販売アカウントと財務アカウントの統合
現在、Oracle SalesとOracle CPQの統合により、Oracle Salesの商談から見積を開始するときに、商談および売上明細データが自動的に転送されます。Oracle CPQ 24Cには、Oracle Salesの商談またはアカウントから開始された見積の顧客アカウント情報を取得および移入するための販売とアカウントの統合が用意されています。
販売アカウントと財務アカウントの統合のための標準プロセスの更新
Oracle CPQ 24Cでは、販売アカウントと財務アカウントの統合をサポートするために、次の標準プロセス・エンティティが導入されています:
トランザクション属性
- アカウント統合レスポンス(_s_accountIntegrationResponse_t) TCAアカウント統合のレスポンスが保持されます。
- 請求先顧客アカウントID (_s_billToCustomerAccountID_t) TCAアカウント統合では、顧客IDおよびビジネス・ユニットIDに基づいて、BillingAccountIdからこのフィールドに値が指定されます。
- 請求先顧客アカウント名(_s_billToCustomerAccountName_t) TCAアカウント統合では、顧客IDおよびビジネス・ユニットIDに基づいて、BillingAccountNameからこのフィールドに値が指定されます
- 販売先パーティ名(_s_soldToPartyName_t) TCAアカウント統合では、顧客IDおよびビジネス・ユニットIDに基づいて、PartyNameからこのフィールドに値が指定されます。
コマース・ライブラリ関数
- TCAアカウント統合(_s_tCAAccountIntegration) TCAのgetFinancialCustomerInfo APIを起動して、請求先、販売先および出荷先の顧客情報が取得されます。
コマース統合
「REST商談のインポート」統合に対して、次の属性マッピングが更新されました。
- Oracle Salesの商談: PrimaryContactPartyNumber > CPQトランザクション: _s_contactPartyNumber_t
- Oracle Salesの商談: PrimaryContactPartyName > CPQトランザクション: contactName_t
- Oracle Salesの商談: PrimaryContactEmailAddress > CPQトランザクション: contactEmailAddress_t
- Oracle Salesの商談: PrimaryOrganizationId > CPQトランザクション: businessUnitId_t
販売とアカウントの統合では、Oracle Sales内のリンクされた顧客アカウント情報を使用して、購入、請求先および出荷先の顧客情報を統合します。
有効化のステップ
この機能がOracle CPQ更新24Cで一般提供されたら、「Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプ」 > 「統合」 > 「Oracle統合」 > 「Oracle Sales統合 - 販売アカウントと財務アカウントの統合」を参照してください。
ノート: Oracle SalesとOracle CPQの統合の「商談」パラメータの「見積の作成」から「_partnerOpportunityId」パラメータを削除してください。(「設定および保守」タスク > 「Oracle CX SalesとOracle CPQ Cloudの統合の管理」)。