「学習プロセスに対するスキル・アドバイザ」の拡張

「学習プロセスに対するスキル・アドバイザ」が拡張されて、スキルのより効率的なキュレーションに役立つ新しい構成オプションが追加されました:

  • スキル提示の確度スコアを使用して、自動承認または手動レビューするスキルを決定します。
  • 自動承認と手動レビューの両方のカテゴリでスキル提示の数を制限します。

このプロセスを実行すると、Oracle AIにより、コースおよび専門の学習結果として設定するのに適切なスキルが、フィルタされたリストに提示されます。 デフォルトでは、これらのスキルは完了時に学習者のプロファイルに追加されず、「関連」スキルと呼ばれます。 提示された各スキルには、学習アイテムに対するスキルの関連性に基づいて確度スコアが割り当てられます。 確度スコアの範囲は0から100%です。 関連性が高いほど、確度スコアが高くなります。

スキルの自動承認に対して、確度スコアのしきい値を設定できます。 この値以上のスコアを受け取るスキルは、承認済関連スキルとして学習アイテムに自動的に追加されます。

レビューが必要なスキルに対して、確度スコアのしきい値を設定することもできます。 スコアがこの値を超えているが、自動承認値未満のスキルは、「レビューが必要」ステータスの関連スキルとしてMicrosoft Excelワークブックに追加されます。 スコアが「レビューが必要」しきい値のレベル未満のスキルは、ワークブックに追加されません。

さらに、関連スキルとして追加できるスキルの数の上限を定義できます。 こうすると、自動承認と「レビューが必要」の両方のカテゴリのスキルが考慮され、最高スコアのスキルがその上限まで選択されます。

ノート: これらのスキルは、完了時に学習者のプロファイルにデフォルトで追加されない学習結果として定義されていますが、学習カタログ管理者がMicrosoft Excelワークブックでこの設定を変更(「完了時に個人プロファイルに書込み」の値を「Y」に変更)して学習者のプロファイルに追加することも、学習で直接追加することもできます。

「学習プロセスに対するスキル・アドバイザ」の拡張

「学習プロセスに対するスキル・アドバイザ」の拡張

前述のスクリーン・ショットでは、確度スコアが10%を超える場合に、手動レビュー用にスキルを表示するように構成されています。 確度スコアが80%を超えるスキルは、自動的に承認されるように設定されています。 手動レビュー・カテゴリと自動承認カテゴリの両方で提示する上位スキルの数は40に設定されています。 その場合に、このプロセスの実行が完了した時点で、スコアが10%を超えるスキルが50個あるとします。 さらに、スコアが80%を超えるスキルが10個あります。 その場合、Microsoft Excelワークブックに提示される上位スキルの数は40個になります。スコアが80%を超える10個のスキルが最初に考慮されて、自動的に承認されるためです。 スコアが10%を超える50個のスキルのうち、上位30個が選択され手動レビュー用の提示として、Microsoft Excelワークブックに表示されます。

これらの機能改善により、学習アイテムのスキルの大規模なキュレートを迅速かつ効率的に処理できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

このプロセスの詳細は、次の新機能を参照してください:

Oracle Help CenterのOracle Learningのコースへの関連、結果および前提条件のスキルと資格の追加のトピックも参照してください。