HCMデータ・ローダーのRedwoodエクスペリエンス
Redwoodツールセットを使用して開発された新しい「最近のファイル・ロード」および「ステージ表データの削除」ページによりユーザー・エクスペリエンスを充実させます。これらのページはVisual Builder Studio (VBS)を使用して新たに構築され、Oracleアプリケーション固有の体験ができます。
最近のファイル・ロード:
「最近のファイル・ロード」ページを使用して、ファイルをインポートおよびロードし、デスクトップ・デバイスとモバイル・デバイスの両方で最近送信されたHDLデータ・セットをレビューおよびモニターします。
特徴的な機能:
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データ・セットの概要:
- 進行中のHDL統合および個別アップロードは、データ・セット概要表のリスト・ビューとして表示されます。セッション・ユーザーが作成したものだけでなく、すべてのHDLデータ・セットが表示されます。
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要約として、データ・セット名、コンテンツID、メッセージ、ロード成功およびデータ・セット・ステータスの列が表示されます。
- このリストを展開すると、「インポート成功」、「ファイル明細」、「失敗した明細」、および「失敗オブジェクト」、「作成者」、「最終更新日」、「延長済データ保持」のデータ・セットのソースであるzipファイ内のすべての.datファイルの論理オブジェクトの列が表示されます
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データ・セットは、最終更新日の降順でソートされます。
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削除権限がある場合は、各データ・セットに削除アイコンが表示されて、処理の完了時にステージング表から削除できます。
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このユーザー・インタフェースにはデータ・セキュリティがないので、ロードしたユーザーに関係なく、すべてのHDLデータ・セットを表示できます。
- 進行中のHDL統合および個別アップロードは、データ・セット概要表のリスト・ビューとして表示されます。セッション・ユーザーが作成したものだけでなく、すべてのHDLデータ・セットが表示されます。
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検索:
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データ・セット名またはコンテンツIDでデータ・セットを検索します。
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フィルタ・チップ:
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「ステータス」、「作成者」、「最終更新日」、「ビジネス・オブジェクト名」または「アーカイブ済ステータス」のフィルタ・チップを使用して、該当するデータ・セットを取得します。
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メトリック
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使用済ステージ表キャパシティ - 使用済のステージング表キャパシティのパーセントを示します。このメトリックは、ステージング表からデータをタイムリにパージするのに役立ちます。
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進行中データ・セット - 現在処理中のデータ・セットの数を示します。
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エラーのデータ・セット - エラーのデータ・セットの数を示します。
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未処理データ・セット - インポート済だがロードが開始されていないデータ・セットの数を示します。
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- ページ・レベルの処理
- リフレッシュ - データ・セット概要表をリフレッシュして進捗をモニターします。
- ファイルのインポート - 圧縮された.datファイルをインポートおよびロードするページが表示されます。
- ソート・キー - データ・セットのソート順を変更します。
「ファイルのインポート」フロー:
「ファイルのインポート」をクリックすると、Oracle WebCenterのhcm$/dataloader$/import$アカウントにすでにロードされているファイルをインポートおよびロードするページが表示されます。
特徴的な機能:
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圧縮ファイル名、コンテンツID、所有者、作成日の情報を含む、ファイルのリストが表示されます。各ファイルには、ファイルのインポートおよびロードのパラメータと、データのインポートおよびロードのプロセスがあり、ファイルのパラメータを確認して、それぞれのプロセスを発行します。デフォルトのパラメータ設定を使用してファイルを即時に送信することも、パラメータを確認してファイルを後で送信するように遅らせこともできます。
