Coursera学習コンテンツ・プロバイダ
Coursera学習コンテンツをOracle Learningに自己ペース学習としてインポートできるようになりました。 インポートされるコンテンツは、Courseraのサブスクリプション・プランおよびそのプラットフォームでアクセス可能なコンテンツによって異なります。
学習者の進捗および完了は、Courseraから開始されたかOracle Learningから開始されたかに関係なく、Oracle Learningで追跡されます。 進捗データは、学習経験データを共有するためのxAPIプロトコルを使用して、CourseraからOracle Learningに送信されます。 そのため、どこからコンテンツを起動するかに関係なく、学習者に対して、Courseraのコンテンツを含む単一の学習記録がOracle Learningに保持されます。
CourseraがOracle Learningに送信する公開者または作成者の情報でフィルタリングすれば、Oracle Learningカタログ内のCourseraコンテンツを学習者が簡単に見つけることができます。

公開者による学習カタログ検索
Courseraがコンテンツに対する権限を持っているため、Courseraコンテンツの特定の詳細はOracle Learningで変更できません。 必要に応じてCourseraがOracle Learningに更新を送信します。 Oracle Learningで変更できる情報と変更できない情報を次に示します。
| 変更不可 | 変更可能 |
|---|---|
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この機能拡張により、Oracle Learningで利用できる外部コンテンツが拡張され、学習者のすべてのトレーニング・ニーズに単一の学習カタログで対応できます。
有効化のステップ
前提要件
- Redwoodユーザー・エクスペリエンスを使用可能にします。
- 24D Redwoodのカタログ管理機能を使用可能にします。
Oracle LearningとCourseraの両方で設定を完了する必要があります。
Oracle Learningでの設定
- Courseraがお客様のインスタンスで認証し、Courseraのコンテンツと学習者の進捗状況を送信できるようにするために、Courseraに提供するユーザー・アカウントを作成します。
- 「ツール」 > 「セキュリティ・コンソール」の「ユーザー」タブで、ユーザー・アカウントを追加します。
- 「関連するPersonタイプ」を「なし」に設定します。
- アカウントを識別できるように、適切なユーザー詳細を入力します。 Courseraなど、わかりやすいユーザー名をアカウントに指定します。
- ジョブ・ロールを作成し、学習コンテンツ・プロバイダ職務ロールを含めます。
- このロールを新しいユーザー・アカウントに付与します。 このロールにより、必要なOracle APIを使用して、Courseraからコンテンツと完了を、このアカウントが受信できるようになります。
- 「自分のクライアント・グループ」 > 「学習」ページの「外部プロバイダの構成」タスクを使用して、Coursera外部プロバイダを有効にします。
- Courseraプロバイダを構成します。
- 前のステップで作成したユーザー・アカウントを入力して検証します。
- オプションで、属性マッピングを変更します。 これにより、特定のCoursera属性を、拡張またはカスタマイズした可能性のあるOracle Learningの属性にマップできます。
Courseraでの設定
- Courseraのアカウント・マネージャに連絡し、Oracle Learningで作成したユーザー名を通知します。 先方から次の情報が提供されます:
- Oracle Learning APIに認証してコンテンツおよび完了データを送信できるようにする公開証明書
- JWTトークンの信頼できる発行者名
Oracle Learningでの設定
- Courseraの公開証明書をOracle Learningに追加して、Courseraからの着信要求を認証します。 詳細なステップは、My Oracle SupportのConfiguring Oracle API Authentication for Content Provider (ドキュメントID 3041374.1)を参照してください。
Oracle Learningのバックグラウンド・プロセスのスケジュール
- 「ツール」 > 「スケジュール済プロセス」タスクを使用して、次のプロセスをスケジュールします:
- OSCSへの一括取込みを実行するESSジョブ: Courseraからの新しいコンテンツおよび更新をOracle Learningで表示できるようにします。 プログラム名をOLC-RESTに設定し、他の入力フィールドを空のままにします。 1日に1回の頻度をお薦めします。
- 学習経験文の処理: なんらかの理由ですぐに処理されなかったCourseraからの学習者経験文を処理します。 1日に1回の頻度をお薦めします。
- 学習アプリ・イベントの処理: Courseraが設定した非アクティブ化日が到着したときにコンテンツを非アクティブ化します。 1日に1回の頻度をお薦めします。
ヒントと考慮事項
- Oracle LearningインスタンスとCourseraインスタンスの間に、任意のアイデンティティ・プロバイダを使用したシングル・サインインが必要です。 これに関する支援は、Courseraのアカウント・チームに連絡してください。
- Courseraの設定関連の問合せは、Courseraのアカウント・マネージャに連絡してください。
- 複数の学習コネクタを使用する予定の場合は、Learning Connect SKUを適用できる可能性があります。 詳細は、Oracle Learning Connectを参照してください。
主なリソース
詳細は、学習の実装ガイドの外部コンテンツ・プロバイダの章を参照してください。