されます。
プロジェクト・コスト・トランザクション例外レビュー時の機能強化
「プロジェクト・コストの管理」および「未処理コストの管理」ページのエラー・メッセージがオンデマンドで使用できるようになりました。これにより、検索パフォーマンスが向上します。
エラーがある場合、特定のトランザクション番号に対応する赤の「X」が「エラーが存在」列に表示されます。目的のトランザクションの「X」を選択するだけで、エラー・メッセージがオンデマンドでオープンします。
この機能は、「プロジェクト・コストの管理」ページでエラーを表示する場合と同じです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
トランザクション勘定科目ビルダーを使用して、CIP資産の減価償却費勘定を生成できるようになりました。
プロジェクト所有組織や資産カテゴリなどの属性を使用して資本プロジェクトを作成する場合、減価償却費勘定のデフォルトを設定できるようになりました。
この新機能を使用すると、消込の問題を最小限に抑えることができ、減価償却費勘定を手動で選択する場合に発生するエラー(これにより、最終的に正しくない資産明細が生成される可能性があります)を回避できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、次のステップを実行します。
- 必要に応じて勘定科目ルールを特定または作成します。
- 新しいトランザクション勘定科目定義を作成します。提供されている「PPMデフォルト勘定科目生成定義」を複製します。
- 必要な勘定科目ルールをトランザクション勘定科目定義に添付します。
- トランザクション勘定科目定義を保存してアクティブ化します。
- プロジェクトの補助元帳会計オプションを新しいトランザクション勘定科目定義で更新します。
ヒントおよび考慮事項
この機能を有効にしない場合でも、減価償却費勘定に手動で入力する必要があります。
正味請求書に加えて、正味クレジット・メモを作成することもできます。クレジットを組み合せて、手数料に関する当初のトランザクションを戻し処理し、そのトランザクションの改訂金額を、元の請求書番号を参照する1つのクレジット・メモに記録できます。
以前は、契約ヘッダー・レベルで正味請求がオフの状態では、別のクレジット・メモを作成して当初トランザクションを戻し処理し、手数料を指定した別の請求書を作成して、トランザクションの改訂金額を記録できました。契約ヘッダー・レベルで正味請求がオンの状態では、元のトランザクションの戻し処理、そのトランザクションの改訂金額を記録するための手数料、およびその他のトランザクションに対するその他の手数料を含む別の請求書作成できました。
現在では、契約ヘッダー・レベルで正味請求をオンにして、新しい「正味クレジット請求」プロファイル値をサイト・レベルで「はい」に設定して、正味クレジット請求を使用可能にした状態で、当初トランザクションの戻し処理およびそのトランザクションの改訂金額を記録する手数料を含むクレジット・メモを作成できるようになりました。このクレジット・メモは当初請求書番号を参照し、クレジット・メモとして売掛管理に転送されます。他のトランザクションのその他の手数料は、別の請求書で請求され、標準請求書として売掛管理に転送されます。
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
新しい「正味クレジット請求」プロファイル・オプションをサイト・レベルで有効にすれば、この機能が使用可能になります。プロファイル・オプションへのアクセス権は、プロジェクト・アプリケーション管理者に付与されています。
ヒントおよび考慮事項
新しい正味クレジット・プロファイル・オプションはサイト・レベルでのみ使用できます。これと既存の正味請求オプションを契約ヘッダー・レベルで組み合せて使用して、調整の請求方法を決定します。
ロール情報
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
請求プランまたは収益プランに入力したパーセントに基づいて、管理費の請求イベントを自動的に生成できます。
4つの新しい請求拡張のいずれかを請求書または収益の方法に割り当て、請求書または収益の請求イベントを自動的に生成できるようになりました。特に管理費を想定した4つの新しい請求拡張は、次のとおりです。
- ITD請求書手数料率。
- ITD収益手数料率。
- 現行請求書手数料率。
- 現行収益手数料率。
新しい請求拡張の1つが割り当てられた請求または収益方法を使用して請求または収益プランを作成すると、その請求拡張が請求または収益プランに自動的に割り当てられます。必要なのは、請求プランまたは収益プランにパーセントと計算レベルを指定するだけです。完了率および消費率の場合と同様に、請求書の生成または収益の生成プロセスによって、新しい請求拡張の1つが割り当てられた請求プランまたは収益プランごとに請求イベントが作成されます。このような各請求イベントには、該当する新しい請求拡張で指定したイベント・タイプが含まれています。