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検索 - ファイル名またはOracle WebCenterコンテンツIDを使用して検索します。
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フィルタ・チップ - 所有者名および作成日でフィルタします
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ページ・レベルの処理
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リフレッシュ - Oracle WebCenterへの新しいインバウンド・ファイルを探します。
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ファイルのインポート
ステージ表データの削除:
「最近のステージ表削除プロセス」にタイトルが変更された、新しい「ステージ表データの削除」には、スケジュール済および最近発行済の削除プロセスが表示されます。新しいフローでは、データ・セットを削除する必要があるかどうかを決定する前に、まず既存のスケジュールおよび削除プロセスを確認します。これは、赤色バッジのエラー・ステータスで強調表示されていたり、失効したユーザーやアクセスが取り消されたユーザーが作成した失敗スケジュールを評価および修正してから、ステージ表データを削除できるので、好ましい構成です。
このユーザー・インタフェースは、モバイル・デバイスでも使用できます。
特徴的な機能:
- 完了済、進行中およびスケジュール済のプロセスを含むリスト・ビューに、すべての削除プロセスが表示されます。
- 各削除プロセスには、次の情報が含まれます:
- プロセスID、スケジューラID (後で送信する場合)、送信時間、削除プロセスのスケジュール時間、プロセス送信ユーザー、プロセス送信後の経過時間、プロセス・ステータス(待機、成功、取消済など)、
- 処理:
- プロセス・パラメータのレビュー - プロセスのパラメータを確認するためのパラメータ情報。
- ログ・ファイルのダウンロード - ユーザーがダウンロードできるログ・ファイルが各プロセスで生成されます。
- 子プロセスのレビュー - 子プロセス情報が表示されます。
- 取消 - 待機中プロセスを取り消します
- スケジュールの取消 - 繰返しスケジュールを取り消します。
- 各削除プロセスには、次の情報が含まれます:
- 検索 - 削除プロセスを送信したユーザーで検索します
- フィルタ・チップ - プロセスID、スケジューリング・プロセスID、ステータス、最終送信以降の経過日数および最終完了以降の経過日数を使用してフィルタし、該当する削除プロセスを取得します。
- メトリック:
- 使用済ステージ表キャパシティ - 使用済のステージング表キャパシティのパーセントを示します。このメトリックは、ステージング表からデータをタイムリにパージするのに役立ちます。
- 現在実行中のプロセス - 現在進行中のプロセスの数を示します。
- アクティブな繰返しスケジュール - プロセスをアクティブに発行中のスケジュールの数を示します。
- ページ・レベルの処理:
- リフレッシュ - クリックしてページ・コンテンツをリフレッシュします
- 削除の予定 - クリックすると、削除条件ドロワーにナビゲートします。
- ソート・キー -
- 最終更新、新から旧
- 最終更新、旧から新
- プロセスID、高から低
- プロセスID、低から高
「削除の予定」フロー:
このページでは、データ・セットが削除される条件を指定し、プロセスを即時に発行した場合の影響をプレビューできます。
削除プロセスは、即時に1回発行することも、次に示すような削除条件を構成して「スケジュール」をクリックして、選択した頻度で後で発行することもできます。
その後、最近の削除プロセス・ページの削除プロセス・リストにこのプロセスが表示されるので、プロセスを簡単にモニターできます。
実行条件: 可能な限り早く -
実行条件: スケジュールの使用 -
新しい「最近のファイル・ロード」および「ステージ表データの削除」ページでは、Redwoodエクスペリエンスの対話処理をご利用いただけます。クリック数が減り、パフォーマンスが向上し、一体感が高まっています。
有効化のステップ
新しいHCMデータ・ローダー・ページを使用するには、最初にそのプロファイル・オプションを有効にする必要があります。デフォルトでは、プロファイル・オプションは無効として提供されます。新しいHCMデータ・ローダー・ページを使用する場合は、そのプロファイル・オプションを「はい」に設定する必要があります。
Redwoodページ | プロファイル・オプション |
---|---|
最近のファイル・ロード ステージ表データの削除 |
ORA_HRC_HDL_INT_SPEC_REDWOOD_ENABLED |
プロファイル・オプションを有効化するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- 前述の表に示すように、プロファイル・オプションを検索して選択します。
- 「レベル」として「サイト」を選択します。
- 「プロファイル値」フィールドに「はい」と入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。