お客様のご提案からのアイデアの1つが実現されました。作業オーダーの一括編集

業務シナリオによっては、作業オーダーの確定や未確定、スケジュールの結果に影響する作業オーダー日付の上書き、およびOracle Cloud Supply Chain Executionにリリースする作業オーダーの選択が必要になります。

以前は、これらの変更を一度に1つずつ行うことができました。 この更新では、複数の作業オーダーを同時に編集できるため、スケジューリング・プロセスが効率的かつ合理的になります。

作業オーダー表の次のフィールドを変更すれば、生産スケジューリングの解決およびリリース処理を変更できます:

  • 確定ステータス
  • リリース用に選択済
  • 最早開始日
  • 希望入手日上書き

「確定ステータス」および「リリース用に選択済」フラグは、「はい」または「いいえ」に設定できます。「最早開始日」および「希望入手日上書き」フィールドは特定の日時に設定するか、現在の値を削除してNULL状態に設定できます。

表で1つ以上の作業オーダーを選択します。 様々なユース・ケースをサポートするために、関心のある作業オーダーを複数選択するための様々な方法を選択できます。次に例を示します:

  • 特定の品目を生成するすべての作業オーダーに「リリース用に選択済」フラグを設定する場合:
    1. その品目で表をフィルタします。
    2. 表の左上隅にあるチェック・ボックスをクリックして、フィルタされたすべての作業オーダーを選択します。
  • 特定の時間範囲の特定のリソースにスケジュールされているすべての作業オーダーに対して「確定ステータス」を設定する場合:
    1. ガント・チャートでそのリソースを見つけて、適切なズーム・レベルを設定します。
    2. ガント・チャートで複数の作業オーダー工程を選択します。
    3. 表の上にある「ガント・チャート選択によるフィルタ」モードをアクティブ化します。
    4. 表の左上隅にあるチェック・ボックスをクリックして、表でフィルタされたすべての作業オーダーを選択します。
  • 特定の日にスケジュールされた作業オーダーの「最早開始日」または「希望入手日上書き」を変更する場合:
    1. 開始日または完了日で列ソートを使用します。
    2. その日付範囲の最初の日付をクリックし、最後の日付までスクロールして、関連するものを選択します。
    3. [Shift]キーを押した状態で選択項目をクリックします。

もちろん、表の内容のフィルタと列のソート機能を組み合せて、変更する作業オーダーを取得することもできます。 関心のある作業オーダーを選択した後、作業オーダー表の上にある「編集」アイコンをクリックして一括編集サイド・ドロワーを開き、編集可能フィールドに目的の値を指定できます。

品目列でソートされた表で、一括編集用に選択した作業オーダー。

品目列でソートされた表で、一括編集用に選択した作業オーダー

「確定ステータス」の場合とは異なり、「希望入手日上書き」および「最早開始日」は製造アプリケーションにリリースされないことに注意してください。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。 手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

「作業オーダーの一括編集」機能を使用する場合は、その親機能である「生産スケジューリング」にオプト・インする必要があります。 この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません

主なリソース

  • Redwoodエクスペリエンスの詳細は、https://redwood.oracle.com/を参照してください。

アクセス要件

この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)

この権限はこの更新より前に使用可能でした。