開始来累計(ITD)請求拡張では、開始来累計ベースの請求済金額の合計から、請求拡張で指定されたイベント・タイプのすべての作成済請求イベントの合計を差し引いて、請求イベント金額が計算されます。現在の請求拡張では、請求書の生成プロセスの現在の実行で請求される金額の合計に対して請求イベント金額が計算されます。
次のスクリーン・キャプチャは、機能とその利点を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
請求拡張は、請求書の生成および収益の生成プロセスの調整処理サイクルではなく、通常の処理サイクル中にのみ呼び出されます。そのため、任意のタイプの修正のみで、現在の請求拡張に割り当てられた請求プランまたは収益プランに対して通常のトランザクションが処理されない場合は、管理手数料請求を修正するために手動請求イベントを入力する必要があることがあります。たとえば、特定の請求プランに対して請求されている唯一のトランザクションが、請求書保留になっている支出項目のクレジット・メモである場合に、その請求プランが現在の請求書管理手数料の請求拡張に割り当てられている場合は、請求拡張が呼び出されません。
かわりの解決策は、開始来累計請求拡張を請求プランに割り当てることです。そうすれば、次回請求が生成されて、請求プランに対して請求する通常のトランザクションが発生するときに、請求拡張で現在の請求書の管理手数料金額が計算されて、開始来累計ベースの正しい金額が合計されます。
ロール情報
- この設定は、プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)ロールによって実行されます。
- 契約入力は、顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)ロールおよび顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)ロールに対して有効になっています。
- この機能の請求イベント作成部分は、プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)ロールおよびプロジェクト収益会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)ロールに対してデフォルトで有効になっています。
オプションで、元の支出項目の支出タイプ値が設定された会社間およびプロジェクト間の請求書明細を生成できます。
外部請求書と同様に、会社間請求書またはプロジェクト間請求書が生成されると、契約明細に割り当てられた請求プランに指定された請求書書式の詳細を使用して、トランザクションが請求書明細にグループ化されます。以前は、支出タイプがトランザクションを請求書明細にグループ化するために使用できる属性でも、対応する会社間またはプロジェクト間の契約明細で指定された支出タイプから常に移入されていました。現在は、会社間契約明細またはプロジェクト間契約明細で、会社間請求書明細またはプロジェクト間請求書明細の支出タイプのソースとして当初トランザクションまたは契約明細を選択できるようになりました。
会社間またはプロジェクト間の請求書明細が買掛管理に転送されるときに、元の支出項目の支出タイプ値を使用して、会社間またはプロジェクト間の支出に対する借方記入の会計を導出できます。
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
- 顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)
請求イベントは、移行または調整不可として識別できます。調整不可の請求イベントは、請求書または収益について処理されている場合、オンライン、Webサービスまたはファイルベースのデータ・インポート(FBDI)で更新できません。
以前は、経過勘定または経過勘定の戻し処理以外の請求イベントの場合、請求イベントがすでに請求済または収益認識済であっても、イベント摘要またはイベント金額を修正できました。
現在は、イベント・タイプを移行および調整不可に指定できるようになりました。このようなイベント・タイプを使用して、請求書や収益の契約明細履歴をレガシー・アプリケーションからOracle PPM Cloudに未処理の請求イベントとして移行できます。これらの請求イベントは未処理のままですが、必要に応じて、任意の属性に変更を加えることができます。請求済または収益認識済の調整不可請求イベントの場合は、オンライン、Webサービスまたはファイルベースのデータ・インポートを使用して、イベント摘要やイベント金額などの請求イベント属性を更新できません。このようにして、レガシー・アプリケーションとOracle PPM Cloud間の請求書および収益履歴の整合性を維持できます。
次のスクリーン・キャプチャは、機能とその利点を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
イベント・タイプの新しい移行および調整不可インジケータは、デフォルトでオフになっています。そのため、以前に存在していたイベント・タイプはすべて、非移行および調整可能であるとみなされます。特に指定しないと、新しいすべてのイベント・タイプも非移行および調整可能になります。
ロール情報
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
