検査結果に基づいた問題レポートの自動作成

このリリースより前は、検査プランの定義中に品質問題を作成する処理ルールを定義できましたが、問題レポート機能を実装している場合に、問題レポートを作成するルールを定義できませんでした。

この機能を使用すると、問題レポート機能を利用しながら、問題レポートを作成するための検査プラン処理ルールを定義できるようになりました。 実装したオブジェクトに応じて、2つのオプションのうち1つのみが表示されます。 検査プラン処理ルールを定義する場合は、作成される問題レポートの重大度を指定する必要があります。

問題レポートを作成するためのルールの定義

問題レポートを作成するためのルールの定義

以前に定義した検査プランを使用して検査を実行する場合、検査プラン処理ルールが当初、品質問題を作成するように定義されていたとしても、問題レポートは引き続き作成されます。 重大度値は元のルールで定義された優先度値と同じであるため、既存のプランの新規バージョンを作成する必要はありません。

検査結果に基づいて作成された問題レポートの表示

検査結果に基づいて作成された問題レポートの表示

また、このリリースでは、資産検査結果に基づいて問題レポートを自動的に作成できます。

ビジネス上の利点:

  • 非適合の追跡のための検査失敗と問題レポート間の接続されたクローズド・ループ品質管理

  • 体系的な問題レポートによる、より効率的な検査プロセス

  • 資産タイプ検査結果に基づいて問題レポートを作成する機能

これらの機能のデモを次に示します:

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

問題レポート番号を自動生成するようにパラメータを設定していることを確認してください。

主なリソース

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 検査の機能権限:
    • 検査結果の編集(QA_EDIT_INSPECTION_RESULTS_PRIV)
    • 検査結果の表示(QA_VIEW_INSPECTION_RESULTS_PRIV)
  • 問題レポートの機能権限:
    • 問題レポートの表示(ACA_VIEW_PROBLEM_REPORTS_PRIV)
    • 問題レポートの管理(ACA_MANAGE_PROBLEM_REPORT_PRIV)
    • 変更オーダーの作成(EGO_CREATE_CHANGE_ORDER_PRIV)