RESTの拡張

dataLoadDataSets RESTリソースが、次の処理のための新しいカスタム処理で拡張されました:

  • データ・セットを処理するために発行された子プロセスのサブ・プロセス詳細の取得。
  • データ・セットまたはデータ・セット内の個々のビジネス・オブジェクトの失敗した行のファイルの生成開始。

サブ・プロセス詳細の取得: HCMデータ・ローダーによって発行されたサブプロセスの詳細を、サブプロセス・カスタム処理を使用して取得できるようになりました。これには、データをインポートおよびロードするための個々のマルチスレッド・プロセスの詳細と、データ・セットの後に発行された後処理が含まれます。

サブプロセスのカスタム処理および属性の詳細:

 カスタム処理

http://:/hcmRestApi/resources/{version}/dataLoadDataSets/{RequestId}/ child/processes /{ProcessId}/subprocesses

 サポートされるメソッド

GET

 説明

特定のHCMデータ・ローダーのデータ・セット・プロセスによって発行されたサブプロセスの詳細が表示されます

 エレメント  説明
 

ProcessId

プロセス・レコードの一意識別子。

ProcessCode

プロセスのコード。

ProcessName

プロセスの名前。

StartTime

プロセス開始時間

EndTime

プロセス終了時間

プロセスが終了した協定世界時(UTC)の日時。この値は、完全なISO 8601形式(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sTZD)で表示されます。

ElapsedTime

プロセス実行時間。

プロセスが終了した協定世界時(UTC)の日時。この値は、完全なISO 8601形式(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sTZD)で表示されます。

RequestId

要求の一意の識別子

ProcessStatus

プロセスのステータス

CreatedBy

プロセスを発行したユーザーのユーザー名。

CreationDate

プロセスが要求された日時。

LastUpdateDate

プロセスの最終更新日時。

LastUpdatedBy

プロセスを最後に更新したユーザーのユーザー名。

失敗した行のファイルの生成: dataLoadDataSetリソースとbusinessObjects子リソースの両方で使用可能なgenerateFailedLinesFileカスタム処理を使用するRESTを使用して、データ・セットまたはデータ・セット内の個々のビジネス・オブジェクトの失敗した行のファイルの生成を開始できるようになりました。

この機能拡張により、エラーが発生したHDLデータ・セットの失敗した行を含むファイルを抽出およびレビューできます。

dataLoadDataSets:generateFailedLinesFileカスタム処理、入力パラメータおよび応答の詳細:

 カスタム処理

http://<host>:<port>/hcmRestApi/resources/{version}/dataLoadDataSets/{requestId}/action/generateFailedLinesFile

 サポートされるメソッド

 POST

 説明

エラーが発生したビジネス・オブジェクトの失敗した行およびMETADATAのファイルを生成するプロセスを発行します。

入力パラメータ:

属性名 データ型 必須 デフォルト値 説明

includeMessagesFlag

文字列 いいえ N

生成されるファイルにエラー・メッセージを含めるかどうかを指定します。有効な値はYおよびNです。

messageLanguage 文字列 いいえ セッション言語 生成されるファイルに含めるエラー・メッセージの言語。セッション言語にデフォルト設定されます。
fileEncryption

文字列

はい  

生成されるdatファイルの暗号化タイプ。有効な値は、NONE、PGPSIGNEDおよびPGPUNSIGNEDです。

encryptionKey

文字列

If fileEncryption!=NONE  

失敗した行のファイルの暗号化時に使用する暗号化キー。有効なPGP証明書の名前を指定します。

fusion-key以外。

応答:

属性名 データ型  説明
 Status 文字列 要求のステータス - SUCCESSまたはERROR。
 RequestId 整数 送信された要求の識別子。
 

 ErrorFileContentId

文字列  

Oracle WebCenterで生成されたファイルを識別するコンテンツID。ファイルは、hcm$/dataloader$/export$フォルダに配置されます。

 

UserInfo

文字列  

エラー・メッセージまたは情報。

dataLoadDataSets/businessObjects:generateFailedLinesFileカスタム処理、入力パラメータおよび応答の詳細:

 カスタム処理

http://<host>:<port>/hcmRestApi/resources/{version}/dataLoadDataSets/{requestId}/child/businessObject/{dataSetBusObjectId}/action/generateFailedLinesFile

 サポートされるメソッド

 POST

 説明

ビジネス・オブジェクトの失敗した行およびMETADATAのファイルを生成するプロセスを発行します。

入力パラメータ:

属性名 データ型 必須 デフォルト値 説明

includeMessagesFlag

文字列 いいえ N

生成されるファイルにエラー・メッセージを含めるかどうかを指定します。有効な値はYおよびNです。

messageLanguage 文字列 いいえ セッション言語

生成されるファイルに含めるエラー・メッセージの言語。セッション言語にデフォルト設定されます。

fileEncryption

文字列

はい  

生成されるdatファイルの暗号化タイプ。有効な値は、NONE、PGPSIGNEDおよびPGPUNSIGNEDです。

encryptionKey

文字列

If fileEncryption!=NONE  

失敗した行のファイルの暗号化時に使用する暗号化キー。有効なPGP証明書の名前を指定します。

fusion-key以外。

応答:

属性名 データ型  説明
 Status 文字列 要求のステータス - SUCCESSまたはERROR。
 RequestId 整数 送信された要求の識別子。
 

 ErrorFileContentId

文字列  

Oracle WebCenterで生成されたファイルを識別するコンテンツID。ファイルは、hcm$/dataloader$/export$フォルダに配置されます。

 

UserInfo

文字列  

エラー・メッセージまたは情報。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用してください(Oracle Help Center > 対象となるアプリケーション・サービス領域 > APIおよびスキーマからアクセスできます)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

HCMデータ・ローダーへのアクセスの構成チュートリアルにリストされているステップを使用して、HCMデータ・ローダーREST APIへのアクセスを設定します。

HCMデータ・ローダーREST APIチュートリアルを使用し、REST API処理を実行します。