レートベースの請求方法を使用する場合は、支出項目に指定されている請求レートに基づいて労務トランザクションおよび非労務トランザクションを請求できます。レートベースの収益方法を使用する場合は、支出項目に指定されている請求レートに基づいて労務トランザクションおよび非労務トランザクションの収益を生成できます。
新しいRESTサービスを呼び出して、1つ以上の未請求および未認識の支出項目の新しい請求レート上書き属性を更新できます。これらの新しい属性には、外部レートと会社間請求レート、通貨、およびサードパーティ・ソース・アプリケーションに請求レートの上書きの相互参照を提供するソース名とソース参照が含まれます。「請求書の生成」または「収益の生成」プロセスを実行すると、請求または収益認識に適格な支出項目に対する請求レートの上書きが、請求レートを導出する他のすべての既存のソースよりも優先されます。
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
新しい機能権限(PJC_MANAGE_PROJECT_EXPENDITURE_ITEMS_SERVICE)が追加されます。
RESTサービスを使用した請求レート上書きによる支出項目の更新はサポートされていますが、請求レート上書きが設定されたコストのインポートはサポートされていません。RESTサービスでは、請求レートのマークアップ、割引、労務乗数、ジョブ割当、間接費乗数、または振替価格設定データはサポートされていません。
トランザクション日が交付の交付前の日付と交付終了日の間であるコスト・トランザクションを請求および収益認識します。
以前は、トランザクション日が交付契約明細の開始日および契約開始日より前の支出項目は、請求および収益認識に不適格であるとみなされました。現在は、交付前の日付で交付を作成した場合、トランザクション日が交付前の日付以降であるが、契約明細の開始日および契約開始日より前である支出項目は、特に処理を実行しなくても請求および収益認識に適格になります。当然ながら、契約開始日と契約終了日の間のトランザクション日が設定されている支出項目も、請求および収益認識に適格です。
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
交付前の日付を交付に指定しないと、トランザクション日が契約明細の開始日および契約開始日以降のトランザクションのみが請求および収益認識に適格になります。交付前の日付を交付に指定すると、トランザクション日が契約明細の開始日および契約開始日より前のトランザクションを含む請求書には、契約開始日以降の請求書日付が必要になります。
キー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)値を生成するとき、プロジェクト・マネージャに通知レポートを簡単に送信できるようになりました。KPI通知レポートを生成するオプションを1回選択すれば、KPI値が生成されるたびにプロジェクト・マネージャに自動的に通知されます。これらの通知レポートにノートを含めることもできます。この1回かぎりの設定を利用することで、「KPI値の生成」スケジュール済プロセスの発行中に毎回通知を有効化する必要がなくなります。
有効化のステップ
プロジェクト・アプリケーション管理者は、この機能を有効にする次のステップを実行する必要があります。
- 「財務プロジェクト設定の管理」ページにナビゲートします。
- 「レポート」タブを選択し、「KPI通知」セクションまで下にスクロールします。
- 「編集」をクリックします。
- 「KPI通知の編集」ウィンドウで、「プロジェクト・マネージャに通知」オプションを有効にすると、KPI値が生成されるたびにプロジェクト・マネージャに通知されます。
- 「KPI通知レポートへのノートの追加」オプションを有効にして、通知にノートを追加します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: KPI値: 生成方法
ロール情報
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
Excelテンプレートでのファイルベース・データ・インポート・エラーの表示と解決
アップロードするのと同じXLSMテンプレートにあるファイル・ベース・データ・インポート機能を使用したオブジェクトのインポート中に発生したエラーを表示して解決できるようになりました。この拡張エラー・レポートは、次のファイル・ベース・データ・インポート機能でサポートされています。
- 交付のインポート
- 財務プロジェクト・プランのインポート
- プロジェクト請求イベントのインポート
- プロジェクト予算のインポート
- プロジェクト経費コストのインポート
- プロジェクト予測のインポート
- プロジェクト在庫コストのインポート
- プロジェクト労務コストのインポート
- プロジェクトその他コストのインポート
- プロジェクト非労務コストのインポート
- プロジェクト・サプライヤ・コストのインポート
- プロジェクト・タスクのインポート
- プロジェクトおよびタスク・トランザクション管理のインポート
