新しい基準日在庫評価レポートを使用した在庫価額のレビュー
選択した日付時点の在庫価額を表示およびレポートできるようになりました。 このレポートにより、特定の日付における正確かつアクセス可能な在庫価額データが提供され、それによって的確な意思決定と監査コンプライアンスが確保されるため、在庫および財務業務の柔軟性が高まります。 このレポートは、「スケジュール済プロセス」作業領域から実行できます。
この機能には、次のような利点があります。
- このレポートは、過去の任意の基準日について実行できます。
- このレポートでは、複数の要約レベルがサポートされています:
- 元帳のすべての原価組織。
- 1つの原価組織について:
- 品目および評価ユニット
- 品目および在庫組織
- 品目および保管場所
要約オプション
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
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このレポートにより、既存の期間在庫評価レポートおよび「在庫評価」ページが拡張され、過去の日付の在庫評価を表示するには、これを使用する必要があります。
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会計および月末調整の目的には、既存の期間レポートを使用します。
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このレポートでは、前期間期末在庫残高を基準として使用して任意の基準日の在庫残高が計算され、その日付からユーザーが指定した基準日までの受入および出庫の価額が加算されます。
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レポート・プロセッサを頻繁に実行して、レポートのデータが最新で、かつ期間レポートおよび「在庫評価」ページとの不一致がないことを確認する必要があります。
主なリソース
- Oracle Fusion Cloud SCM: Supply Chain Cost Managementの使用ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- 新機能: 「拡張された期間在庫評価レポートと総マージン・レポートの使用」
アクセス要件
- これらの権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、次の機能にアクセスできます。
- 在庫評価のレビュー(CST_RUN_INVENTORY_VALUATION_REPORT)
- 製品の総マージンの分析(CST_ANALYZE_PRODUCT_GROSS_MARGINS)
- 在庫評価レポートの実行(CST_RUN_INVENTORY_VALUATION_REPORT)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。