お客様のご提案からのアイデアの1つが実現されました。生産スケジュールでの保守作業オーダーによるリソース生産能力の変更の考慮

以前は、スケジュールをリフレッシュするたびに、生産スケジュールにダウンタイムを手動で追加する必要がありました。 この更新により、Oracle Cloud Supply Chain Executionからの保守作業オーダーによるダウンタイムが、生産スケジュールのリソース可用性に正確に反映されるようになり、生産スケジュールの全体的な実行可能性が向上しました。

スケジュールでの保守作業オーダーの考慮方法を決定する新しいスケジュール・オプション

製造スケジュールの作業オーダー・セットは、スケジュール・オプションで保守されているスケジュール・スコープ定義、具体的には組織、品目カテゴリおよびスケジュール範囲から導出されます。 これらの作業オーダーとその作業定義に関連付けられているすべてのワーク・センター・リソースもこのスケジュールに含まれます。

スクリーンショットに示すように、このスケジュール・オプションで「製造スケジュールで保守ダウンタイムを考慮」オプションを選択した場合は、スケジュールに含まれるワーク・センター・リソースに関連付けられた資産に対する保守作業オーダーも、スケジュール範囲内であれば考慮されます。

スケジュールでの保守作業オーダーの考慮方法を決定する新しいスケジュール・オプション。

スケジュールでの保守作業オーダーの考慮方法を決定する新しいスケジュール・オプション

解決プロセスでは、Cloud Supply Chain Executionで保守される保守作業オーダーの開始時間が尊重されます。

保守作業オーダーはカレンダ・イベントと同様に処理されるため、ワーク・センター・リソースの生産能力が低下します。 製造作業オーダー工程は、保守作業オーダーの開始前に開始し、保守の期間中一時停止してから、保守の完了後に再開できます。

1より大きなデフォルトの使用可能ユニットがCloud Supply Chain Executionで設定されているワーク・センター・リソースについては、保守作業オーダーの期間中、そのワーク・センター・リソースに対する保守作業オーダーにより、生産スケジューリングのリソース生産能力ユニットが1ユニット減らされます。

拡張スケジュール・オプション「変更時にリソース・カレンダを考慮」が選択されている場合、設定やクリーン・アップなどの生産変更の実施中に、リソースのダウンタイムおよび保守作業オーダーが考慮されます。 これが選択されていない場合は、リソースのタウンタイムおよび保守中に、生産変更がスケジュールされる場合があります。

この結果、確定作業オーダーと保守作業オーダーが重なった場合でも、確定作業オーダーが保守作業オーダーの影響を受けません。 このような重なりはガント・チャートに表示されるので、保守作業オーダーのタイミングを変更するか、確定作業オーダーを移動するかを決定して実行可能にできます。

「保守」タブおよびガント・ビジュアライゼーション。

「保守」タブおよびガント・ビジュアライゼーション

使用可能なデフォルト単位が1より大きいリソースの保守作業オーダーは、親の行にのみ表示されます。 開始時間と終了時間が重なる複数の保守作業オーダーがリソースにスケジュールされている場合は、それらは縦方向のオフセットで表示されます。

「保守」タブで行を選択すると、対応する保守作業オーダーがガント・チャートで選択されます。その逆も同様です。 特定の保守作業オーダーを見つけるには、「保守」タブで作業オーダーまたはリソースでフィルタするか、「ガント・チャート選択によるフィルタ」機能を使用します。

製品スケジューリング内でシナリオを検討する目的で保守作業オーダーのタイミングを変更するには、「保守」タブに「開始時間上書き」を入力できます。 「開始時間上書き」は、後続の解決処理で考慮されますが、保守作業オーダーが製品スケジューリングのリリース・プロセスに含まれていないため、Cloud Supply Chain Executionには同期されません。 ディープ・リンクを使用すれば、Cloud Supply Chain Executionの製品スケジューリングから保守作業オーダーに簡単にナビゲートして必要な変更を入力できます。

「リソース稼働率」ビューには、実行時間、変更時間、ダウンタイムおよびアイドル時間に加えて、リソースまたはリソース・グループの保守時間が日別または週別に表示されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。 手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

「生産スケジュールでの保守作業オーダーによるリソース生産能力の変更の考慮」機能を使用する場合は、その親機能である「製品スケジューリング」にオプト・インする必要があります。 この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません

主なリソース

  • Redwoodエクスペリエンスの詳細は、https://redwood.oracle.com/を参照してください。

アクセス要件

この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)

この権限はこの更新より前に使用可能でした。