この機能を使用すると、正常にインポートされていないレコードを簡単に識別し、エラー事由および解決を表示して、データを修正し、同じテンプレートを再発行できます。この機能により、正常にインポートされなかったレコードを特定するのにかかる時間が短縮されます。さらに、レコードを正しく更新した後、更新したレコードをテンプレートに手動でコピーする必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- エラーは、スケジュール済プロセスによって生成されたExcel出力でレポートされます。このExcel出力は、スケジュール済プロセスの既存の出力レポートに追加されます。たとえば、棄却済プロジェクトおよびタスク・トランザクション制御レコードは、プロジェクトおよびタスク・トランザクション管理の棄却出力ファイルに表示できます。
- エラー、エラー事由および解決方法をExcel出力のエラー・メッセージ列に表示できます。この列は、出力の最初の列として表示されます。正常に処理されたレコードの場合、この列の値は空白です。
主なリソース
- 関連ガイド: Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイルベース・データ・インポート
Representational State Transfer (REST)サービスを使用したプロジェクト要件およびバックログ項目の管理
Representational State Transfer (REST)サービスを使用して、サードパーティ・アプリケーションからプロジェクト要件およびバックログ項目を作成および保守します。製品所有者およびプロジェクト管理者が、外部システムから要件およびバックログ項目を転送または管理できます。
要件リソースおよびその子リソースで実行できるタスクは、バックログ項目、受入基準および子要件です。
要件リソースの場合:
- 要件の作成
- 要件の取得
- すべての要件の取得
- 要件の更新
- 要件の削除
バックログ項目リソースの場合:
- バックログ項目の作成
- バックログ項目の取得
- 要件のすべてのバックログ項目の取得
- バックログ項目の更新
- バックログ項目の削除
受入基準リソースの場合:
- 受入基準の作成
- バックログ項目のすべての受入基準の取得
- 受入基準の取得
- 受入基準の更新
- 受入基準の削除
子要件リソースの場合:
- 要件の作成
- 要件の取得
- すべての要件の取得
- 要件の更新
- 要件の削除
次の表は、要件を作成するRESTサービス要求ペイロードおよび生成された応答を示しています。
要件を作成する要求ペイロード:
要求ペイロードの応答の受信:
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能を使用するには、「プロジェクト要件の管理」権限をジョブ・ロールに割り当てます。
主なリソース
- Oracle Help CenterのOracle Project Portfolio Management Cloud REST APIのドキュメントには、REST Webサービスの概要および実装可能なREST APIの技術的な詳細が記載されています。
ロール情報
- プロジェクト要件の管理権限(PJT_MANAGE_PROJECT_REQUIREMENTS_PRIV)
プロジェクト管理とMicrosoft Projectを統合するときのタスク番号のインポートおよびエクスポート
Oracle Project Management CloudとMicrosoft Projectの統合を使用して、プロジェクトのインポートおよびエクスポート中にタスク番号属性を転送します。
Microsoft ProjectからOracle Project Management Cloudにプロジェクトをエクスポートする前に、Microsoft ProjectのWBS列を使用してタスク番号を指定できます。英数字を入力するか、自動生成されたWBS値を使用できます。同様に、Oracle Project Management CloudからMicrosoft Projectにプロジェクトがインポートされると、タスク番号を表示できるようになります。
有効化のステップ
プロジェクト・マネージャ・ロールの「プロジェクト管理」作業領域では、この機能はデフォルトで有効になっていますが、各プロジェクト・マネージャは最新の統合クライアントをインストールする必要があります。
- 以前にMicrosoft Projectにインストールした統合クライアントをアンインストールします。
- 「プロジェクト管理」作業領域に移動します。
- タスク・パネルで、「管理: Microsoft Project Integrationのインストール」を選択し、Microsoft Project 2010、2013および2016統合クライアントをダウンロードしてインストールします。
- エクスポートする必要のあるプロジェクトで、「WBS」列にタスク番号を入力するか、Microsoft Projectで自動生成された値を使用します。
ヒントおよび考慮事項
