Redwood: サプライヤ処理プランによる資格結果の改善
サプライヤ処理プランを使用すると、タスクのリストを割り当てて管理し、サプライヤ資格評価の結果を改善できます。 たとえば、あるサプライヤのサステナビリティおよび環境活動が平均を下回ると評価した後、そのサプライヤに対してISO 14001認証の取得、拡張したサプライ・チェーンからのより優れたカーボン詳細の取得、および社内リサイクル・プログラムの開発というタスクを割当できます。 カテゴリ管理チームは、内部リスク管理にサプライヤ処理プランを使用して、ビジネス継続プラン、バックアップ・サプライヤの識別、供給中断の影響評価などのタスクを追跡することもできます。
責任パーティ、期日および完了要件を割当できます。 タスク所有者は、サプライヤ担当者または内部ユーザーです。 サプライヤ担当者は、サプライヤ・ポータルで割り当てられたタスクを更新できます。 また、サプライヤが特定の資格結果を受け取ったときにすぐに再利用できるように、改善または緩和タスクの標準的なセットを処理プラン・テンプレートとして定義することもできます。
サプライヤ処理プランは、準備を通じてサプライヤ全体のパフォーマンスの向上、リスクの管理および不確実性の軽減に役立ちます。
処理プランの作成
改善プロセスを開始するには、フォローアップ・タスクを必要とする資格の処理プランを作成します。
処理プランの作成
評価シナリオに最適な処理プラン・テンプレートを選択し、処理プランを開始します。 必要に応じて、既存のタスクを編集したり、新しいタスクを追加できます。 タスク割当先および期日を更新して、特定のサプライヤにあわせてプランを調整できます。
処理プランの編集
処理プラン・タスクの完了
タスク実行者に新しいタスクが割り当てられると、実行者に通知が送信されます。
タスク実行者への通知
タスク実行者は、自分に割り当てられたタスクを表示および完了できます。
サプライヤに割り当てられた処理プラン・タスク
処理プランのモニター
プラン所有者は、プラン内のタスクが完了するたびに通知され、レビューを求められます。
タスク完了通知
プラン所有者は、タスクの進捗をモニターして、効果的な監督とタイムリな完了を確保できます。 所有者は、タスクの詳細の編集、期日の更新、タスクの再割当またはプランからのタスクの削除によって、タスクを変更することもできます。
処理プランのモニター
タスクの進捗に基づいて、プラン所有者はサプライヤを再適格化して初期の資格結果を改善できます。
有効化のステップ
- Redwood: サプライヤ処理プランによる資格結果の改善
この機能は、プロファイル・オプションによって制御されます。 デフォルトでは、このプロファイル・オプションは無効になっています。
プロファイル・オプションを有効にするには、次のステップを実行します:
- 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプションORA_POQ_CREATE_ACTION_PLANS_QUALSを検索して選択します。
- プロファイル値を「Y」に設定します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプションを検索して選択: ORA_PER_CHK_ORACLE_SEARCH_INDEX_ENABLED.
- プロファイル値を「Y」に設定します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプションを検索して選択: ORA_PER_CHK_ORACLE_SEARCH_UI_ENABLED.
- プロファイル値を「Y」に設定します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプションを検索して選択: ORA_PER_CHK_ORACLE_SEARCH_DIRECT_INGEST_ENABLED.
- プロファイル値を「Y」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。 プロファイル値の変更は、ユーザーが次回サインインしたときに反映されます。
- 処理プラン・テンプレート
テンプレートは、様々な資格結果またはシナリオにあわせて調整されたタスクの構造化されたセットです。 タスクを構成して、指示や割当先を追加し、タスクの期間および失効条件を指定します。 また、通知およびリマインダを構成して、タスクの割当先および所有者に情報を提供し、スケジュールどおりの進行を確保できます。 タスク・タイプには、様々なビジネス・シナリオ向けに文書のアップロード、外部URL、手動タスク、ビデオ・コンテンツなどがあります。
タスクを含む処理プラン・テンプレート
- 処理プランの検索機能を管理するには、索引定義を作成してOSCSへの初期収集を実行するESSジョブというスケジュール済プロセスを送信します。 プロセスの送信時には、次のパラメータを使用します:
-
fa-hcm-workerjourney
-
fa-hcm-workerjourneytask
- サプライヤ資格の裁量ロールをHCMピラーと同期するには、「SCMジョブ・ロールの同期」スケジュール済ジョブを送信します。 プロセスの送信時には、次のパラメータを使用します:
- ジョブ・ロール: ORA_POQ_SUPPLIER_QUALIFICATION_DISCRETIONARY
- ピラー: HCM
ヒントと考慮事項
- 1つの資格に関連付けできるのは、1つの処理プランのみです。
- 資格の処理プランを表示するには、資格をオープンして「処理プランの表示」を選択するか、「処理プランの管理」にナビゲートして資格を検索します。
- デフォルトでは、処理プランは12か月後にアーカイブされます。 さらに長期間使用できるようにするには、処理プラン・テンプレートの作成時に「アーカイブまでの月数」設定を調整します。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 処理プランの管理(POQ_MANAGE_ACTION_PLAN_PRIV)
- 内部としての処理プラン・タスクの管理(POQ_MANAGE_ACTION_PLAN_TASK_INTERNAL_PRIV)
- サプライヤとしての処理プラン・タスクの管理(POQ_MANAGE_ACTION_PLAN_TASK_SUPPLIER_PRIV)
これらの権限は、この更新で新しく追加されました。
この機能を設定するには、次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが必要です。
- 処理プラン・テンプレートの管理(POQ_MANAGE_ACTION_PLAN_TEMPLATE_PRIV)
- SCMジョブ・ロールの同期(INV_SYNCHRONIZE_SCM_JOB_ROLES_PRIV)
これらの権限は、この更新で新しく追加されました。
- スケジュール済ジョブ定義の管理(FND_MANAGE_SCHEDULED_JOB_DEFINITION_PRIV)
この権限は、この更新よりも前から使用可能でした。