データを転送するMicrosoft Projectの列は「WBS」であり、Microsoft Project 2010、2013および2016との統合でのみ使用できます。「新規プロジェクトのインポート」処理の実行後、Microsoft Projectの列ヘッダーの名前が「タスク番号」に変更されますが、WBSも引き続き使用できます。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: Microsoft ProjectとOracle Fusion Project Management: 連携の仕組みに関する項
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
プロジェクト・タスクの順序を使用したタスク・レポートの迅速な分析
プロジェクト・マネージャは、Oracle Transactional Business Intelligenceでプロジェクト・プランのソート順でソートされたタスクのレポートを作成できます。プロジェクト・プランのソート順でソートされた、タスク名またはタスク番号に基づくサンプル・レポートも表示できます。
この拡張機能を使用すると、Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したレポートとプロジェクト・プランのガント・チャート表示に一貫性が得られます。
次のスクリーン・キャプチャは、「プロジェクト・プランの管理」ページおよびレポートのタスクのソート順を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- プロジェクト・プランのソート順でソートしたタスクを表示するには、タスク・ディメンションからタスク・レポートに「タスク表示順序」属性を追加する必要があります。
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR_ABSTRACT)
Oracle Transaction Business Intelligenceで組織ベースのディメンションが設定されたプロジェクトおよびリソースの分析
プロジェクトが属するプロジェクト所有組織およびビジネス・ユニットをOracle Transactional Business Intelligenceの「プロジェクト」および「リソース管理」リアルタイム・サブジェクト領域で使用すれば、プロジェクトの実行と財務データの両方を1つのレポートに表示できます。タスク組織がタスク・ディメンションの属性として追加され、プロジェクト・ユニットはプロジェクト・ディメンションの属性となります。
この新機能を使用することで、プロジェクト財務レポートと同じ方法でレポートを編成してレポートの外観を統一できます。さらに、これらの組織ディメンションを使用して、実行データと財務データの両方を1つのレポートにまとめて表示することもできます。これらの組織値は財務対応プロジェクトに対してのみ存在します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- この機能は、プロジェクトおよびタスク・ディメンションがあるすべてのプロジェクト実行サブジェクト領域で有効になります。
- プロジェクト、タスク組織およびプロジェクト・ビジネス・ユニットのフィールドは、財務対応プロジェクトでのみ使用可能です。
- プロジェクト組織フィールドとプロジェクト・ビジネス・ユニット・フィールドは、「プロジェクト」フォルダにあります。
- タスク所有組織フィールドは「タスク」フォルダにあります。
Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した複数の作業プラン・ベースラインの比較および分析
プロジェクト・マネージャは、Oracle Fusion Transactional Business Intelligenceのベースライン・バージョン・リアルタイム・サブジェクト領域を使用して、複数の作業計画ベースラインを比較し、複数の作業計画ベースライン・バージョンのベースライン・データ(ベースライン工数、コスト、スケジュールなど)を分析できます。メジャーを利用して、プロジェクト・プランの各ベースラインについて、工数、コストおよびスケジュールの差異を表示します。
この機能によって、プロジェクト・マネージャがプロジェクトのパフォーマンスの増分を分析できるようになり、プロジェクトの完了時期および類似プロジェクトの予測精度が向上します。
次の画面キャプチャは、複数のプロジェクト・プラン・ベースラインに関するレポート作成を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
プライマリ以外のベースライン・バージョンを現在のプランと比較するために、「プロジェクト管理 - プランニング・リアルタイム」サブジェクト領域からプランニング属性およびメジャーを追加できます。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: Oracle Project Portfolio Managementのリアルタイム分析のサブジェクト領域: 概要
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
プロジェクト・プランの表示専用モードがプロジェクト・マネージャに用意されているので、より幅広くアクセス権を付与するか、プロジェクト・チームのみに限定するかを決定できます。表示専用プロジェクト・プランには、Oracle Task Management Cloudを介してアクセスします。
タスクで作業するために割り当てられたプロジェクト・リソースは、「タスクの管理」ページのタスクからプロジェクト・プランにすばやくアクセスできます。または、「プロジェクトの表示」ページに移動して、自分に割り当てられているプロジェクト、およびプロジェクト・マネージャが公開しているプロジェクトを検索できます。
表示専用のプロジェクト・プランには、計画日付、現在日付および実績日付、日付制約、依存関係、労務リソースおよびアクティブなベースライン日に関する情報が含まれます。現在の日付とアクティブなベースライン日も、ガント・チャートに表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新20A
プロジェクト・マネージャは、特定のプロジェクトへの表示専用アクセスをすべてのユーザーに許可することもできます。
- 「プロジェクト管理」作業領域に移動します。
- 「タスク」パネルで、「プロジェクトを開く」を選択して、表示専用のプロジェクト・プラン・アクセスを構成する必要があるプロジェクトを検索します。
- プロジェクトの名前があるプロジェクト・プランの最初の行を選択して、プロジェクトの「プロジェクト詳細の編集」ページを開きます。
- 「表示専用プロジェクト・プラン・アクセス」を「すべてのユーザー」に変更します。
- 保存してクローズします。
ヒントおよび考慮事項
タスクの作業に割り当てられたプロジェクト・リソースの場合:
- 「自分の作業」作業領域にナビゲートします
- 「タスクの管理」から、任意のタスクを検索します。
- プロジェクト・タスク名の下のプロジェクト名をクリックして、表示専用プロジェクト・プランにナビゲートします。
「プロジェクトの表示」ページにナビゲートして、プロジェクト・マネージャが公開したプロジェクトまたは自分に割り当てられたプロジェクトを検索することもできます。この機能が主に関係するのは、自分にタスクに割り当てられていない場合です。
- 「自分の作業」作業領域にナビゲートします
- 「タスク」パネルから、「プロジェクトの表示」処理を選択します。
- 検索基準に適合するプロジェクトを検索します。
- プロジェクト名をクリックして、表示専用プロジェクト・プランにナビゲートします。
- デフォルトでは、プロジェクト内のリソースのみが表示専用プロジェクト・プランにアクセスできます。
- RESTのGET、POSTおよびPATCH操作には、プロジェクト・チームまたはすべてのユーザーが表示専用プロジェクト・プランにアクセスできるかどうかを決定する属性ProjectPlanViewAccessCodeが含まれています。
- SOAP操作ProjectServiceV2:getMyProjectList、ProjectServiceV2:getMyProjectList、ProjectServiceV2:createProjectPlan、ProjectServiceV2:findProject、ProjectServiceV2:findProjectPlanByProjectName、ProjectServiceV2:findProjectPlanByProjectIdには、プロジェクト・チームまたはすべてのユーザーが表示専用プロジェクト・プランにアクセスできるかどうかを決定するProjectPlanViewAccessCode属性が含まれています。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Task Management Cloud拡張機能: プロジェクト・プランを表示するための拡張アクセス
- Oracle Common Technologies and User Experience Cloudリリース13のOracle Project新機能のリリース・トレーニング: オファリングのオプト・イン
- 関連ヘルプ・トピック: プロジェクト・プランを組織内の他のユーザーと共有するにはどうすればよいですか。
- 関連ヘルプ・トピック: プロジェクト・プランはどのように表示できますか。
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR_ABSTRACT)
プロジェクト・プランニング・プロセス時に、プロジェクトのロールを履行するためにリソースを予約できます。多くの場合、このプランニング・フェーズでは、プロジェクトのスコープとスケジュールが変更されます。多くの場合、これらの予約済リソースの割当スケジュールは、プロジェクトのニーズの変化に合せて調整が必要になります。リソース・マネージャが1つまたは複数の予約済リソース割当に対する割当スケジュールを修正しますが、その際にプロジェクト・マネージャによる処理は不要です。または、リソース・マネージャが予約済リソースのスケジュールを調整して、プロジェクト・マネージャの承認を求めて送信することもできます。
予約済リソースに対するプロジェクト・リソースの割当に関しては、割当スケジュールが何度も調整される場合があります。予約済割当の調整を許可すれば、プロジェクト・プランニング・プロセスの柔軟性が増し、リソースの空きキャパシティおよび予測稼働率の精度が向上します。予約済割当スケジュールの調整が即座にプロジェクトに反映されるので、プロジェクト・マネージャは、プロジェクトの最新の実情を反映した最も正確な割当情報を使用してプロジェクト・リソースを管理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャは、割当スケジュールを調整できます。
- 割当調整用に生成される要求に「割当ステータス」フィールドが追加されました。このフィールドには、修正時の割当のステータスが表示されます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Project Resource Managementの拡張: リソースの効率的な保守と割当
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE MANAGER_JOB)
リソースのスケジュール・イベントを簡単に管理できます。通常、リソースのグループがトレーニングや会議などのイベントに出席します。リソースのスケジュール・イベントをリソース・マネージャが柔軟に管理できるようにすることで、リソースのカレンダを効率的に管理できます。
リソース・マネージャがリソースのイベントを管理できるので、リソースがカレンダにイベントを入力する必要がありません。たとえば、リソースのグループがトレーニングに参加している場合に、リソース・マネージャがリソースのグループのイベントを簡単に作成できます。リソースが自分のスケジュール・イベントを作成または更新できない場合は、リソース・マネージャがこの処理を実行できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- リソース・マネージャは「リソースの管理」ページでリソース・スケジュール・イベントを作成できます。
- リソース・マネージャは、「リソース・スケジュールの管理」ページおよび「リソース詳細」ページの「スケジュール」タブで、リソース・スケジュール・イベントを作成および管理できます。
- スケジュール・イベントはリソース・マネージャに表示され、プロジェクト・マネージャの場合は「プロジェクト・カレンダの管理」ページ、およびチーム・メンバーの場合は「チーム・メンバー・ダッシュボード」に表示されます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Resource Management Cloudの拡張: リソースの効率的な保守と割当
ロール情報
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
Cloud HCMで個人を採用し、昇格・昇進させる際に、プロジェクト・エンタープライズ・リソースの作成および自動化を促進します。作成条件の選択基準が増えたので、ジョブに加えてビジネス・ユニットまたは割当組織別に新しいリソースを識別できるようになりました。新しく作成した管理対象リソースのリソース・プール・メンバーシップも指定できます。
この機能の利点は、プロジェクト・エンタープライズ・リソースとして作成するリソースをCloud HCMからより具体的に選択して、特定のリソース・プールのメンバーシップを持った新しいリソースを提供できることです。条件の拡張により、ビジネス・ユニット、組織およびジョブを含める選択基準をより細かく指定できるようになりました。
有効化のステップ
この機能は、プロジェクト・アプリケーション管理者に対してデフォルトで有効になります。この拡張機能を利用するには、プロジェクト・アプリケーション管理者が、プロセスの既存の条件を編集したり、新しい条件を作成する必要があります。
- 「設定および保守」ページにナビゲートします。
- 「設定: プロジェクト実行管理」を選択します。
- 機能領域プロジェクト・リソース管理の選択
- 「タスク: プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件の管理」を選択します。
- 「条件の作成」をクリックします。
- 「条件の作成」ページには、プロセスの情報を入力できる値があります。
- 名前
- 処理順序
- 摘要
- HCM個人選択基準
- Personタイプ
- ビジネス・ユニット
- 組織
- ジョブ
- リソースに割り当てる値
- リソース空き状況および要員配置の管理
- リソース・プール名
- カレンダ
- プライマリ・プロジェクト・ロール
- コスト・レート
- 請求レート
- 保存してクローズ
ヒントおよび考慮事項
- プロセスの条件を作成する際、リソース・プール・メンバーシップを割り当てる必要はなく、「プール・メンバーでないリソース」という名前のプールを選択できます。
- 「HCM個人選択基準」セクションで、「Personタイプ」を選択する必要がありますが、必要に応じて追加の選択基準を選択できます。
主なリソース
- Oracle Resource Management Cloudの拡張機能のリリース・トレーニング: リソースの効率的な保守および割当
ロール情報
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト・エンタープライズ労務リソース出力レポートのレビュー
「プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守」出力レポートを使用して、「プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守」プロセスの実行中に発生した例外をレビューして対処します。プロセスが正常に実行された場合は、作成されたリソースの数を追跡できます。
この出力レポートには非常に価値があります。プロセスがHCM個人からリソースを作成できない場合、プロセスは「警告」ステータスで完了し、レポートの「リソース作成例外」表に問題が表示されます。出力レポートには、名前やEメールの変更など、成功したリソース更新も表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能は、プロジェクト・アプリケーション管理者に対してデフォルトで有効になります。プロセスを実行するには、次の手順を実行します。
- 「スケジュール済プロセス」にナビゲートします。
- 新規スケジュール済プロセスをスケジュールします。
- 「プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守」を選択します。
- 「プロセス詳細」の「リソースの作成」、「リソースの更新」、「リソース可用性の削除」を選択します。
- Cloud HCMのどのリソースがプロジェクト・エンタープライズ・リソースとして作成されるかを示すパラメータを作成します。
- 「詳細」を開いて、レポートとプロセスのステータスを表示します。????
スケジュール済レポートを更新、変更、実行および表示する別の方法は、「設定および保守」ページに移動し、「プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件の管理」タスクを選択する方法です。「プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件の管理」ページで、「最終プロセス詳細」からレポートを選択できます。
レポートには、プロセスの結果を示す一連のステータスがあります。
- 警告: 例外またはエラーがあります。
- 成功: 例外や警告はありません。
- 失敗: プロセスは完了しませんでした。
主なリソース
- Oracle Resource Management Cloudの拡張機能のリリース・トレーニング: リソースの効率的な保守および割当
ロール情報
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
リソース・マネージャおよびプロジェクト・マネージャが、履行中のプロセスのリソース要求の最新の進捗状況を把握できます。割り当てられた数量と残数量を確認できます。特定のリソースの要求を作成する場合、そのリソースの現在のプール所有者が、要求の要員配置所有者としてデフォルト設定されます。要求に対して提案されたリソースを、ワークフローを使用してレビューするプロジェクト・マネージャは、棄却コメントを入力して、割当に対して提案されたリソースが棄却された理由をリソース・マネージャに連絡します。
リソース・マネージャとプロジェクト・マネージャは、Oracle Fusion Project Resource Managementの追加機能を利用すれば、より効率的に作業できます。たとえば、複数リソースに対するプロジェクト・リソース要求の履行を進める際に、リソース・マネージャとプロジェクト・マネージャは、すでに割当済の要求リソース数と、まだ履行されていないリソース数の最新状況を常に把握できます。
プロジェクト・マネージャが特定のリソースに対する要求を作成する場合に、要員配置所有者がプロジェクトに割り当てられていないと、要求されたリソース・プールの所有者が、その要求の要員配置所有者としてデフォルトで設定されます。これにより、このリソースを所有するリソース・マネージャは、リソース要求に関するタイムリな通知を受け取ることができます。
ワークフローのプロジェクト・リソース要求に対する提案リソースをレビュー中に、プロジェクト・マネージャが、リソースが最適でないと判断した場合、プロジェクト・マネージャは、要求の要員配置所有者に送信されるワークフローに棄却理由を入力できます。これにより、コミュニケーションしやすくなり、要員配置所有者が別のリソースを提案しやすくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
ワークフローを介して提案されたリソースを棄却する場合は、棄却理由を入力します。これは重要な情報であり、ワークフロー通知で要員配置所有者に提供されます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Project Resource Managementの拡張: リソースの効率的な保守と割当
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)